五大路子ひとり芝居
『横浜ローザ    赤い靴の娼婦の伝説』

横浜伊勢佐木町裏の雑居ビルのエレベーターホールを住処とする老婆がひとり…
彼女は人から“ローザ”と呼ばれる伝説の娼婦だった
彼女は自分の半生を振り返るように語りだす
故郷広島から初めて横浜に来た日…
そして愛する人のこと…
白いドレスに白く塗った顔
第二次世界大戦後の横浜の街角で娼婦としての生き方を貫いたひとりの女が今蘇る

時代が変わろうとも

いつまでも

色褪せることのない

ひとりの女性の鮮烈な生きざまは

観る者の魂を激しく揺さぶる