そうさオイラは変態さ -3ページ目

そうさオイラは変態さ

成人向け二次創作に手を染めてしまいました。

去年ご好評頂いた夜伽合宿、皆様の熱い希望により、今年も再臨。

幹事を引き受けさせて頂く。


夜行バス組の為に、カラオケを予約しておいたので、とりあえず梅田に来た奴から適当に入れと指示。

私は大体2時ごろ到着。店員さんの案内を受けてドリンクバーのグラスを手にお部屋に入ったらば、挨拶もそこそこに稜乃さんが。


「早速で悪いんですが、s.d.さんが新大阪で迷子ですって」

「馬鹿野郎がwwwwwwwwwwwデュクシwwwwwwwww」


あなた去年もだったよな?

まぁいい、話をしよう。というわけで、グラスを置いてそのまま梅田から新大阪へ。

【集会所上位】桜舘を捕獲せよ!【新大阪・昼】 でっぱつパ~プ~。

s.d.さんの電話の声はひたすら聞こえにくい。体調不良が続いている上に日付を勘違いしていたお陰で瀕死状態のs.d.さんを、そうそう歩かせるわけにはいかず、

「そこを動くな!」(FF10アーロンボイスで再生してください)

とメールを送り、迎えに行く。

指定の店の前に来るも、姿がなく。

「近くの写真撮って送ってみ」と言って、送ってもらった写真を通りすがりのひとに見せて尋ねたら。


「ああ、これ構内です」


改札くらい出ろし!!!!


入場券を買ってお迎えに上がりましたとも…ええ……(しろめ



無事にs.d.さんを捕獲し、さぁ梅田へ行くぞ、となったところに、乱入クエスト発生。

【集会所上位】とるこ、来襲【梅田・昼】

ツイートを見るに、ヨドバシでお待ちのようなので、とりあえずs.d.さんをカラオケにぶちこんでから迎えに行く。

とるこさんと合流。私は汗だくだがとるこさんはニットのポンチョで可愛らしい。そしてちゃんと罪帽子かぶっていらっしゃった。


ということで、特別ゲストをお迎えしてのカラオケは、最終的に

・稜乃さん

・鎌鼬さん

・卯月由羽さん

・詩所さん

・鮭缶さん

・みこう悠長さん

・s.d.さん

・とるこっとさん

・七星

の10名。

合宿には参加しないとるこさんを除くと、この時点で合宿勢は9名が集まったことになる。

ここに、駅合流の

・ゆかてんさん

現地合流の

・ワニバナナさん

・大崎屋平蔵さん

・凪羅さん

を加えての、総勢13名が今回の合宿のメンバー。


宿のお部屋で飲み食いできます、ということで、宿飲みをすることに。

買い出し班にお買い物を頼む。


(´・∀・`)<ななせつかれたー おとしよりをいたわれー わかい奴からお使い行けー


↑全くこういうノリだった。買い出し班の帰りを待っている間、s.d.さんとそれぞれのプロット帳に向かう。


s.d.「ななせさんななせさん、どうやったら小説って書き終わりますか」

七星「毎日書く。一日一行でも三文字でもいいから書く」

s.d.「めがねさんと同じようなこと言いやがってw」

七星「ウソォ!!??∑」


そうこうするうち、合流勢がやってくる。ワニバナさん入室。

男子部屋を覗きがてら、たてかえておいた宿代を巻き上げる。


夜伽の宴。自己紹介から始める。

「夜伽話の映姫様のちっぱいに命を賭ける女七星でーっす!」「…………」

幹事の挨拶に続き、管理人の音頭でカンパイ。

買い出し班が頑張ってくれた。リクエストのビール多めに買ってあるわ(*´ω`*)ありがとー!

しかしつまむものが物足りない。去年はたこ焼きやお好み焼きや唐揚げが結構あったと思うが、今年は周囲がコンビニばかりなので、予算の中で色々買うのは難しかったようだ。反省。来年は近くにテイクアウトが出来るお店があるところを。

稜乃さんと私、揃ってSDSを忘れて来て、orzorz

持ちこみの梅酒が好評で嬉しい限り。


くたくたの上に一日駆けまわっていたからだろうか。

空腹に酒をガツンと突っ込んだからだろうか。


酔いの周りが早い。色々ヤバい。

割と色々やらかしたが、覚えてないくらいヤバイ。


聞くに。


・やたらとみこうさんを襲っていた

・他の人も襲っていた

・今年はキャットファイトにも参加した

・誰か男子を姫だっこしたような気がする(ゆかてんさんかみこうさん)

・必殺脇チョップをお見舞いしまくっていた

・今年もとるこさんを背後からズッコンバッコンした

・他の人もズコバコした

・お風呂でおにゃのこナンパした

・男子部屋に「みこうさん襲ってくる♪」と言って突撃し

・男子部屋では「追い出されちゃった♪」とかのたまった揚句

・そこでそのまま寝てしまう。


……正直すまんかった。ごめんなさい。私に寝床を奪われたみこうさんは廊下で寝たそうな。

なんとなく覚えてるのは、宿飲みにも乱入してきたとるこさんにアヒンアヒン泣かされて恥ずか死したことくらいですん。

ななせさいてぇ。マジさいてぇ。

一つだけ申し開きさせてくれ。我が家、割と男女関係なく雑魚寝すること多いです。



朝に二日酔い酷くて出発時間を遅らせる。

鎌鼬さんがウコンの力奢ってくれたありがとう。


ただ、他の人は楽しかったと言ってくれたので、また機会があったらやりたいです。

今度は今回の反省を踏まえて。



心残り。

カラオケで炉心歌ってない。

キャビアさんのツイートを議題にしてのディスカッションをしてない。

結局夜伽勢とは一緒に風呂入ってない。(去年もだった)

今回来れなかった人もいたので、来年はきっともっとみんなでいっしょに。


でもいろいろごめんなさい。

反省してますもうしません。

今日、荷物が届きました。やっと自分の本が読める。

イベントレポなどはまた改めますが、参加された方、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
また次のイベントでもよろしくお願いします。


リンガララララン、ぐぁらぐぁらぐぁら……


「…………いらっしゃい?」

小町は水を差しだした格好のままで固まった。
ドアを閉めても尚、ドアベルが激しく揺れている。勢い良く足を踏み入れて来たのは、なんと、霊夢。
かっつかっつと足音も高らかに入ってくると、いつも三人で座る席とは別の、窓際の席にとっとと陣取ってしまった。
アリスと魔理沙はどうしたんだい、と尋ねる間もなく、今度はいつものベルの音。
カラーンと同時に、魔理沙の
「こまっちゃんいつもの!」
がやってきた。


さてさて、一体なにがあったやら。嵐の予感に、小町はありゃりゃと肩を竦めた。




カランカラン、カラン。
映姫が足を踏み入れた店内に、スコーンの焼ける匂いがする。
先客は案の定、あの女子高生三人組、だが、いつもと様子が違う。
赤いリボンの少女だけが、別の席に座って、二人に背を向けていた。
「あっ、いらっしゃい、シエ」
厨房から顔を覗かせた小町が、あからさまにほっとしている。
「何かあったんですか?」
「いやー。それが、まだわからないんですよね」
答えながら小町はもう布フィルターのタッパーを取り出している。いつもの、というやりとりさえも省略されてしまった。
やりとれないと、ちょっと寂しいけど、自分がこのカフェに馴染んだ証拠でもあるし。ああ、複雑、とこめかみを揉むと、さっそく深い豆の香りに癒された。


霊夢は黙々とノートに何かを書きこんでいた。授業の復習だろうか、赤ペンがしきりに動く。
こっちの二人は、落ちつかない様子で小町の方にちらちらと顔を向けていた。

小町は大小二枚の皿を掲げて見せる。(皿、分けようか?)
魔理沙はうんうんうんと大きく頷いた。(そうしてくれ、助かった)

魔理沙たちも、霊夢にどう声をかけていいかわからないらしい。ポットは魔理沙とアリスの席に置くことにしよう。
霊夢には、特別にオレンジペコの一杯点てをマグカップで。
香ばしく焼き上がったスコーンを皿に盛る。いつもよりすかすかの白が、不穏に思えてしょうがなかった。

少女たちの姦しいさざめきが聞こえないだけで、小町カフェは息絶えたようになってしまっている。
彼女らに何があったか知らないが、せっかくのコーヒーも心の底から楽しめない。
仕事を済ませ、映姫の元にやってきた小町に、目だけで訴えた。(事情を聞いてあげたほうがいいんじゃないですか?)
「……ぅぃ」
伝わったらしく、小町は申し訳なさ半分、有難さ半分の笑顔で、映姫の隣をすり抜けていった。


いつもは霊夢が座る席に、小町はどっかり座った。
「あー、疲れた~」
盛大におどけて見せるのも忘れない。
「疲れるほど忙しいもんか、このカフェが」
魔理沙が笑い、
「小町さんもお歳よね、なんて」
アリスまで際どい冗談を放つ。
「……で、何があったのさ?」
頬づえをついて、二人を覗き込む。
と、魔理沙が、気まずそうにスコーンを口に詰め込みだした。
「…………何が、あった、ってわけじゃない、と思うんだけど」
アリスも歯切れが悪い。
ずずずずず、と紅茶を啜ってから、の魔理沙の言葉を聞いた途端、小町は口がふさがらなくなった。
「ただ、お前今日なんか線香臭いぜ、って言っただけだ」
「線香」
あんぐり、の顔のままアリスを向く。
「……魔理沙のいい方も、あんまりよくなかったと思うけど、霊夢も何であんなに怒るのか、わからないわ」
「あ~……なぁ……」
二人分の溜め息に、小町の呻きも重なる。
しかし、そりゃ、怒ってもしょうがないだろうにと、小町は思うのだった。


 昨夜、制服にアイロンをあてて、熱を取る為に吊るしたのが、たまたま仏間だった。
 昨夜、伊吹のおばさんが来て、あれこれ世話を焼いてくれたが、来た時と帰る時、お線香を上げていった。
 昨夜、伊吹のおばさんにくっついてきた萃香が、これまた盛大にお線香を焚いてくれた。
 霊夢の日常に、線香は付き物だった。当たり前の匂いすぎて、自分でそれが特別な匂いだと意識したことがなかった。
 それを、魔理沙から『線香臭い』と言われて、なんだろう、怒りと悲しみが同時に湧いた。
 昔両親が死んだばかりの頃に、しばらくからかわれたことが、脳裏によみがえった。
 悲しいだけなら忘れられる。怒りだったら気にも留めずに流せる。
 だがその両方となると、流石の霊夢も処理に困る。キャパシティを越えて、胸の中をかき乱される。
(魔理沙の無神経!)
 やり場のない溶岩を持て余して、霊夢はひたすら味気ないノートに目線を注ぐ。


「ときに、おまえさんがた、家で線香上げるようなことはないのかい」
小町が呆れ気味に尋ねる。二人揃って、答えはNo。
「親父が神棚に一番茶を供えてるくらいだな、ウチは」
魔理沙の家は商売をやっているから、その程度のことはするだろう。
「私の家、プロテスタントだから」
その上とっても緩いけどね、とアリスの澄まし顔。
要するに、線香を上げるということについて、二人はよく、『理解していない』のだ。
溜め息しか出ない。霊夢の気持ちも分かる。だが二人が決して無神経なのではないことも知っている。知らないだけ。想像出来ないだけ。
何か、想像の糸口さえあれば、二人は霊夢の気持ちに寄り添えるのだろうが。
「線香っていうのは、ただのお香とは意味が違うんだよ。死者の前に手向ける、心の形なんだ。それを線香臭いなんて言われて、気を悪くしないわけ、ないだろ」
「霊夢の父ちゃんと母ちゃんが死んだのは知ってるよ。だけど、そんなに毎日線香って上げるもんなのか?」
「うーん」
小町は、ふと霊夢の方を振り返った。霊夢は背中を向けたままだったが、注意はこちらに向いているような気がする。
もうひとつ、カウンターからも、注意を向けられているのも、感じるけど。
「少なくとも、あたいは毎日、上げてるよ」
あまりおおげさな調子にならないように用心しながら、打ち明けた。


「!!」
霊夢は背を伸ばした。聞こえた言葉に間違いがなければ、小町も、まさか。
「お骨は両方とも、お寺さんに預けてるけどな。位牌は部屋にあるから。まぁ、あたいの場合は、今日も元気で生きてるよーって、そんな挨拶っくらいの気持ちだけどね」
「……」
共感するどころの話ではなかった。驚くほどに境遇が似通っている。霊夢はぱたりとペンを伏せ、背中ぜんぶで小町の声を拾った。
小町が、自分を『妹分』と言ってくれたのは、自分が小町と同じ境遇だったから。
もしかしたら最初から。そうでなくとも、二度め、三度めのうちに、小町は霊夢の制服に残った線香の香りに気付いたのかもしれない。
気付いて、今までの小町とのやりとりひとつひとつを思い返すと、じわっと頬が熱くなった。
「お花とか、話しかけるとかじゃ、ダメなの?」
「線香の原料はそもそもキク科の植物でな。仏前に供えるのも、菊の花だろ。要するに花の代わりなんだよ」
「ああ、なるほど」
「――それに、煙だったら、お空に溶けて、川の向こうの親父やお袋にだって、届きそうな気がするじゃないか」

「……」「……」

コーヒーの残り香がくすぶる店内に、奇妙な沈黙が満ちた。
急に黙りこくった二人に、小町は照れ笑いを乗せて手を振った。
「やー、辛気臭い話になっちまったねぇ。それは置いといて、霊夢だよ」
華奢な背中を呼ぶ。
「霊夢」
「…………」
小さく、びくりと揺れる、肩。小町はいつもの調子で続けた。
「お前さんの仏壇、線香上げてくれる人がいっぱい来てくれて、よかったな」
「――……!」
伊吹のおばさん。萃香。いつになく声が溢れた昨夜の我が家。遺影の中の二人が喜んでいるような気がした。小町は分かってくれる。その切なさを。その嬉しさを。
「だからそんなに拗ねるない。な?」
「~~……っ!」
そんな風に言われたら、振り向けなくなる。泣き顔なんて見せたくないのに、視界は無様にぬかるんでいく。霊夢は困ったように固まった。

映姫は、そんな4人の様子を横から見ていたが、そっと立ち上がると、霊夢の方へ歩み寄った。
「あなた。霊夢、さん」
恐る恐るに呼ばれた名前と、差し出されたラベンダー色のハンカチ。一呼吸のあと、静かな声が霊夢を裁いた。
「そう。貴方は少し、依怙地に過ぎる。悲しみも怒りも、ひとりで抱え込もうとする、それは他者との断絶を自ら望む所業。孤独に未来はありません。今の気持ちを正直に、ご友人に伝え、理解を求めること。それが貴方に積める善行よ」
「…それ、何ですか」
あまりの言い分に、霊夢の毒気が抜けていく。立ち上る煙の香を嗅いだときのように、心が一気に凪いでいった。
「私の祖父の口癖を真似ました。ちょっとした定型文のようなものです。お気になさらず」
言いきってから一気に照れに襲われ、映姫は頬を赤らめた。
「さあ。貴方の席に、お戻りなさい」
映姫が、小町を見る。
小町は、ゆっくりと立ち上がり、席を空ける。
椅子が引かれ空っぽになっていく音が、霊夢の背中を押した。
「……はい」
有難くハンカチを借りる。思い切り目元をぬぐった。柔らかいパイル地の奥から、甘酸っぱいスズランの匂いがした。
もう大丈夫というところまで水気を取ると、霊夢はハンカチを返して、立ち上がった。


「霊夢」
アリスの優しい声がする。薄手の布に包まれるような気がする。
「なぁ霊夢!」
魔理沙の声は、野球のボールの硬いヤツのようだ。まっすぐ飛んできてごつんとぶつかってくる。
「なによ、ふたりとも」
思い切って振り向いた先で、二人が霊夢を待っていた。


小町はさっさと厨房に引っ込んだ。その後のやり取りは、見ない聞かない気付かないが吉。
魔理沙が小声でごにょごにょと謝る気配。霊夢が緩んだタイミングで、アリスもしおらしく頭を下げるはず。
おかわりのスコーンはひとつの皿でよさそうだ、と準備を始めたとたん、
「小町、コーヒー、もう一杯」
と、追加のオーダーが飛んできた。
「はいはいはいっ、コーヒーおひとつ、っと」
足取りも軽くカウンターに飛んでいくと、名裁判官の秘密めいた笑顔が小町を待ち構えていた。
「……助かりましたよ、お奉行様」
「お奉行様って何ですか、ひどい」
「え、あれ。違いましたっけ。……お代官様?」
「もっと違います」
「お館様、じゃなくて、えーとえーと」
下らないやりとりの合間にも、小町の手は淀みなく豆を量っていた。
「お客様、で落としておきましょう。これ以上はネタが続かなそうですよ、小町」
「うわちゃ、先にオチ付けられちゃった。さすがシエ!」

示し合わせたような苦笑の背後で、少女たちの姦しいさんざめき。
小町は弾かれたように飛び上がると、追加のスコーンと紅茶の準備にとりかかった。




Welcome to KOMACHI CAFE !
BGM Volta Masters I Like It [P.O.H. Remix]

「こんにちわー、空いてますか?」


ドアの開け方にも個性がある。小町はドアベルの鳴り方で、誰だかすぐに知ることだって出来る。
だけど、彼女が来たときだけは別だった。何度ドアを開けても、ドアベルの音よりも、挨拶の声の方が印象に残る、ただひとりの例外だ。
初見では、赤いロングヘアが目を引くだろう。女性にしてはやや高めの身長や、ぱちくりした大ぶりの瞳を真っ先に覚えるかもしれない。
しかし、伸びやかな動きや快活な笑顔のほうにだんだんと目が移って、しまいには彼女自身が形容詞になってしまう。
紅美鈴は、今日もしっかりと、紅美鈴だった。


「空いてますよ、どうぞ」
窓際の席には、ケーキを三つも頼んで上機嫌の大学生。中央の丸テーブルには、紫色のスーツを綺麗に着こなした女性と、その秘書らしい紺色のスーツの女。
もう一つの壁側の席を小町が示すと、美鈴は少しだけ振り返って、こっちこっち、と手招きした。珍しく、連れがいるらしい。
小町は、多分初めての客となるその連れを待ち構えて、気を付けの姿勢を取った。
「…どうも」
こんにちわ、がすんなりとは出てこないらしい、メイド服姿の女性が伺うように入ってきた。対する小町は、とりあえず様子見に走る。
子どもや動物にだって、いきなり親しげに近づいたら警戒される。最初は相手に自分を観察させることが大事。
話しかけるのは、知った顔である美鈴に。
「美鈴さん、お席に来るのは珍しいですね。今日はお持ち帰りじゃなくていいんですか?」
小町が先んじてテーブルにカトラリーとお絞りを置く。美鈴はさっさと座るが、同伴者はそうはいかない。
注意深く周囲の様子を見回しながら慎重に近づいてくる動きが、リスや小鹿を連想させた。
「ここで食べていきます。今日は職場の同僚連れてきちゃいました。折角だし、このお店も見て欲しかったから!」
ぺっかりと迷いのない笑顔を、切り返し、同伴者へ向ける。
「ほらほら。座ってください。焼き立てのピザ、美味しいですよ。今日は思い切りタバスコ掛けて食べられますよ」
舳先を向けられた同伴者は、おずおずと掛けながら眉をひそめた。
「それはいいんだけど、美鈴」
「?どうしました?」
「……やっぱり、屋敷に誰もいないのは落ち着かないわ」
「咲夜さん。ちゃんと鍵も掛けてきたじゃないですか。犬も放してきたし、柵に電流だって」
やや物騒な発言を聞き流しつつ、小町が首を傾げて見せた。注文は?
美鈴はメニューも見ずにオーダーをする。
「えーっと、ピザふたつ。マルガリータと、もうひとつはお任せで♪」
「はいよー。お飲み物はどうします?」
そこでやっと、美鈴の連れは、小町の方を向いた。
そして、
「紅茶を」
と、一言。
目尻に不穏が漂っている。喧嘩腰の空気が頬を刺す。
何か悪いこと言ったかなと思ったが、別にそんなに喋ってないし。小町は肩をすくめながら、厨房に逃げ込んだ。


土台の生地は厚めである。近頃は薄手のものが流行っているようだが、ピザの具材をいっぱい乗せて食べようと思ったら、もちもちとしたパン系の土台のほうがやはり適している。
拳で叩いて平たく伸ばした上に、ソース、チーズ、バジルの葉。マルガリータはこれでOK。
同じように叩いた生地には、今度はソーセージの薄切りやピーマン、玉ねぎスライスとトマトを盛り、チーズとソースでまとめた。
それにしてもピザに紅茶は合わない気がするなぁ、と苦笑いしながら、ピザを揃えてオーヴンに放り込んだ。
お会計の波がひとつ、ふたつ。ケーキばかり頼んだ女子大生は、またきますっ、とスキップしながら出て行った。
ビジネスウーマンらしき二人連れの、会計は紺のスーツの女が払ったが、紫のスーツの女は去り際に、
「今度は幽々子と来ますわね」
と言い残し、小町の心臓をひやっとさせた。
背中をドアベルが見送ると、オーヴンも任務完了の声を上げた。
「……うーん。来てほしいような。ほしくないような。びみょ~っ」
ぶつくさ言いながらピザを引き出したので、天板にうっかり触れてしまい、アチッと悲鳴を上げる羽目になった。


「おまちどうさま。マルガリータと、おまかせピザ」
美鈴と咲夜の前に皿を並べる。美鈴は鮮やかなピザを見た瞬間から、よだれをたらさんばかりの勢いである。だが一方で、咲夜の顔はほころぶどころか、ますます強張っていくばかりである。
「…何か嫌いなものでも入ってました?」
小町が恐る恐る尋ねるが、返事はない。お連れ様はすっかり自分の中に潜っている。
どうしよう、話しかけた手前、引っ込みがつかなくなってしまった。
「あ、大丈夫です。私たち嫌いなものありません」
美鈴がとりなすように割り入ってくれて、助けられた。
あいあいー、とその場を離れて、小町はひと息入れる。こういう反応が怖い客がいると、胸が詰まりそうになる。苦手になりかけている自分を叱りながら洗い物にかかるが、その後も二人の様子が気になってしょうがない。
流す水の量を細めて、会話が聞こえるようにしてみた。
美鈴のあけっぴろげな頬笑みは相変わらずだが、咲夜の顔は、依然として深刻さを薄めない。どうやら、何かをぐずぐずと言っているようだ。


「お嬢様のお帰りまでに帰らなきゃいけないし」
「まだ二時間近くもありますって」
「私たちだけ外食するなんて」
「美味しかったら、こんどはお嬢様たちと来たらいいんですよ」
「でもっ」
「さーくーやーさんっ!」
美鈴の手が、咲夜の白い手を握って、上下にぶんぶん激しく振った。
「私たちが楽しい思いをすることで、拗ねたり機嫌を損ねるようなお嬢様ではありません。でしょ?」
「……」
咲夜は答えず、静かに手を振り払った。
ピザを一切れ取って、食いつく。無理矢理に押し込み気味。そんな食べ方で味がわかるはずもない。
美鈴は辛党らしく、タバスコの瓶を自分の取り皿の上で何度も逆さにした。
「心配なのはわかりますが、私たちがじたばたしたって始まらないでしょう」
「美鈴は、お嬢様の様子を間近で見てないから、そんなに呑気なのよ」
咲夜が唇を尖らせた。その仕草の方が、よっぽど幼く見える。こんな顔は小町の前ではするまい。気心の知れた美鈴相手だからこそ、不貞腐れても見せるのだ。
美鈴は別段気を悪くした様子もなく、じゃあ、と会話を接いだ。
「今朝、お嬢様はどうされてました?」
重苦しいにも程がある溜め息がひとつ、ピザの上に落ちる。
「お部屋から、弁護士に電話を。放課後、生徒会の会合が終わって帰る5時ごろに、家に来るようにと」
「弁護士?パチュリーさん?」
「遺産や遺言状の管理のこと、確認したいのではないかしら」
そこまでひと息に語ると、咲夜もタバスコの瓶をピザの上で振った。
「本家のしきたりにのっとれば、あと二年で大人ですものね。早いなぁ」
美鈴は感慨深げに呟きながら、ピザを平らげていく。
「……日本の法律でいえば、成人年齢は20歳。11歳なんて、まだまだ子どもで、甘えていられる年齢のはずじゃない。なのにお嬢様は本家との財産争いに心を砕いている。『やがて大人となる存在』として、大人と渡りあっている」


おいおいおい、と小町の背に冷や汗が走った。
末恐ろしい子がいたもんだ。11歳でそんなことやってる子がいるのか。
自分が11歳の頃なんか、もっと洟垂れたクソガキだったと思うけれども。何とも興味深いお子様がいらっしゃる。
小町は聞き耳を立てながら、もうとっくに綺麗になった皿をしつこくすすぎ続けた。


「お嬢様には、危機感がおありですからね。それも、自分の為ではなく、フランドール様の為、そして、私たちの為」
重なる溜め息のあと、二人の目が、遠くを見つめた。
「お嬢様のご両親の遺産があれば、お二人が大きくおなりになって、ご結婚されて、私たちが必要なくなるまでの生活まで、充分に成り立つ。しかし本家は、大伯父さまが財産を食い潰して没落の危機、そこで息子夫婦の財産に目を付けた、か……」
再び、はぁ、と大きな憂鬱が吐き出された。
「渡してしまえば楽なんでしょうけどねぇ~。フラン様の為ならともかく、私たちのことまで考えなくていいんですよ、お嬢様は。もっと心のままに、楽しく、してくれたら、私たちはそれでいいんですけど」
「……お嬢様は、お父上のことを尊敬されてるから。お父上のように、誇り高く、大事なものを守れる立派な方になりたいと思われてるし、きっと近いうち、そうおなりになるでしょうね。だけど」
咲夜は、次のピザにタバスコを追加した。
「お屋敷に、お嬢様のお友達が来たこと、ただの一度もない。なんで、11歳の女の子が、放課後の約束を弁護士としてるの。本を読んだり、お小遣いで買い物したり、お友達の家に行ったり。お菓子作ったり、夜更かししたり、したって、いいじゃないの……」
さくやさん。美鈴の声が、高い天井に消える。
「私たちじゃ、戦えない。守れない。11歳の女の子に守られるだけで、心配だって空回りしてる。それが、辛いの」
顔が俯いて、徐々にテーブルと平行になっていく。


なるほど。メイドさんは心配性ってとこか。小町は濯いだ皿をトレイの中でパズルのように並べ替えながら、頷いた。
それにしてもいろんな悩みがあるものだ。世界は広いと思っていたが、この小町カフェの中でさえ、こんなとんでもない案件に出会えるのだから、大したもんだ、といっそ笑いたいくらい。


「お嬢様には、もっと広い世界が必要なのに…」
項垂れる咲夜の肩を、美鈴が抱く。
「…咲夜さん。私たちなら出来ますよ。無理に活動範囲を広げるのではなく、まず私たちが広くなりましょう」
「え?」
「ほら。この、ピザの生地みたいに。広く、広く、ウインナーもピーマンもポテトもサラミも、何でも載せられるように!」
「ピザ?」
「お嬢様がお嬢様のお仕事を済ませて、本当にひとりの女の子におなりになったときに、私たちが美味しいピザでいることが出来るように!」
咲夜はきょとんと、目を丸くした。
「……何を言っているのかわからないわ」
ピザが意味するところが拾えないらしい。困惑がありありと眉根に浮かんでいた。
ええとですね。美鈴は言葉を探して、それから。
「お嬢様を外の世界に出すのではなく、私たちが、外の世界になるんです。私たちが美味しいピザだったら、お嬢様はきっと、外の世界も美味しいと思って下さいます。だから、えっと」
「……美鈴?」
咲夜の声は、呆れていた。

(っああ惜しい!すごくいいこと言ってるし絶妙な例えだったのに!)
厨房のこっち側で小町はガッツポーズしたり頭を抱えたりと忙しい。実はさっきから、援護射撃に向かいたくてうずうずしている。
状況をピザに例えた美鈴の感覚を、小町は料理をする者として理解した。だが、一度ピザに例えられた状況を、もう一度ただの具象に戻すのには、かなりの手間がかかるのだ。一度料理にしてしまった具材を、ただの材料に戻すことが難しいように。
小町は意を決して、猛然と紅茶のスタンバイ。
それから同時進行で、もうひとつだけ、いたずらを仕込み始めた。


「言いたいことは何となくわかるんだけど…」
「ですからね。11歳の女の子らしい楽しみを、私たちが提供できないかということなんです。その上で、お嬢様をお嬢様として支えることも出来てですね、もう友達もメイドも門番もお母さんもお姉さんも全部兼任でっていうか!」
「…すごい無茶な話すぎて理解が追いつかないわ」
咲夜の言葉尻には、会話を切りあげたい気持ちが見え見えだ。伝わらなかったかと、美鈴はしょぼくれた。
その会話に割り込むように、小町は早足で駆けつける。
「はい、お飲み物お持ちしましたよーっと」
場面転換の合図に、美鈴の顔がぱっと明るくなった。ところが、小町が持ってきたのは、紅茶だけじゃなかった。
「これは?」
怪訝な問いにも、小町は動じない。ティーセットの隣の二つのグラスを目線で示しながら、内心で(しめた!)と拳を握る。
「ティーソーダです。ピザにはこっちのほうが合いますよ。特に、お客様がたのような、辛いの大好きな方には、お気に召して頂けるんじゃないかと」
咲夜は念を押す。
「……注文してないわよね?」
「サービスですとも。どうぞ、お試しください」
ティーセットが並べられた横に、存在感のある大ぶりのグラスが置かれた。セピア色の中にしゃわしゃわと炭酸が踊る。
引っ込んでいく後姿を睨みつけつつ、咲夜は頑なに紅茶のカップに手を伸ばした。
「……んー」
一口を飲みこまないうちに、顔をしかめた。
舌に残ったタバスコの辛味と、紅茶の渋みが喧嘩していた。味もなにも分かったもんじゃない。
香りもよく分からないまま飲み下す苦さは、ちょっとした拷問だ。
顔を顰めてカップを置いた。すごく癪だが、ティーソーダのグラスを手に取った。そこまで言うからには飲んでやろうじゃないの。挑むような気持ちでストローに口を付け、……目を、丸く、丸く、見開いた。

「……おいしい」


「え。ホントですか?」
咲夜の言葉に釣られて、美鈴もティーソーダを飲み始めた。
んっくんっく、赤子が乳を飲むよな音を立てながら、一気に飲み干す。
「んぷぁっ!うわ、ほんと!おいしい!」
「……」
不思議そうな面持ちでグラスを見つめる相方とは裏腹に、美鈴の反応はいたってシンプルでわかりやすかった。
「……どうして?」
後味の清々しさの中に、確かにふくよかな紅茶の残り香。湿っぽい悩みも押し流す破壊力を伴っているのに、豊か。紅茶でありソーダであり、その両方の魅力を兼ね備えたもの。
咲夜はすぐに、小町がティーソーダを出した真相に気が付いた。小町が厨房で自分たちの会話を聞いていたことをそれで確信する。
水のグラスにお冷やを注ぎに来た小町を、痛いほどの目線で、睨んで、睨んで。
「どういうことですか?」
小町の答えは明快だった。
「やっ、単純な話ですよ。辛いものには冷たいものがいいでしょう。紅茶は今度、甘いものと一緒にどうぞ」
ネッ、と首を傾げる仕草は、芝居がかっていているくせに、嫌味がない。
こやつ、できる。出来すぎて、腹が立つ。咲夜は口元をぎゅっと引き締めて、答えた。
「――ええ、そうするわ」
帰ってきた声音は冷めかけた紅茶ほども渋くて、流石の小町も苦笑いするしかなかった。


水差しを抱えて帰る後姿が厨房に入ったのを確認してから。



「今度は、お嬢様たちも、一緒に来ましょ。きっとよ」
咲夜が、内緒の約束の音量で、囁いた。
「…ティーソーダに、びっくりしますよ、きっと!」
唇の端をぎゅうっと左右に引っ張って、美鈴もぺっかりと笑う。


やれやれ。世話が焼けるお客様だった、と肩をごりごり回す。
調理台の陰にしゃがみ込むと、小町はきゅうっと冷たいティーソーダを飲み干した。
微炭酸と紅茶の香りで、頭の中がキンとクリアになる。
「あー…堪らないねぇ~」

至福の溜め息を漏らしたタイミングで、お会計のお声が掛かり、雇われ店長はすわ、とレジへと懸け付けていく。





Welcome to KOMACHI CAFE !

BGM Volta Masters
Constant Motion [Remix]


当日、会場でお会いするのを楽しみにしています。

ということで最終のお知らせ。


5号館 け3-b そうさオイラは変態さ


新刊 かげなれ 勇パル 62P 頒布価格650円

既刊 オモイ デ こまえーき 46P 頒布価格450円

既刊 ルビコンに橋を架ける前 勇パル 46P 頒布価格450円

いずれも18禁となります。年齢確認できるものの表示をお願い致します。


あとき さん(隣のとなり、5号館け4-b)で、

星ちゃんがナズのドロワをあれこれする

星ナズ 頒布価格400円

もご一緒にお求めください(笑)


当日はお天気が悪い予報も出てますので、くれぐれもお気を付けてお越しください。


新刊のお知らせです。


かげなれ (18禁)

勇儀×パルスィ本 A5 64P 62P

頒布価格650円


表紙はいつもどおりのあとき さんです!

深みのある綺麗な表紙だよヒヒヒ!

※年齢確認できるものの提示をお願いします。免許証・タスポ・保険証など。


スペースは 5号館け3-b でございます。

既刊『オモイ デ』『ルビコンに橋を架ける前』はいずれも残部少です。お求めの方はお早めにお越しください。



脱稿しました。



眼精疲労で吐き気などがパネェ感じですが、これは半分以上伸びっぱなしの髪の毛の所為だと思われ。




それでは皆様、紅楼夢でお会いしましょう。

新刊情報はまた改めて!

鼻が詰まって頭がぼーっとしておる…

見かねたママさんから風邪薬貰った。漢方薬のにがすっぱいやつ。美鈴亜種みたいな名前の。


季節の変わり目、だからと一口では言えないほど、居住地域では劇的に気温が変化している。

たぶん、体がついていってないのだろうが、それにしてもつらい。

台風が去った後にはカラッカラの晴天が続き、乾燥気味なので喉によろしくなく、とうとう霧吹きを手に入れてカーテンなどに吹きつけ、水分を確保している次第。

こういうときは辛味厳禁。うっかり辛味で喉をやったら、しばらく声が出なくなる。



喉からくる風邪のときに、うがいをしろ、とよく言われていたが、実感としてうがいをすればするほど余計に喉風邪はひどくなる。

喉の粘膜を保護するものまで取れてしまって、ガードが緩くなったところに風邪菌がやってくるというか。

同じ理由で、薬局で売ってる類の喉飴もNG。コンビニとかで売ってる安っぽい喉飴のほうが余程いい仕事をしてくれる。ああ、でも夏ミカンの喉飴は飴のくせに苦みが強くてちょっと。はちみつレモンとか柚子とかのが好きだなー。


鼻風邪のときは、酒飲んで寝るしかない。

ローションティッシュは惜しみなく使え。鼻だけでなく口の周りの皮膚も傷めるし、戻るまで化粧がノらないからな。化けられないのは死活問題だから、マジでw



衣替えを済ませ、早々と、冬支度。

夏から一足飛びに冬の寒さ。この辺り、秋姉妹が迷子になりやすいゾーンでござい。




原稿やりつつ、体調管理もがんばります。

週刊リグル通信 さまにて、

先日東方夜伽話 に投稿致しました、『こんどはあなたが眠れるように』を紹介して頂きました。


こちらのブログは、夜伽でもお名前を見かけたことがあるはずです、楔様が運営していらっしゃいます。

毎週月曜日、イラスト、動画、小説と、あらゆるジャンルのリグル作品を紹介してくれる夢のようなサイト。

リグルがおとこのこかおんなのこかでも紹介を分けてるから安心だね!

リグルスキーの皆様はとっくにチェック済みかと思いますが、リグル関係手つかずの方にもおすすめです。

紹介されている作品を、楔様が心から愛しているのがよく分かりますよ。


(*´ω`*)<というか非常に照れくさいですフヒヒ!


幽リグの『こんどは』シリーズ、マジキチ設定にも関わらず、多くの方に読んで頂いているようで嬉しい限りです。




当ブログからもリンクを張りましたので、良リグル作品をお求めの方は是非一度足をお運びください。

基本、飯を食いたい。

朝昼晩三食、1合メシ食いたい。


作るのも好き。

時間の限り料理したい日もあるくらい。



ところが、年に数回、どういうわけか、やたらとメシを食いたくない時期がある。

そのときどきによって、いつまで続くかはまちまちで、三日で戻る時もあれば、一か月もロクに食わない時もあり、




今回は、長引きそうだ。




その直前、いつも通りに仕事をしているのに、やけに太った時期があって、運動しても食事を自重しても酒を控えても痩せなかったので、どういうことかと思っていたのだが、なるほど、体が食べたくないモードに入る前に蓄えておいたんだな、と、今になって合点がいく。

ぷくぷくモードの時に一気に3キロ増え、そして食べないモードに突入して、また一気に3キロ、痩せた。

痩せすぎそうな気がする。食欲がないわけじゃないが、体が受け付けないのだ。





どれくらい今食べてないかというと、

二日間で食ったのがビスケット6枚だけ、だったり、

一日に珍しく二食をちゃんと食べたら次の二日間がジュースだけだったり、

……している。


でも案外と動けるもんだ。朝から晩まで働いても全然問題ない。暑い昼間にちょっと眩暈がするくらいで。

体が省エネしている感じがしている。心地よい状態かというとそうでもないけどな(笑)!




だが、食べないのは、楽しくない。

食べて吐きそうになるのも、楽しくない。

涼しくなったら戻りますように。ナムナムしながら、命綱の牛乳ごくごく。


早く食べられるようになりたいなぁ……(´;ω;`)