こんにちはheathです。
今回は私が実践しているAndroid端末を可能な限り軽く、素早く動作させる方法をご紹介します。
~そもそも遅い原因は?~
Android端末が遅い原因についてまずは究明していきましょう。
原因は大きく3つ
·SOC(cpuとgpu)の性能
·RAMの容量不足
·その他
~SOCの性能~
まずSOCとはメインの脳みそに当たるCPUと、映像画像など画面描写をつかさどるサブの脳みそのGPUと呼ばれるパーツでできています。
いわゆる、Snapdragonですとかmtk、KIRINなどの種類があるやつです。
これらは脳みそなので、スペックが低いと言うことは頭が悪いということです。
根本的な頭の良さは代えようがありませんが、要領よく作業をするように指示はできます。
●GPUレンダリングon、HWオーバーレイ無効on●
普段、簡単な画面描写はGPUを使わずCPUが代役しています。
そこで簡単な描写もGPUにやらせることで、少しでもCPUの作業スピードを向上させます。
「設定→開発者向けオプション→各項目をon」
※開発者向けオプションは設定のビルド番号を連打すると表示されます。
次にRAM不足について解説します。
RAMというのはあらゆる作業を行う作業机です。RAMの容量が大きいほど机が大きく、同時にできる作業が増えると考えてください。
つまりRAMが不足する、ということは机の上が一杯で次の作業が行きゆかないということ。
机の上を片付ける必要があります。
さて、このRAMの上には沢山のデータが乗っています。Android本体を動かすプログラムをはじめ、ダウンロード中のデータや、キャッシュ、今使っているアプリ、多重起動しているバックグラウンドのアプリ、などなど
これらの中でどうにかするとしたら、キャッシュとバックグラウンドアプリです。
キャッシュというのは他のアプリをすぐに起動するために一部データを取りおいている状態のものです。まず、これを片付けます。
机の上に筆記用具にハサミ、糊、紙。全部だしておけば便利ですが散らかります。「メモを取る作業」をするならば必要ない糊とハサミは片付けておきましょうってわけです。
●キャッシュのクリア●
設定の各アプリの項目からキャッシュを削除できます。
全アプリのキャッシュをワンタップで削除してくれるアプリも沢山あるのでそちらを利用するのも手でしょう。
難点としてこまめな削除が必要な点があります。
●バックグラウンドプロセスの制限●
さらに置いておくキャッシュの量も制限してしまうことでキャッシュが貯まるのを防ぎましょう。
設定は1~4がありますが、1,2などにすると制限され過ぎてアプリが正常に動かなくなることが多々あるためとりあえず4にしておきます。
「設定→開発者向けオプション→バックグラウンドプロセスの上限→4」
以上に加えて、アプリの多重起動はせずシングルタスクを心がければRAMにかなり余裕ができるはずです。
あとは奥の手ですがスワップ領域を作る、という方法があります。
このスワップ領域というのは一時的なデータを置いておくことができる場所のことで、これはROMやSDカード上に作ることができます。
言うなれば、作業机の隣にサイドテーブルを置くといったイメージでしょうか。サイドテーブルなのでその上で作業はできないものの物置には最適です。
●スワップ領域の作成●
「Swapper&tools」というアプリを用いて行います。
アプリ起動後、一番上にチェックをつけスワップ領域を作る場所を指定します。
あとはスワップ領域の容量と、どれくらいの比率でスワップ領域を利用するかを指定して、saveするだけ。
スワップ領域は本体RAMと半分~同じ程度、どれくらいの比率で利用するかは60据え置きがおすすめです。
~その他について~
ぶっちゃけ上記以外だと、どうにもならないパターンが多いですが例えばAndroidのバージョンが要因になることがあります。
AndroidというOSそのものもRAM上で動作しているわけですが、これが多くRAMを必要とするバージョンのものを使っているとRAMが不足してどうさがおもくなります。
特にAndroid5.xなどは比較的重いようですね。
これを改善するにはAndroidをアップグレードしたり、ダウングレードする必要がありますが、アップグレーした結果悪化する可能性もありますし、ダウングレードはかなり複雑です。
ちなみに任意のAndroidを端末に導入して動作させることを「ROM焼き」と言います。
~あれこれ~
ローエンドスマホや片落ちタブレットを利用するときに役立つテクニックを紹介しました。
私はこれら全部(AndroidのROM焼き含め)を使いNexus7 2012年を現役で割りとサクサク使えています。
いつかそちらも紹介できたらと思いますのでよろしくお願い致します。
今回はこれにて、ではまた