探してきた銘木を選ぶことから始まります
このような木は一般的な建材ではないので、なかなか売っていないので材料探しに苦労します
細い部分を正確に真っ直ぐ切り出します
歪みのない直線を切るのはなかなか難しいです
まず、細い部分だけを圧着しています
全てのパーツを一度に圧着するとズレたりするのでパーツ毎に分けて作業しています
圧着したものをフィンの芯材として削り出しました
この時点でフォイルも付けています
ここまでで材料費、作業時間などなどで3万円
安いくらいか
何十枚ものガラスクロスを切って用意して
積層しました
もちろん、翌日にはもう片面も積層します
積層板からフィンの形に削り出しました
グラスファイバーの削りカスでかなり体が痛くなります
もちろんBOXに入るように削って合わせています
積層からで2万くらいか
ほとんど丸一日の作業
一番大変な工程です
ピンホールを埋め、翌日再び削ってほとんど完成形にしてからスプレーガンを使ってクリア塗装
塗装も一度ではなく、また削って層を重ねてゆきます
これも2万くらい
塗装屋さんに頼むならもっとするか
塗装されたものを磨いて完成しました
約70,000円+税
中国製ではない日本製完全ハンドメイド
唯一無二
幾重にもガラスクロスを積層し薄く削ってあるので強度があり、しなります
材料選定からの各工程を通して、非常に時間がかかります
もちろん書いていない工程も多数あります
手間からしてこの価格は安いと思うのです
過去にも書きましたが、1〜2万円で中国製のフィンは買えますが、このような手前のかかるものを日本で作ると最低でもこのくらいの仕事になるのです
この価値をご理解いただけますよう願っております