皆さんメリークリスマス!今夜はどんなご馳走を召し上がりましたか?

私はイブにローストターキーとピザ。ケーキはオミットしてスパークリングワインをいただきました。

 

さて、色彩って本当に様々なイメージを持つのですが、今回は味覚に関連する色を上げてみたいと思います。

 

あくまで私のイメージですが・・・。

 

<色の味覚イメージ>
甘い色・スィートピンク

お菓子やアイスクリームみたいな色と言うとまず暖色系パステルカラーが思い浮かびます。

反して、酸っぱい色と言うとレモンやライムみたいなちょっと緑がかった黄色などです。

ソーダの緑色も、酸っぱそうですね。

酸っぱい色・サワーグリーン、サップグリーン
http://iropedia.web.fc2.com/green/sapgreen.html

 

そして、苦い色と言えば、代表的な食品として、コーヒーやチョコレートの色を思い浮かべるのではないでしょうか。

・ビターブラウン   




辛い色・ホットレッド (辛口の色・色味のないベージュやグレー、カーキ)

「辛い」と言うのは英語でHOTと言いますね。辛いものを食べると「口の中が火傷したように熱く」なるから「辛い」と「熱い」は同義語HOTなんですね。

だから、HOTと言うとレッドホットチリペッパーですから、辛いものの代表は唐辛子なので、赤なのです。同様に辛子のマスタードイエローやワサビの淡い黄緑なども辛みを感じさせる色かも知れません。

 

「辛口の色」はむしろお酒やワインの「辛口」をイメージした色だと思います。

英語でDRY、仏語でSEC。色の辛口も甘みのない色と言う事です。ピンクやラベンダー、アクアと言った甘い色ではなく、ベージュやカーキ、グレー等といった渇いた感じの色、クールで控えめな色、明度は高くても彩度は低い、中間からやや寒色にかけての色彩群でしょうか。


しょっぱい色・=塩カラー(白と明るいグレー、無彩色の組み合わせ)私的には青と白のツートン。

これもやはり塩味の代表カラーと言えば塩ですね。

きらきら輝く塩の結晶とそれを縁取るかすかな影。

つまり、これも極めて低彩度、そして渇いた渋みのある色ですね。

画像は「しょっぱいを表現するカラーチャート」http://iro-color.com/coloring/colorword.php?p=2&id=32 よりお借りしました。

 

塩をまいたような、不毛の大地のような色。

画像は「味覚のカラーイメージ」https://ironodata.info/colorscheme/words/taste.html よりお借りしました。

 

そして「塩コーデ」と呼ばれるそのような色味のない白とグレーのコーデ。

画像は「♡オールグレー×ホワイトで作る塩コーデ♡」http://zozo.jp/fashionnews/ponte/2986/ よりお借りしました。


渋い色も同じように彩度低めの色。

たとえばボルドーなど、赤に黒を混ぜた、彩度と明度をやや下げた色です。

渋いを英語で表すと、austere,simple,sober(color)と言う表現になっています。

austereは質素な、簡素な、と言う意味で、悪く言うと陰鬱と言う意味になりビンボー臭い色合いです。ゴージャスの反対ですね。

soberも素面の、と言う意味で地味で落ち着きのある感じを意味しています。派手ではない、と言う意味ですね。

simpleも淡色やモノカラーを指すこともありますが、簡素なと言う意味であっさりした、淡い色どりを意味します。しつこくないといった意味でしょう。

シンプルカラーと言った場合、以下のような色を指しますから、あっさりした色彩群なんですね。

https://www.google.co.jp/search?q=simple+color&rlz=1C1CHBH_jaJP732JP732&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwix_9O-zaXYAhUCWLwKHdpHAaUQsAQIJg&biw=1280&bih=592

(でも結構カラフルです。)

 

日本でいう修飾語「渋い」は派手じゃないけどカッコよくて粋な色、ですからCOOLと言う表現が当てはまるかも?いいえ、英語よりもフランス語のCHIC(粋)というべきか。

でも西洋のあか抜け色は落ち着いているものの、ずいぶん華やかです。

https://www.google.co.jp/search?q=CHIC+color&rlz=1C1CHBH_jaJP732JP732&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiDjKbx06XYAhWBVrwKHS9bCqYQsAQIJg&biw=1280&bih=592#imgrc=_

色彩的に言えば、日本だともう少し無彩色に近い、地味だけどニュアンスに富んだ色ですね。

まさに「四十八茶百鼠」の色たちが渋い色の代表格なんでしょうね。

 

時代の花である歌舞伎役者がまさに旬だったころの落ち着いた流行色はまさにシックです!
ナチュラルでいて華やかな粋な着こなし。今見てもカッコイイですね!