■残念なニュースです。
滋賀県の蒲生ゴルフ倶楽部で開催されていました
「第93回日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ」の
最終日、1番ホールで蝉川泰果選手が2ペナを
課されました。
■罰打に至る経過
・この日蝉川泰果選手は、最終組の一つ前の
第11組でOUTスタートでした。
・その最初の1番ホールでのできごとです。
このホールは、545ヤードPar5のロングホール。
蝉川泰果選手の2打目は、グリーン奥のラフに
こぼれました。
・第3打目をウェッジで打とうとソールした時に
ボールがわずかに動いたそうです。
しかし、蝉川泰果選手はそのまま打ちました。
・1番ホールをホールアウト後、2番ホールを
始める前に競技委員要請をし、1番ホールでの
状況を説明したことで、その場で2罰打が
課せられました。
適用されたのは、規則14.7a(誤所からのプレー)
でした。
■正しい処置
・ゴルフでは、「あるがままにプレー」することが
求められます。
そのため、インプレーとなっているボールを
プレーヤーやその他の人が勝手にその場所を
変えて打つことは認められていません。
これを規制しているのが規則9.4bです。
・今回の場合は、クラブをソールした時点で動いた
とのことですから、選手自身がボールを動かす
要因となっています。
本来であれば、規則9.4bに抵触しますから、
1罰打のうえ、ボールを動く前の場所に戻して
次のショットをするべきでした。
ちなみに規則9.4bの例外1~5には該当しませんね。
・この1番ロングホールは、最終日のアベレージが、
「4.424」と結果的に最も優しいホールとなって
います。
イーグルやバーディが多く出ているホールで
ダブルボギーとなったのは、とてももったいない
結果だと思います。
■競技委員要請について
・GDOの記事によれば、「『動いたかな…』って
いう風には目視ではあったんですけど、
ルーリングを呼ばずに、そのまま誤所から
プレーしてしまったのがもったいなかった。
(ボールが動いた)罰っていうのは分かって
いたので、競技委員の方を呼んで、1罰打で
済んでいれば、もう少し気持ち的には
良かったのかなと思うんですけど、すごく
動揺してしまった」 と述べています。
・このコメントが間違いなければ、少し残念な
ことです。
それは、自分がボールを動かしてしまったことで
競技委員を呼ぶことを前提としている点です。
この大会で、史上最年少25歳での日本タイトル
4冠が懸かっていたという日本のトッププロと
言っても過言ではない蝉川泰果選手です。
この状況では、競技委員を呼ばずに、自身の
マーカーである木下稜介選手に状況を伝え、
淡々と処置してほしかったですね。
・また、できれば1番ホールアウト後に
ボランティアのスコアラーに対して、1罰打と
なったことを伝えてもらえるとさらに良かったと
思います。
スコア速報を誤る恐れの防止にもなりますから。
これはスコアラーのため、というよりも
スコア速報を見ている各種メディアの視聴者や
トーナメント関係者を意識して申し出てもらえると
うれしいですね。
・社会で仕事をするサラリーマン、商売人など
さまざまな仕事をする人たちが、それぞれの
業界の法律やルールを熟知しなければ
ならないのと同様に、ゴルフを生業にしている
プロゴルファーがゴルフ規則を知らないのは
あり得ないと思います。
ゴルフ規則の100%の熟知は難しいかも
しれませんが、今回のような状況は比較的
起こりやすい事象です。
実際に蝉川泰果選、昨年(2025(R07)年)の
日本オープンゴルフ選手権競技 の初日にも
同様の事象で2罰打を受けています。
→内容はこちらから。
どちらも規則9.4bに関する処置の誤りです。
「このくらいで競技委員を呼ばないで」
というのが正直な気持ちです。
クラブやボール同様に、ゴルフ規則も
(プロ)プレーヤーの必須ギアだと思うのですが
いかがでしょうか。
●同様の事象が先日(5/3(日))に米国ツアーでありました。
したことです。
蝉川泰果選手には是非参考にしてほしかったと
思います。






