4月8日(土)は言わずと知れたAEROSMITHのフロントマン、スティーヴン・タイラーのソロキャリアとして初めての来日公演を観にZepp Osaka Baysideに行って来ました!
 
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生憎の雨模様の中、会場のZepp Osaka Baysideの前には入場を待つ長蛇の列!
それもそのはずで、あのスティーヴンがスタンディングのライヴハウスで観れると言うサプライズ公演の為、この日のチケットは勿論ソールド・アウト!
 
整理番号が早かったので、下手側の最前列の端の方でスタンバイ!
 
今回のライヴは、カントリー・アレンジのソロアルバム「SOMEBODY FROM SOMEWHERE」リリースに伴う大阪公演で、エアロのヒット曲「JADED」でスティーヴンと共作したマーティ・フレデリクセン(G)率いるTHE LOVING MARY BANDをバックバンドに迎えてのライヴとなります。
THE LOVING MARY BANDは、女性リズム隊、ツインギター、バンジョーと、マルチプレイヤーでコーラス、アコギ、ピアノ、アコーディオン、ブルースハープ等、何でもこなすスージー・マクマホンによる6人編成のバンド。
 
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ステージ後方には、上手側にピアノ、中央に様々な楽器が置かれた台、下手側にドラムセットが設置されていて、スティーヴンの立ち位置であるステージ中央がせり出した形になっている。
スクリーンにはモノクロの画像が繰り返し映し出され、カントリーの曲がBGMで流れる中、開演予定時間を過ぎてからスタッフが3つの台にシナモン系のお香を炊き始める。
そして、19時10分頃 場内が暗転!

場内にエアロの名曲「Dream On~Janie's Got a Gun…」が流れスクリーンの画像がスティーヴンの幼少時代からのダイジェストに変わり、THE LOVING MARY BANDのメンバーが登場し、それぞれの立ち位置にスタンバイ!
そして、主役のスティーヴン・タイラーがステージに登場するとフルハウスの客席から大歓声が上がる!
 
バンドがエアロの名曲「Sweet Emotion」のイントロを奏でると、スティーヴンが「オーサカー!」と叫び、巨大なマラカスを振ってオーディエンスを煽る!
バックのメンバーが変わっても、唯一無二のスティーヴンの存在感と声にただただ圧倒されました!
まさに永遠のロック・スターです!
 
続けてエアロの名バラード「Cryin'」がプレイされ、イントロで使用したブルースハープを客席に投げ入れる!
ゲットした人が羨ましい(笑)!
スティーヴンが下手側に向かって来てくれたので喜んだが、通り過ぎて客席から見えにくステージ袖で歌い出したので不思議に思ったが、どうやらVIPチケットのお客さんがそこで観ていた様です。
 
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「ドモアリガトゴザイマス!俺は日本をとても愛してるし、皆んなが俺達を愛してる事も知ってるよ!」と、スティーブンが挨拶をして、「I'm Down~ Oh! Darling」のメドレーとエアロのライヴでもお馴染みの「Come Together」と言ったTHE BEATLESのカバー曲を続けてプレイ。
 
「『SPACE BATTLE SHIP ヤマモト』だっけ? 皆んな知ってるよな?
マーティと演るから目を閉じて、映画を思い浮かべてくれ。」
と、キムタク主演で実写化された映画の主題歌のバラード「Love Lives」を2人で1コーラスだけプレイ。
スティーブンがマーティを紹介すると、マーティが「BUCKCHERRYの曲だよ。」と言ってバラードの「Sorry」を1コーラス歌いました。
…これが結構上手い!
で、知らなかったけど、マーティはこの曲にもコンポーザーとして関わってたんやね。
バンドは続けて、スティーヴンとマーティの共作でエアロのヒット曲「JADED」をプレイしました!
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スティーブンがMCでジョー・ぺリーや、ナッシュビルでのレコーディングの逸話を語り、「SOMEBODY FROM SOMEWHERE」から「Love Is Your Name」がプレイされた後、MCをしながら、スティーブンがブレスレッド等、身に着けているアクセサリーを次々と目の前のファンにあげてました!
…羨ましい、その2(笑)!
 
スティーブンがウクレレでサラリと弾き語りをした後、ソロアルバムからほのぼのとした「I Make My Own Sunshine」をプレイ。
 
「ウイスキーを飲んで酔っ払いながら、64年か65年にラジオのイージーリスニングで少女が歌ってるのを聴いたんだ。こんな風にね。」
と、ベースのリン譲を紹介し、リンがパワフルでクリーンな美声を聴かせ、ジャニス・ジョップリンの「メルセデス・ベンツ」を1コーラスだけスティーヴンとデュエットし、続けてジャニスがカバーした事で有名な名曲「心のかけら」がプレイされる!
個人的には「SOMEBODY FROM SOMEWHERE」収録曲の中でハイライトのこの曲が素晴らしい流れで生で聴けて嬉しかったです!
 
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ドラムイントロに合わせてスティーブンがオーディエンスを煽り、オーディエンスが「Hey!Hey!」と応え、エアロの代表曲「Livin' on the Edge」、ソロアルバムのタイトルトラック「We're All Somebody From Somewhere」がプレイされた後、
「トーキョー フツカメ、『ブドーカン』を忘れるなよ(笑)!」とスティーブンが片言の日本語を交えてMCを行い、エアロの名バラード「What It Takes」がプレイされました!
 
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ソロアルバムから「My Own Worst Enemy」がプレイされ、エンディングのパートでスティーブンがピアノを披露し、そのまま弾き語りからエアロの超名曲「Dream On」に繋がる感動的な演出で終盤を迎えました!
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バンドがエアロのライヴでも定番曲のTHE YARDBIRDSで有名な「Train Kept A-Rollin' 」のイントロを奏でると、それに乗せてスティーブンがメンバー紹介を始め、スージー譲を紹介する際にCCRの「Suzie Q.」をサラリとジャムりました!
勿論、「Train Kept A-Rollin' 」では、「All!Night!Long!」の大合唱!
「オーサカー!ドモアリガトゴザイマース!」とスティーブンが感謝の言葉を叫び、本編終了!
 
アンコールではソロアルバムにカントリーアレンジで再録されたエアロの名曲「Janie's Got a Gun」、改めて今回のソロ活動での相棒のマーティを紹介し、「Only Heaven」、イントロでスティーヴンがコンガを叩きオーディエンスを煽りエアロの代表曲「Walk This Way」をプレイし、大団円!
…かと思いきや、スティーヴンが突然咆哮!
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なんと、ここでLED ZEPPELINの「Whole Lotta Love」がプレイされました!
しかし、スティーヴンが2コーラス目を歌い始めたのにバンドが演奏を切りあげた為に、スティーヴンがドラマーに詰め寄って確認しに行ってました。
…多分、スティーヴンが段取りを間違えたんやろね(笑)。
 
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カントリーの曲がエンディングSEで流れる中スティーヴンの画像がスクリーンに映し出されて約1時間40分のライヴが終了!
 
1994年の「GET A GRIP」リリースツアーでエアロのライヴを初体験して以来、エアロが来阪する度にライヴに参戦しているが、すべてアリーナ/スタジアムクラスの会場でした。
今回、ソロアーティストとしての大阪公演ではありますが、あのスティーヴン・タイラーを「ライヴハウス」の最前列で観れた事は一生の思い出になりました!
 
69歳にして全く衰え知らずのロック・スター、スティーヴン・タイラー!
言うまでもなく、最高でした!
 
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↑セトリGETした方に撮らせて頂きました!
ありがとうございました!

STEVEN TYLER @ Zepp Osaka Bayside (2017.04.04.) セットリスト
1. Sweet Emotion
2. Cryin'
3. I'm Down  (THE BEATLES cover)
~ Oh! Darling  (THE BEATLES cover)
4. Come Together  (THE BEATLES cover) 
5. Love Lives
~ Sorry (BUCKCHERRY cover)
6. Jaded
7. Love Is Your Name
8. I Make My Own Sunshine
9. Mercedes  (Janis Joplin cover) 
~ Piece of My Heart  (Erma Franklin/Janis Joplin cover) 
10. Livin' on the Edge
11. We're All Somebody From Somewhere
12. What It Takes
13. My Own Worst Enemy
14. Dream On
15. Suzie Q. (CCR cover)
~ Train Kept A-Rollin'  (Tiny Bradshaw/THE YARDBIRDS cover) 
Encore
16. Janie's Got a Gun
17. Only Heaven
18. Walk This Way
19. Whole Lotta Love  (LED ZEPPELIN cover) 
 
 
 
 
追伸。
 
この日、スティーヴンのライヴの真っ最中、タワレコ梅田NU茶屋町店で19時からZIGGYの森重樹一さんのCD発売記念トーク&サイン会が開催されました。
もちろん俺は参加出来ませんでしたが、16時頃、別件でタワレコに寄った際に、偶然森重さんに遭遇しました!
 
昼間に名古屋でインストアイベントを行ってたはずなので、こんな早い時間に大阪入りしているとは思わなかったのでビックリしましたが、アワアワしながら握手をお願いしたら、マスク越しですが優しい笑顔で快く応えて頂きました!
 
今回、モンスターバンド「AEROSMITH」の看板を背負わずに、ファミリー的なメンバーに囲まれて伸び伸びと楽しそうに歌うスティーヴンの姿に、MJBで歌う森重樹一さんの姿が重なりました。
 
そして今日は、ZIGGYの看板を背負って歌う森重樹一さんを観に神戸 VARIT.に行きます!
森重さんに全力で声援を送ります!