3/14。
私は、友達にいっぱい相談した上で、この日に彼と別れることに決めた。愛ではなく情で付き合っている感じがしたのだ。情での付き合いは彼にも失礼だと思ったし、それが愛に戻る気もしなかった。
これ以上彼を愛せないこと、それについて申し訳なく思っていること、今まで付き合ってくれたことへの感謝、そして、これからは友達として仲良くして欲しいということ。それらを手紙に書いて、学校へ向かった。
ホワイトデーのお返しなんか、ないと思っていた。だからこそ、心置きなく振れる、と思っていた。
だが、私の机の中には、彼からのチョコレートが入っていた。
私は別れるのを躊躇ってしまい、2日後、やっと覚悟が決まって別れを切り出した。
放課後、彼の教室で二人きりになり、手紙を彼に読んでもらった。彼は悲しい表情をしていた。
私は、友達には戻りたい、絶縁状態にはなりたくない、と強調した。
しかし彼は、そんなワガママが通じると思うな、と言って、それを拒否した。
彼は私を引き止めようとしてくれたが、私はもう心が決まっていた。別れを告げて、私は自分の教室に戻った。
その日はたまたま、エレベーターが故障していた。私たちの教室は三階だったので、足を怪我していて松葉杖が必要なTは、階段を一人を降りることはできなかった。
私が教室に戻って友達に別れたことを報告していると彼がやってきて、階段を降りるのを手伝ってくれないかと聞いた。
私は彼の荷物を持って階段を下りた。
「こんな感じで、これからも色々助け合える関係がいい」と私は彼に伝えたが、彼は何も言わなかった。
こうして私たちの2年1ヶ月と2日の交際は、2016年3月16日に幕を閉じた。