大阪の海の色は何色?オレンジ色に彩られた景色は、ろうそく最期の輝きに思えた。寸前、雲に夕日が隠れた。淡くソフトな世界は、儚さに感じた。あれだけ濃かった夕日の赤も、やがては闇色に侵食される。一日の終わりは、二人の終わりに似ていた。癖のある街灯が彼女を照らす。きっとこれは最期の微笑み。もう、僕のために笑ってくれない。向けられた顔にひどく驚いた。悲しくなるじゃあないか。この冷たい世界では、君を真っ直ぐ見つめるのは難しすぎる。だから、ここに全てを捨てよう。別れは抱きしめてくれなくてもいい。