春はあけぼの~桜

って言ってみたくなっちゃう今日この頃?!
春が近づき陽が伸びてきましたねニコニコ







映画『正欲』


観終わったあと、しばらくそこに佇み、
エンディングで流れてきた曲

Vaundyの『呼吸のように』が耳に入ってきて

心の奥の奥の何かが
浮上してきて泣けた。





普通ってなんだろう?



所謂一般的な流れや風潮やらから
外れたように見える人たちは、



セリフにある

『この星に留学しにきてる感じなんです』




そういった気持ちを抱えながら
なんとかこの世界で生きようとしている。










『そういった人達がひとりじゃないと良いな』





私もいつもそう思っている。





















原作 
ベストセラー
星第34回柴田錬三郎賞受賞






画像お借りしました。









キラキラ簡単なあらすじキラキラ


所謂一般的な普通と思い込んでいる価値観を持ち、そこから外れた何かを異質、異常性と感じている検事啓喜(稲垣吾郎)。
小学生の息子が不登校になった。



子供は学校に行くのが『普通』

息子や嫁が興味を持つ、
今は多様性の時代、学校に行かなくたっていい。そう歌う
不登校のYouTuberなんて綺麗事を並べてるだけ。
そう啓喜は考えいる。






世間と関わることを避け、ある秘密を持つ夏月(新垣結衣)。


寝具店で働いている
口数の少ない夏月、
職場内の近くで働く妊婦の従業員。




妊娠の従業員は夏月に

結婚はいつするのか、
妊娠するなら若いうちがいい、



職場に友達いなさそうだから
話しかけてあげている。
そう傲慢に話しかけている。


普通の枠に入ってる自分と
入ってない夏月


そう思い込んで土足で夏月の心を踏みにじる妊娠の従業員。










夏月の同級生であり夏月と秘密を共有する佳道(磯村勇斗)



自分が他人と違うということ、
それが周りにバレないように隠しながら必死に生きている。







誰に対しても心を閉ざす大学生の大也。
大也と同じ大学に通い、自分の抱えている心の傷と向き合おうと頑張る八重子。





その登場人物が交差していく。








『この世界を生きてくために手を組みませんか』












私はたぶん
普通の一般的なコースから外れている。




生い立ちから
難病やら治療薬がない病気やら

働いておらず社会の歯車の外にいることや

病気やアレルギーで食べれない物も多い。






こうやって
人の思う『普通』から外れると。



人は人を差別し見下し、平気で人をバカにする事を
私は身をもって体験している。






親が虐待なんて、するはずがない!
子供を愛さない親なんていない!
だからあなたは大ウソついている。ひどい子ね。

自分が悪い事をしたからちょっと怒られた事を大袈裟に言っている。





病気ww?!大袈裟笑っまじ羨ましい!
いーなー、働かずに寝てるって暇だよね、日中なにしてるのww?
みんな疲れてるんだよ、わからない??


看護師の資格とった意味ないね笑っ
治療薬が、発見されてない病気ってなに?笑っ
頭おかしくなった?ww




食べられるものが限られるって
甘えだよ。
甘えた人がそう事言うんだよ。
贅沢だよね。ワガママww



飲食店で。
『食事の対応は、出来る範囲で構いません。出来なければそのままお出しして下さい。』

『今回は少し対応しますが次のご来店で対応は無いです。』

『、、、、。ご迷惑おかけしてすみません。』


『厨房がちょっと、迷惑というか、怒ってまして、まぁ、迷惑というか、そう決まりましたんで、、、。』

(2度と来るなって事)






全て現実で聞いた言葉。





普通から外れた様に見えるものは
排除して構わない。
異常、異質で見下しても構わない。



何故ならば
自分たちは普通で正義、正当性があるから。







そんな心の声が聞こえてきます。





でも、
自分にとって、




これが私が生きてきた道であり、人生であり、
真実であり、
経験であり証であり、



私自身にとって
必死に生きてきた道のりなんです。




それを意図も簡単に
人は踏みにじっていきます。




しかもその人たちは
踏みにじることに対して、疑うことなく『正当性』『正義感』を感じ
悦に入りながら




人が必死で生きてきた人生に
なんの躊躇もなく
ナイフを刺していきます。




(被害者面してる訳じゃありません。
理解して欲しい訳でもない、
ただ、
理解出来ないからといってバカにしたり踏みにじったりするのは違うと思っています。)








『想像力の欠如』
これに尽きる気がする。




でも私はそれを聞きながら一方でこう思っています。





『おそらく、この人たちは病気でひどく長く辛い思いをした経験も、親にいつ殺されるかわからない毎日を過ごすことも無くここまで来れたんだな。良かった。本当に良かった。』





なぜなら、
苦労した人は


想像力が欠如した言葉を言わないと思うから。


自分が経験してる分
この人に何があったのだろう
どれだけ辛かっただろう
と想像し、共感できる心があるから。



優しい気持ちを持っている
心がある意味育っている
成熟している。




人には人の人生が、
苦しみが喜びがある事を理解出来るから。




『苦労は買ってでもしろ』
って言葉があるけれど、


心身が破壊されるような苦労はしなくて良いと思う。






誰にも経験して欲しくない

誰にも傷ついて欲しくない

孤独な人に傷ついた人に、誰かあたたかい優しい人が側に居てくれますように。



心からそう思っています。




誰もいない、
身内も友達も誰もいない、味方はいない、
天涯孤独。



そんな人がもし居たら

その人を思って祈っている私がいます。


きっと、その人を思って祈っている人は
この世にたくさんいると思います。
痛みを知っている人がいるからです。





少なくとも私は真剣に心から祈っています。















『普通』って何でしょう。





映画を、見終わる頃には

今思っている『普通』は

変わっているかもしれません。ニコニコ






長いブログをお読み頂きありがとうございますニコニコ飛び出すハート



この映画観て良かった。
孤独にそっと寄り添ってくれる
そんな感想を持つかもしれません。





映画の主題歌めちゃくちゃ良い!
Vaundy『呼吸のように』
後半からの盛り上がりが胸にぐっときます。
YouTubeのコメント欄に歌詞を載せてる方がいます。
歌詞も泣けるー映画を観たあとに聴くと余計めちゃくちゃ泣けます笑い泣き音譜
良かったら飛び出すハート


Vaundyの声も曲も天才だぁーラブハートハートハート