旅ブログなので、子どもの頃の旅行の思い出を書きます。

小学校入学前から低学年の頃にかけて、何度か家族旅行に行った思い出があります。東京へ行ってはとバスツアーに参加したこともありますし、父の運転する車で瀬戸大橋を越えたこともあります。奈良では鹿に怯えて逃げ回ったことをしばらくの間家族にからかわれていました。

東京に行ったときには新幹線に乗った記憶がありますが、それ以外のときは基本車移動がほとんどで高速のPAに8人乗りワゴンを停めて車中泊しながら何日もかけて移動していたことを覚えています。

特に車中泊用の設備を整えた車ではありませんでしたから、後部座席をなるべく平らになるよう倒しただけでその上に布団を敷き、家族5人でひしめき合うように眠っていました。

ところで、これらの家族旅行について最近思い出して気になったのは、これらはおそらく長期休暇中などではなくシーズンオフ、全く普通の平日に行われていたのではないかということなのです。

当時のわたしはせいぜい小学校1~2年生だったので、旅行に行くと言われれば特に疑問は持たずについていったのだと思うのですが、旅行後大分経ってから、両親がわたしの欠席日数の話をしてゲラゲラ笑っているのを聞き、そのとき、なんということだ、もう取り返しがつかないじゃないか!というような気持ちになった記憶が残っているのです。

そして、実際1~2週間くらいなら平気で学校を休ませて遊びに行きそうな、そういうちょっとトンチンカンなところのある両親でもあったのです。

しかし今思うと、ただのワゴン車に乗って車中泊しながら数日かけて遠方に出かけていったあの出来事が、本当に純粋な家族旅行だったのかどうか疑わしいような気持ちにもなります。

わたしの父はそれから10年程経つ頃には50歳になるかならないかくらいであっさりと仕事を辞めてしまい、その後一切再就職することはありませんでした。そして、思い返せば現役で働いていた当時から、常に仕事に行きたがらず、辞めたがってばかりいた人だったように思うのです。

わたしは父の背中を見てすくすくと育ったので、今では立派に毎日の仕事に行きたがらず、インターネットに向かって仕事辞めたい辞めたいとダダばかりこねるようになりました。

そうして、確かにもし思い切りさえつけば軽く1~2週間くらい休みをとって、思いつきでどこか遠くに無計画に車を走らせたい、とそんな気分も日々感じるようになっているのです。

今ではわたしはすっかりお父さんのようです。まるで、お父さんそっくり人間です。わたしの中のお父さんがわたしをわたしたらしめているのです。

明日も働こうと思います。わたしの衿元に残る加齢臭は実に父と同じ臭いがします。母もよくそう言っています。それでは、寝ます。