リハビリ開始（笑）！
2016年大晦日はLOUDNESSの高崎晃さん（G）&山下昌良さん (B)、X-RAYの高橋 ロジャー 和久さん（Ds）、THE冠の冠徹弥さん（Vo）、JIMMY LEO GROUPのNARUさん（Key）によるスーパーセッション・バンド、mindblow Special Bandが出演する年越しイベント、「mindblow Rock Fes Vol1 Countdown Live!!」を観に梅田 Zeelaへ行って来ました！
2015年-2016年にかけて出戸ORTO LOUNGEで開催された「New Year Countdown 2016｣に続き２年連続で高崎さん&山下さんによるカウントダウン・ライヴが大阪で見れるなんて、LOUDNESSファン冥利に尽きます！
前年は19時30分開演でサポートアクトが５バンドだったカウントダウンライヴですが、今年は21時スタートでサポートアクトは２バンド。
主催者が変わった事もあるが、長丁場のスタンディングイベントに耐えられないオールドファンに配慮したんかな（笑）。
開演予定時刻を５分程過ぎてイベントがスタートしました。
①Kill My 27 (21:05～21:55)
黒系で統一された衣装の３ピースのギャルバンで、グランジ色の強いラフなガレージロックをプレイ。
リズム隊のグルーヴ感はなかなかのモノだが、か細い上にエコーがきつくて全く聞き取れないヴォーカルは、メタル耳の俺にとっては聴くに堪えないレベルでした。
MCらしいMCを挟まず、観客も煽らず、50分間 ただただ自分達だけの世界に浸ってました。
独自の世界観を確立してるつもりなのだろうが、ステージの演者とフロアの観客の間の温度差が歴然としていて、サポートアクトとして場を温めると言う役割は全く果たせていなかった。
…と言うより、場を温めるつもりも無かったんだろうけどね（苦笑）。
この日の観客はオールドファンが多かったので元々アウェイだった所に加えて、サポートにしては長過ぎる演奏時間で自己満足のステージを展開した為、フロアのしらけた空気に拍車が掛かりました。
はっきり言って、共感出来る部分が殆ど無い50分は 俺にとっては ただ苦痛なだけやったし、こんな石頭の観客の前で演奏させられた彼女達も可哀そうやったね。
まぁ、彼女達には彼女達の演りたい音楽があるんだろうし、支持するファンもいるのだろうけど、今回の対バンの音楽性を考えると、完全にブッキングミスですね。
②N.S.G. (22:10～23:20)
広島のロックバー、スマトラタイガーのオーナーである高橋啓介さん (G)率いるマイケル・シェンカー・トリビュートバンド、「流川・シェンカー・グループ」。
ベースは元SABER TIGERの木本高伸さん。
ステージを覆ったカーテンが開き、MSGのインストナンバーの名曲「Into the Arena」でライヴがスタート！
前のバンドが作った冷え切った空気を一気に熱くしてくれました！
そして、事前情報が無かったのでライヴ開始直後に気が付きましたが、ドラムを叩いているのは、なんと、元ANTHEMのMAD大内さんじゃないですか !!
これは、嬉しいサプライズやなぁ～！
続けてバンドがMSGの名曲「Armed and Ready」のイントロをプレイし始め、ステージに登場したヴォーカリストはDEAD EYED SPIDERの実力派シンガー、千田忠彦さん！
オリジナル・ヴォーカリストさんの都合がつかなかった為、ピンチヒッターで参加してくれたそうです。
これまた嬉しいサプライズ！
因みにキーボドもオリジナルメンバーさんの都合がつかなかった為、ピンチヒッターのお姉さんが弾いてくれてました。
…正月やから、皆さん忙しいのね（笑）。
SCORPIONSの「Love Drive」、MSGの「Captain Nemo」、「Rock My Nights Away」と名曲を次々プレイ。
後半戦は「Too Hot to Handle」、「Doctor Doctor」、「Lights Out」、「Rock Bottom」と、UFOの名曲をほっこりとしたMCを挟みながらプレイし、フロアの観客を巻き込み盛り上がりました！
…高橋さんのMCが長いのでMADさんが「カウントダウンの時間になっちゃうよ（笑）。」と、たしなめてたのが笑えました。
予定通りのアンコール（笑）でSCORPIONSのインストナンバー「Coast to Coast」、UFOの「Only You Can Rock Me」をプレイし、約70分のライヴが終了！
千田さん、MADさんのサポートで、スパーバンドと化したN.S.G. ！
大晦日に最高のMSGトリビュートを見せてもらいました !!
③mindblow Special Band (23:35～1:10)
約15分のセットチェンジを挟み、場内が暗転。
バンドがLED ZEPPELINの「移民の歌」の骨太なイントロを奏でると、ステージを覆ったカーテンが開き、mindblow Special Bandの姿があらわになる。
高崎さんは「SAMSARA FLIGHT」Tシャツ、短パンにベースボールキャップ姿で、いわゆるプライベート・スタイルでした。
山下さん、ロジャーさんもラフなスタイルでしたが、冠徹弥さんはTHE冠のステージ衣装で気合充分！
ロジャーさんのタイトなドラムに山下さんのグルーヴィーなベースが重なり、冠さんのハイトーンシャウト、高崎さんの超絶ギターが乗り、本家よりメタリックな「移民の歌」がプレイされました！
それにしても、約１か月前にZepp Nambaの中盤で見てた高崎さんと山下さんのプレイを、数十センチの至近距離で堪能出来るなんて、幸せやなぁ～ !!
「やろうぜ大阪！大晦日やで～！次はこの曲ダァ～～～！」
と冠さんがハイトーンで叫び、早くもキラーチューンの「Crazy Doctor」がプレイされるとフロアの観客が一気にヒートアップし、後ろからの圧力が増しました！
更に高崎さんのディストーションの効いたギターが唸り、「Speed」がプレイされるのかと思いきや、プレイされたのは、名曲「In The Mirror」！
12月1日の大阪単独公演ではプレイされなかっただけに、嬉しかったな～。
バンドはLED ZEPPELINの「胸いっぱいの愛を」、冠さんがバックステージに下がり、ロジャーさんのドラムソロをフューチャーしたインストナンバー「Moby Dick」をプレイ！
カウントダウンの時間が迫っていたのでロジャーさんのドラムソロで時間調整したんやろね（笑）。
2016年も残すところ２分となり、冠さんがステージに再登場、更にここでNARUさん（Key）がバンドに加わり、10秒前からカウントダウンを行う！
冠さんの「Happy New Year !!」の掛け声で2017年の幕が開きました !!!
「新年 一発目はこの人に歌って貰いましょう！」
と冠さんが高崎さんを紹介しバックステージに下がり、昨年同様MOUNTAINのアーシーなバラード、｢Theme For An Imaginary Western ｣がプレイされました。
この曲は高崎さんが高校時代、樋口さんと文化祭で演奏した思い出の曲だそうです。
続けてバンドは第１期 DEEP PURPLEのインストナンバー、「Wring That Neck」をプレイ。
カバーされる事が少ないレア曲ですが、NARUさんのオルガンが栄える曲でした。
冠さんがステージに戻り、メンバー紹介を行う。
ここまで、カウントダウンの時間調整もあり自由にMCが出来なかった冠さん、水を得た魚の様に生き生きと喋ってました（笑）。
大阪出身の高崎さん、山下さん、ロジャーさん、京都出身の冠さん、神奈川出身ながら現在大阪在住のNARUさんを「関西もん」と一括りにしG.F.R.の「We're An Amelican Band」のサビを「We're Kansaimon Band」に変え観客に合唱させてました（笑）！
バンドは続けてLOUDNESSのレア曲で「DRAGON」収録の軽快なR&Rナンバー「Crazy Go-Go」をプレイ！
いわゆる「インド３部作」の中でも珍しくライヴ映えする曲で、MASAKIさんとはタイプが違いますが、冠さんのロブ・ハルフォード風のハイトーンヴォイスがハマってました。
DEEP PURPLEの名曲「Highway Star」をプレイした後、高崎さんとの共演が多い天才少女ギタリストの桜花ちゃんが登場し、ツインギターでDEEP PURPLEの「Burn」がプレイされ、大盛り上がりで本編終了！
アンコールの拍手に応え、高崎さん、冠さん、ロジャーさん、NARUさんがステージに登場。
山下さんは一旦登場するが、現在LAZYでサポートベーシストを務めるお弟子さんを紹介し、バックステージに下がりました。
ここで、２人目のゲスト（笑）として、昨年、急遽ステージに上げられ残念な結果になった、高崎さん行きつけの西田辺のバーのママが登場！
「Milky Way」を熱唱し、リベンジを果たしました。
…照れ隠しで客席に背を向けて歌う姿は褒められたモンではなかったですが、素人にしては頑張ってたと思います（笑）。
山下さんがステージに戻り、高崎さんと沖縄のライヴイベントで共演したと言う 本格派ロック・シンガー、大山まきさんが登場！
更に、スペシャル・ゲストとして44 MAGNUMのギタリスト、JIMMYさんが加わりLED ZEPPELINの「Rock and Roll」をプレイ！
今年も高崎さん&JIMMYさんの２大スターの共演が観れてラッキーでした！
JIMMYさんが大声援を受けながらステージを去った後、ギタリストとして桜花ちゃん、コーラス隊としてN.S.G.のMADさん、千田さん、高橋さんが登場しLOUDNESSの代表曲「Crazy Nights」がプレイされ、もちろん｢M！Z！A！｣の大合唱で盛り上がりました！
主催者のブッキングミスで無駄な時間は有りましたが、N.S.G.、そして mindblow Special BandがHR/HMの名曲の数々をプロフェッショナルな演奏でプレイしてくれたので、メタルファンとして最高の年越しをさせて貰いました！
この勢いで、2017年は良いメタル・イヤーにしたいもんです !!
「mindblow Rock Fes Vol1 Countdown Live!!」@ 梅田Zeela（2016.12.31.)セットリスト
N.S.G.
1. Into the Arena (MSG)
2. Armed and Ready (MSG)
3. Love Drive (SCORPIONS)
4. Captain Nemo (MSG)
5. Rock My Nights Away (MSG)
6. Too Hot to Handle (UFO)
7. Doctor Doctor (UFO)
8. Lights Out (UFO)
9. Rock Bottom (UFO)
Encore
10. Coast to Coast (SCORPIONS)
11. Only You Can Rock Me (UFO)
mindblow Special Band
1. Immigrant Song （LED ZEPPELIN cover）
2. Crazy Doctor （LOUDNESS）
3. In The Mirror (LOUDNESS)
4. Whole Lotta Love （LED ZEPPELIN cover）
5. Moby Dick （LED ZEPPELIN cover）
6. Theme For An Imaginary Western （MOUNTAIN cover）
7. Wring That Neck （DEEP PURPLE cover）
8. We're An Amelican Band (GRAND FUNK RAILROAD Cover)
9. Crazy Go-Go （LOUDNESS）
10. Highway Star （DEEP PURPLE cover）
11. Burn （DEEP PURPLE Cover）
Encore
12. Milky Way （LOUDNESS）
13. Rock and Roll （LED ZEPPELIN cover）
14. Crazy Nights （LOUDNESS）