2月15日(金)は、新進気鋭の呼び屋、CHAOTIC TAPESTY主催の
「Valentine Smasher Tour 2013」を観に心斎橋PANGEAへ行って来ました!
CHAOTIC TAPESTYさんは海外・国内のアンダーグラウンド系の
エクストリームメタルバンドを集めたイベントを開催するプロモーターで、
昨年11月に「EXTREME METAL OVER」で DEALS DEATHとBLOODSHOT DAWNを招聘。
今回イベントでは、ベルギーの老舗デス/グラインドバンドABORTEDと
そのABORTEDのメンデル(Vo)の別プロジェクトSYSTEM DEVIDEを招聘、
更に国内外のバンド計8バンドが出演する事となりました。
しかし、平日に、8バンドって…(汗)。
普通の会社員の俺は 当然の如く、
17時10分の開演時間に間に合わず、途中参戦となりました。
18時過ぎに会場に着いた時点で既にTotentanZの出番が終了していて、
東京のブルータルデスメタルバンドDesecravityが演奏中でした。
この時点で70~80人のオーディエンスが集まっている。
次のセットチェンジをしているのはSerenity In Murder。
もっと後で出演するものと思っていたが、間に合って良かった。
③Serenity In Murder (18:55~19:25)
前回の「EXTREME METAL OVER」にも出演した
東京のシンフォニックデスメタルバンド。
女性ヴォーカルのEmiさんとリードギターのFreddyさん以外は
短髪でフツ―の兄ちゃん達だが、
サウンドは本格的で、海外のバンドにも引けを取らない位カッコイイ。
前に観た時よりも堅さが取れ、激しくヘドバンするなど、
アグレッシヴな動きになって来た。
これでメンバー全員長髪だったら、もっとカッコいいのだが(笑)。
④EMPIRE (19:45~20:10)
オーストラリアの5人組Nu-METALバンドで
ギターの片割れは日本人サポート?
デカい専任ヴォーカリストは絶叫ヴォイスで
ドレッドヘアーのギタリストがノーマルヴォイスのメロディアスなパートを担当。
前半は干渉モードだったオーディエンスも
後半はモッシュサークル作り盛り上がる。
⑤Karmachain (20:30~21:00)
地元大阪の5人組で、Jロックにも通じる
キャッチーなメロディーのヘヴィーロックバンド。
女性の固定ファンが最前列を陣取る中、
ドレッドヘアーで髭面でニコヤカな兄さんが絶叫ヴォーカルと
腰の低いMCで一部の観客と盛り上がるが
全体的には、御休憩タイムだったかな(汗)。
個人的には嫌いではないが、今回のイベントでは
正直、浮いた存在だった様に思う。
⑥DEVOUR THE MARTYR (21:10~21:40)
オーストラリアの4人組、ドゥームメタルバンド。
ディスト―ションを効かせたブリブリなベースが印象的。
ヴォーカルはハーフ瓶から直接 焼酎を飲みながらライヴしてました。
音楽性がヘヴィー過ぎて、
オーディエンスにモッシュする様に煽るが、2人しかしてませんでした。
そりゃそうだろ~(笑)。
俺はこう言う音も好きなんで、30分間、気持ち良くアタマ振らせて貰いました。
⑦SYSTEM DEVIDE (22:00~22:30)
ABORTEDのヴォーカリストメンデルが、美人の嫁のミリと組んでいる別プロジェクトで
ブラストビートの効いたゴシックメタルサウンドの6人組バンド。
長身、スキンヘッドで男らしいメンデルが 当然、絶叫ヴォイスで
黒のボンデージ系の衣装を着たミリがクリーンヴォイスを担当。
唯一のアルバム「THE CONSCIOUS SEDATION」レコーディング時にドラマーを務め
去年、FEAR FACTORYのメンバーとして来日したマイク・ヘラ―は
FEAR FACTORYに引き抜かれたのかどうかは知らないが、今回は不参加。
このSYSTEM DEVIDEにしても、ABORTEDにしても
レコーディングメンバーとツアーメンバーが違うので
正直、メンデルとミリ以外は、誰が来たのか判りません。
バックを務めるメンバーも演奏力が高く
特に、上手のモヒカン刈りの黒人ギタリストは、テクニカルなギターを披露。
「THE CONSCIOUS SEDATION」中心とした30分のライヴで
早いパートになると、モッシュサークルが出来て、盛り上がってました!
ABORTEDよりも一般受けするサウンドなので、
ゴシックメタルや女性シンガーが好きなメタルファンに聴いて貰える機会があれば
もっと、売れる可能性を秘めたバンドでした。
⑧ABORTED (22:40~23:20)
本日の主役、1995年に結成されたベルギーの5人組老舗デス/グラインドバンドABORTED!
と、言っても今回の来日が決定するまで
バンド名を聞いた事がある位で、実際、音源も持っていなかったので
取りあえず最新アルバムの「GLOBAL FLATLINE」のみ購入して、ライヴに臨みました!
だから、当然、セットリストはサッパリ判りません(笑)。
今回のツアーメンバーはSYSTEM DEVIDEのメンバーと殆どカブっていて
下手のギタリストが変わった(?)位で、
後の4人が同じだったので、10分足らずでセットチェンジが行われた。
ライヴが始まった途端、モッシュ、ダイブが始まり、大盛り上がり!
正直、今回のイベントでは、終始「大暴れ」出来る音楽性のバンドが居なかったので
ABORTEDを観に来たファンには 鬱憤が溜まっていたんだろうな~(笑)。
終始、傍若無人、且つテクニカルなデス/グラインドをオーディエンスに叩きつけ、
アンコール無しの40分のライヴがあっと言う間に終了!
物足りな~い !!
…でも、終電が近かったんで、ダッシュで帰りました(苦笑)。
「Valentine Smasher Tour 2013」
大阪に居ながらにして、海外のカルト的なアンダーグラウンド系のバンドを
安価で観れる素晴らしいイベントでした!
個人的には、バンド数を絞って、メインアクトのABORTEDの演奏時間がもう少し長ければ
大満足で、帰れたんだけどな~。
その点だけが残念でした。
SYSTEM DEVIDE @ 心斎橋PANGEA (2013.02.15.) セットリスト
1. Purity In Imperfection
2. Repent/Forget
3. An Intoxicating Affair
4. Ephemaer
5. The Apex Doctrine
6. Stagnant Progression
7. Vagaries of Perception