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Heartwarming神戸のブログへようこそ!

子育てホロー歴(家庭教師、塾講師)27年目
手作りのアルバムコンサルタント歴20年目
に入りました

 

エンパワーメントアドバイザー
たはらちえこ です。

 

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『あなたの未来はまだまだ花開く』  私の歩みと想い改めまして、こんにちは。 私は20年以上、 写真を通して心を見つめる 「手作りアルバム」講座 家庭教師(小学校受験~小学生) 塾講師…リンクameblo.jp

 

 

 

「寄り添うって、どういうこと?」

 

そんな問いにそっと答えてくれるような、

温かい時間を体験しました。

 

子どもホスピス応援団のイベントが、

先週末に開催。

 

日本で最初の

子どもホスピスを立ち上げたドクターが、

私の高校時代の同級生であるというご縁から、

 

ここ10年ほど微力ながら、応援を💛

 

 

今年は、

院内で長く子どもたちとご家族に寄り添ってこられた

臨床パストラルカウンセラー久保のどかさんが、

現場の日々を紹介してくださいました。

 

印象的だったのは、久保さんのこの言葉です。

 

「ホスピスは治療の場ではなく、

いかに良く生きるかを大切にする場所。」

 

 

治療中には叶わなかったことが、ここではできる。

 

その喜びを、

子どもたち自身が感じられる場所であってほしい——

そんな思いが伝わってきました。

 

実際に、

ご家族とスタッフが一緒に

たこ焼きパーティーをしたり、

卓球の勝ち抜き戦をしたりといった思い出も紹介され、

 

嬉しい日も悲しい日も、

共に時間を重ねながら

「第二の家」を目指している話が心に残りました。

 

また、

天使になった子どもたちへ祈る時間や、

毎年の遺族会でご家族とスタッフが

共に過ごした時間の

たいせつな思い出を語り合う機会をもっている等

 

長年現場に寄り添ってこられた

久保さんならではの温かいお話が続きました。

 

 

続いて、

ホスピス入院経験を持ち、現在は成人されている

みずきさんが、自作の絵本を紹介してくださいました。

 

いつも明るく振る舞い、

入院中もよくほめられていたというみずきさん。

 

けれど実は、

 

夜中ひとりになると

不安で泣いていたことを、

絵本の中で静かに打ち明けておられました。

 

その経験は、

別の患者さんが泣き続けていた場面で、

そっとそばに寄り添った時間としても描かれていました。

 

言葉をかけるのではなく、励ますのでもない。

ただ涙が止まるまで、そっと一緒にいる——。

その “寄り添う力” が、

どれほど心を支えるのかが胸に響きました。

 

絵本の最後には、

 

大きなハートの絵とともに

 

「私はどんな時もあなたの味方だよ。

一人で抱え込まないで、私に話してね」

 

という言葉が添えられていました。

 

幼い頃の自分へのメッセージであり、

同じように不安な夜を過ごす誰かへの

祈りでもあるように感じました。

 

後半は、

参加者が和む楽しい時間へ。

 

教会学校の子どもたちのダンス、

トーンチャイム演奏、

同窓生によるバイオリンとピアノの音色が

会場にやさしく響きました。

 

クリスマス月ということもあり、

皆さんで讃美歌を合唱するひとときもあり、

温かい空気がゆっくりと広がっていきました。

 

最後のあいさつでは、

大人のホスピスで長年勤務されてきた牧師先生より、

 

「どんな人も、

そのままで生きることで一番輝くようにつくられている。

そのままの自分を差し出すことで、

誰かを豊かにしているのです。

 

という深いメッセージをいただきました。

 

今年は、

これまで郵送していた

有志ボランティアの手作りクリスマスカード

久保さんへ直接お渡しすることができ、

喜んでいただけて胸が温かくなりました。

 

また今回は、

同級生応援ということで、

拙いながら後半の司会進行も務めさせていただきました。

 

私にとって、

久しぶりに讃美歌を口ずさむ時間は、

幼い頃に通っていた

教会学校や聖歌隊の思い出がふっと蘇る、

懐かしいひとときでもありました。

 

 

 

今回のイベントを通して、

 

人が人に寄り添うことの尊さを

あらためて感じました。

 

誰かのそばにいるという小さな行為が、

その誰かにとっての光となり、 

希望となるのだと思います。

 

この記事のタイトル

「いのちのそばに」は、

 

当日お話しくださった久保のどかさんが

2024年12月1日に出版された

新刊の題名をお借りしております。

 

久保さんの言葉が、

本を通じて、

これからも多くの人の心に届きますように。

 

 

★手作りカードの活動の記事はこちらです。