お互い忙しい日が続く中、少しずつすれ違いがではじめた。遠距離が始まって1ヶ月経つか経たないかという、かなり初期でのいざこざだった。


しかし、私のキャパシティのなさと、当時の遠距離恋愛適性のなさ(?)のせいで、悪化が防げなかった。


アメリカの大学生活は勉強中心。そんな中、日本にいる彼は、勉強と部活とバイトをうまく回して行く生活。

その要領の良さに、私は少し嫉妬をしていたのかもしれない。

部活するなら勉強してほしい。彼のスタイルや文化の差を無視して、そう思うようになってしまった。

また、私は、好きだったはずの彼のツンデレに、少し疲れてきてしまった。


少しけだるそうに日々を送る、そんな彼が、私は高校生の時には好きだった。でも、アメリカで生活する中で、明るく楽しく生きている友達や先輩を見て、そういう生き方に私は惹かれた。


「テストしんどいわ」「多いわ」

そんな風な言葉が並ぶラインに私は疲れてきた。

挙句には、車で危険目な運転をした、とか、その他諸々、アウトロー気味なことを自慢げに報告してくる彼に対し、違和感を覚えるようになってきた。


自分の体を大事にしてほしい。危険なことはしないでほしい。危険なことをかっこいいと思わないでほしい。


そんな思いが伝わらないことに私はイライラした。

そして、私の目移りが始まった。