アンダーズ東京のメインダイニング、アンダーズタヴァン。先日の宿泊時に、初めてディナーに行ってきました。
51階のレセプションエリアと一体になったエントランス。館内全般にいえることですが、天井がとても高く、開放感たっぷりなスペースです。
やはり抜群の眺望が楽しめる窓際の席は人気のようで、この日は予約でいっぱいでした。代わりにボックス席に通して頂きました。
あら、こちらは結構空いている。座り心地もゆったりしているし、まあいいか。
席からは、オープンキッチンもすぐ横に見えました。
朝食の時はこの辺りにビュッフェボードが展開されることになります。
メニューを見る限り、コースの方がコスパは良さそうなんですが…。この日はあんまり品数をたくさん食べる気分でもなかったので、アラカルトで前菜とメインだけ頂くことにしました。
そうそう、お料理より先に出して頂いた、このパンがかなり好みだった。
酸味が程よく効いていて、とりわけ温かい状態だと、外はカリカリ、中はしっとり柔らかのコントラストが素晴らしい。
ハード系パン大好き人間には、これだけでもパクパクいけちゃいます。が、色々複雑だったり繊細だったりするお料理のパートナーとしては、 パンそのものの個性がちょっと強めかも。むしろ、シンプルにサンドイッチなんかで豪快にかぶりつきたいパンですね。
さて、お料理。
前菜には、自家製サーモンのマリネにキヌアとアボカドを組み合わせた、ウィンターガーデンサラダを頂きます。
ハニーマスタードドレッシングを纏ったこのサラダ、リーフ類の組み合わせとキヌアのプチプチ感もさることながら、柔らかなサーモンとアボカドが本当に美味しかった!
良いホテルのダイニングって、朝食ビュッフェなどでよく感じることですが、こうした火を通さない、あるいは複雑な手を加えない部分こそ、素材そのものの質の高さ、そしてそれを活かすことに長けている気がします。
メインは、「タラと白子のパピヨット 仔牛とペッパーのジュ」です。
パピヨット(紙包み焼き)なので、紙に覆われている状態でテーブルに持ってきて、目の前でハサミで包みを切って頂きました。
う~ん、ビジュアル的にはイマイチかな?
カリフラワーと椎茸も入っています。
タラと白子の親子コンビだけだと、少々マイルドすぎて単調になりそうですが、ペッパーとタイムが味を引き締め、全体にメリハリを与えてくれています。
先程のパンにつけて、しっかりソースも味わいました。
ただ、一品のメインとしては、ちょっとボリューム少ないかな。すごく空腹の日ではなかったし、パンをたくさん頂いたので、まあ良かったけど。
軽めのものがいいなあと思って適当にチョイスした2品でしたが、結果としては、去り行く冬の味を今一度楽しませてもらうような、ほっこり感のある組み合わせだったかもと思います。
…と言っておきながら、ここのところ、また冬に戻ったような日が続きますがね。春を前にして、何やら気まぐれというか、私たちを焦らしているようなお天気に翻弄される今日この頃。そろそろ暖かい日が戻ってきますかどうか。
ごちそうさまでした!