昨日は元TERRA ROSAのヴォーカリスト赤尾和重さん、鈴木広美さん中心に結成された

本格派様式美メタルバンド KRUBERABLINKAのミニアルバムに続く

初のフルアルバム「海図 ~KAIZU~」のレコ発ライブ

「クルベラブリンカ『KAIZU』レコ発ワンマンをROCKTOWNで!」を観に

阿倍野の商業施設キューズモール4階にるROCKTOWNへ行って来ました!



開演時間の18時30分丁度にTERRA ROSA/KRUBERABLINKAの大ファンであると言う

オープニングアクトのアコースティックデュオのズンコが登場。

40分強のステージで会場を和やかな雰囲気にする。


19時25分頃、場内が暗転し、SEが流れ、ステージを覆ったカーテンが開き

ニューアルバムのオープニングチューンで

12月16日の「メタドリ」で披露済みのスピーディーな様式美メタルチューン

「宇宙は滾れ」で勢い良くライヴがスタート!

続けて1stミニアルバムから「だれも」がプレイされ、MC。


この日は初のワンマンなんで、新譜は勿論、1stミニアルバムも含めて

KRUBERABLINKAとしてレコーディングした全曲プレイする事が告げられる!


まずは、1stミニから、ミドルテンポで赤尾さんが熱唱する「太陽」、

アダルトな雰囲気の「砂山」がプレイされる。


ここからは新譜コーナーで、赤尾さんが

「まず、馴染み易い曲から演るよ~。」

と、言うと、すかさず 他のメンバーから、

「むしろ、馴染み難い曲やろ!」

と突っ込みが入り、「エナメル」がプレイされる。

ミドルテンポのムーディーな曲で、俺の様なメタル耳だと

確かに馴染み難いかも(笑)。


元DANCERの山崎さんのベースソロから

「タイトルを『う行』で統一した」と言う「ズールースーツ」がプレイされる。

歌詞カードを呼んでも 深すぎて意味が解からんぞ~(笑)。


メンバー紹介の後、新譜のタイトルトラック「海図」がプレイされる。

ミドルテンポで始まり、間奏部でテンポが上がる展開のある曲。

赤尾さん、初めてライヴで歌ってみてシンドさを痛感したそうです(笑)。


TERRA ROSA~KRUBERABLINKAを通じて

赤尾さんが初めて挑む本格的なバラードで

赤尾さんがピアノで作曲した「野ばら達へ」は

自分で自分の事を追い詰めたりせずに

もっと自由に生きようと言うメッセージを込めた曲で

「世界は待ってる、世界はOK~」と言うサビの歌詞を じっくり聴いて欲しいそうです。


鈴木さんのギターソロから、

去年5月のクルベラ大阪初ライヴで既に披露されていた

初期RAINBOW風の様式美メタルチューン「帳」、

「この世のものとは思えないスピードナンバー(笑)」の「単細胞」がプレイされる。

俺は、こう言う激しいメタルは大好物です!

歌い終わった後赤尾さん、フラフラでした(笑)。


本編ラストは、1stミニから、

ラストを飾るに相応しい曲「業火」がプレイされ、一旦終了。

アンコールは鈴木さんがアコギを弾く、アーシーなバラード「メロン」。

…って、なんちゅータイトルや!

メタルバンドの曲が「メロン」って(笑)!

しかし、曲中には「メロン」という言葉は出てこず

実はヘヴィーな内容の曲です。


1曲プレイした所で ステージのライトが落とされ

鈴木さん1人を残し 他のメンバーがバックステージに下がる。

オーディエンスも固唾を飲みながら鈴木さんを見つめ

ここで、鈴木さんのソロに入るのかと思いきや

他のメンバーがステージに戻って来て

赤尾さんが「広美、どないしたん?」と尋ねると

鈴木さん、「チューニングしてたら、引っ込むの忘れた。」とポツリ。

場内爆笑!

鈴木さん、見た目はクールそうなのに、実は天然(笑)?


ラストは1stミニのオープニングチューンで、

激しい様式美メタルチューン、「Don't be so mad 」がプレイされ、

2時間近い「KRUBERABLINKA」&「KAIZU」全曲再現ライヴが終了!


しかし、13曲で2時間って、

1曲1曲が長いにしても、喋り過ぎでしょ(笑)!

モチロン、「赤尾さんの関西のオバちゃんトーク」、オモロかったけど(笑)!


個人的には、KRUBERABLINKAの楽曲が全て生で聴けて

それだけでも 充実したライヴでした!



2月16日(土)は、関西は、メタル系のライヴの激戦区で、

元MAKE-UPのNovさん、元GRAND SLAM等のRudyさんが在籍するハードロックバンド

DAIDA LAIDAのレコ発ライヴがOSAKA MUSEで、
Mary's Blood、MOTHERLAKE、Rosario Ark、ACTROID、NORTHWIND SAGAが出演する

メタルイベント「MOVING TARGET 2」が西九条BRAND NEWで、
タイトロープ主催のメタルカバーイベントが心斎橋 Club ALIVE!で、
DESTROSE、D_Drive 等が出演するイベントが京都MOJOで行われ、
客の取り合いになった事が原因だと思うが

クルベラの初のワンマンにしては、動員が少なかった。


ただ、こうして、他のライヴとカブった場合、

クルベラを観たいと思いつつ、

他の会場に行ってしまうファンがいるのが現状。


昨年のゴールデンウイークに行われた

TERRA ROSAの中心人物だった岡垣さん率いるジルプロとの共演では、

フロアを埋め尽くし、満杯状態だった客が

いろんな事情があるにしても、

ワンマンには来ない(来れない)と言う事実を目の当たりにして、ショックを受けた。


俺は、クルベラが、今の日本のメタル界では

様式美バンドとして 最高峰に位置するバンドの1つだと思っているし、

実際、素晴らしい楽曲と、

それを具現化するハイレベルなプレイをしてくれる。


ただ、5月6日に心斎橋JANUSに集まったファンの「期待」に応えない限り、

関西では、なかなか動員が伸びないのかな…。


あと、気になったのが、アンコールの拍手の少なさ。

アンコールは「お約束」かも知れないが

あんなマバラな拍手で ステージに戻って来なけりゃならないバンドが気の毒です(苦笑)。




KRUBERABLINKA @ 阿倍野ROCKTOWN (2013.02.16.)セットリスト
1. 宇宙は滾れ
2. だれも
3. 太陽
4. 砂山
5. エナメル
6. Bass Solo ~

  ズールースーツ ~Zulu Suit~
7. 海図
8. 野ばら達へ ~Dear Wild Roses~
9. Guiter Solo ~

  帳
10.単細胞
11. 業火
Encore
12. メロン
13. Don't be so mad