2月3日(日) は、北の凶獣・SABER TIGERの

「MESSIAH COMPLEX」リリースツアーの大阪公演を観に

福島区にあるLIVE SQUARE 2nd LINEへ行って来ました!


JR神戸線の高架下にある このライヴハウスには初めて行きましたが

会場内は狭く、キャパは250人。


俺が入場した時点で ステージ前方の2~3列位は

既にSABER TIGERの新旧のTシャツを着た熱心なファンで埋まり

硬派で男臭いメタルバンドなのに女性ファンが多い。


開演時間 間際には、狭いフロアが程良く埋まり、

GUN BRIDGEのレコ発主催ライヴを始め

関西各地で様々なHR/HMのライヴイベントがカブった割には

なかなかの客入りだ。



開演時間の18時半丁度に場内が暗転し

昨年10月に発売された最新アルバム「MESSIAH COMPLEX」の

オープニングを飾る「Engrave」がSEで流れメンバーが続々と登場!

最後に登場した 黒のロングコートを着た下山゛アニキ″武徳さんの

「Rise our flag!」の雄叫びから

アルバムの流れ通り「Messiah Complex」になだれ込む。

ステージ前方のファンは激しいヘッドバンギングで応えている!


続けて 前作「DECISIVE」から「At The Front」がプレイされ

SABER TIGERの創始者で ファンから愛情を込めて

「御大」と呼ばれるギタリストの木下昭仁さんと

HARD GEARでも活動している田中゛マシーン″康治さんの

ギターチームの相性も良く

テクニカルなフレーズをいとも簡単に紡ぎ出す。


HARD GEARのドラマーでもある水野泰宏さんの

タイトで力強いドラミングがバンドの屋台骨となり、

長身・細身・長髪で、時折ベースを立てて弾く

元PRECIOUS/CONCERTO MOON/DOUBLE DEALERの木本高伸さんの

派手なプレイがステージに華を添える。


そして、日本人屈指の実力派メタルシンガー、下山アニキの

「強烈な歌声」が混然一体となってオーディエンスを圧倒する。


下山アニキがMCで語る様に、2010年末に固定された

「現在のSABER TIGER」が絶妙なバランスで、

バンドの状態の良さが窺える。


その下山アニキが 2012年は大阪を含めた西日本でライヴを行えなかった事を謝罪し、

この日のライヴで「MESSIAH COMPLEX」から全曲プレイされる事が宣言され、

「Counterpart」、「Casualties 」、「Violent Ignorance」、

更に先行シングル「Hate Crime」収録曲の「Black Fang」の

激しいメタルチューン 4曲が立て続けにプレイされる!

バンドもオーディエンスも休む間が無い怒涛の4連発!


ここからは下山アニキ言う所の じっくり聴かせる「大人なコーナー」で

ミドルテンポの「Bad Visions」、

SEをバックに下山アニキが独唱状態のバラード「The Moment Of Our Lives」からの

「Reminiscence: Path Of Ligh」、「Push」が

アルバムの流れ通りに組曲の様な感じでプレイされる。

更に「Endsville」が続けてプレイされ、

このコーナーでは 「MESSIAH COMPLEX」から5曲連続披露された。


ここで、下山アニキの口から、SABER TIGERが今

ヨーロッパ各地で高い評価を受けていて

ライヴのオファーが複数来ていて、準備中である事、

その後、ニューアルバムの制作に入る事、

9月7日(土)に「HAMMER BALL」の第2回目の開催が決定した事が告げられるが、

いずれも大人の事情で詳細が発表出来ないそうです(笑)。


下山アニキが「真っ向勝負の覚悟はいいか!」と叫び、

ここからは終盤に向けてSABER TIGER名物の「怒涛の4連発」!


前作「DECISIVE」収録の「Avenger」、

ニューアルバムから「The Activist's Creed」、「Hate Crime」がプレイされ

この時点で予告通り「MESSIAH COMPLEX 全曲再現」が完了!


本編ラストでは「DECISIVE」のオープニングチューンの「The Hammer」がプレイされ、

ステージ前方はヘッドバンギングの嵐で大盛り上がり!


アンコールでは前作「DECISIVE」からヘヴィーな「Bionic」と「Painted Red」をたたみ掛け、

一旦、バックステージに戻り、マーチャンのTシャツに着替えた後、

「Virtual Unreality」と

「PARAGRAPH Ⅳ」でリレコディングされ、新しく生まれ変った

「The Vague Blessings」がプレイされる。


更にサードアンコールでは「DECISIVE」収録曲で

PVにもなった「Angel Of Wrath」がプレイされ、

20曲、2時間30分に亘る、中身の濃いライヴが終了!



終わってみれば、「The Vague Blessings」以外は

現メンバーになってから制作された

「MESSIAH COMPLEX」、「DECISIVE」の2枚からの楽曲で構成されたセットリストで、

「現在のSABER TIGER」に対するバンドの自信が窺えるライヴだった。


そして、この2枚のアルバムの楽曲が

高品質のメタルチューンである事が実証されたライヴだった。



今更 言うまでも無い事ですが、

SABER TIGERは本当に凄いHEAVY METAL バンドです!


ライヴ終演後にはマーチャン購入者を対象としたサイン&握手会も行われ

最後まで、ファンに対する感謝の気持が伝わるライヴでした!


次の関西でのライヴは、いつになるのか 全く未定ですが

現メンバーのSABER TIGERを

また、観れる日を楽しみにしています!





SABER TIGER @ LIVE SQUARE 2nd LINE (2013.02.03.) セットリスト
SE. Engrave
1. Messiah Complex
2. At The Front
3. Counterpart
4. Casualties
5. Violent Ignorance
6. Black Fang
7. Bad Visions
8. The Moment Of Our Lives
9. Reminiscence: Path Of Ligh
10. Push
11. Endsville
12. Avenger
13. The Activist's Creed
14. Hate Crime
15. The Hammer
Encore.1
16. Bionic
17. Painted Red
Encore.2
18. Virtual Unreality
19. The Vague Blessings
Encore.3
20. Angel Of Wrath