こんにちは。和久田ミカです。

自己啓発や心理学の世界に、多いパターン。

あちらこちらのセミナーやお茶会に行っては、疲れて帰ってくる、っていう話をよく耳にします。

何のためにそんなにあちらこちらに顔を出すか、といいますと。

耳が痛い人がいたら、ごめんね。

「本当はわたし、すごい人なんじゃないかしら」

「本当はわたし、すごい才能をもってるんじゃないかしら」

「本当はわたし、このままじゃ終われない人かもしれない」

「本当のわたしを、誰かが発掘してくれるかも」

あちこちコンサルジプシー。

「本当のわたし」を探したところで、なんも変わらないのですけどねん。

コンサルのアドバイスに振り回されて、疲れはてるだけです。

残念だけど、「今のわたしが本当のわたし」。

そこからスタートしないと、山手線に乗ってるみたいになります。

いろんな駅に降りてみては、

「ここも、私じゃない」

「あそこも、私じゃなかった」

と、ブツブツ言いながら、グルッとまわって、結局、同じ駅に戻ってくる。

そんなふうに。

その旅もムダではない。楽しめてたらそれでいいんだけどね。

他の駅にあこがれても違和感があるよね。

まずは、自分という駅にしっかり降り立とう。

根を下ろそう。

まずは、そこから。

そんな話をすると、必ず出てくるのが、

「私なんか、なんのとりえもない」

「何が好きなのか、何に充実感を感じるのかもわからない」

「やりたいことがわからない」

という反応。

じゃあ、まずは自分を知ることからですね♡

でもね、自分を知ろうとするとき、「損」「得」で考えると、見えてきません。

「損」「得」で考えると、

・お金がもったいない

・失敗したら、はずかしい

・努力が報われなかったら、いや

という迷路にはまります。

でも、本当は自分が喜ぶことをするのに、お金はかからないんです。

小さい子が、夢中で何かをしているとき、高価な道具はいらないですんもん。

まずは、できることからやってみたらいいと思うなあ。

たいてい、「本当にやりたいこと」は、

いやいや、

ムリムリ。

私なんて・・・

の中に、隠れてます。

私もそうでした(*^-^*)

（講師業をしてますが、赤面症だったし、いまでも目立つのは得意ではありません。

ただ、伝えたいことがたくさんあって、今の職業に就きました。）

それとね。

せっかくやるんだから、世の中の人たちに認めてもらおう、なんて思うとこれまた道が険しくなる。

人がどう思うのかは、コントロールできないから。

好きだから、楽しいからと言って、努力が報われるとは限りません。

成功するかどうかは、努力とはまたちがったところにあります。

それでも、やりたい！

それでも、続けたい！

これをやっていると、時間を忘れる。

これと向き合っていると、とっても心が動かされる。

そんなふうに損得を横に置いて、自分の体が動いたとき、目の前のことに集中することでしょう。

未来のことより、今にエネルギーを注ぐはずです。

そこに「本当のわたし」がきっといるはず。

わたしは、「今」を生きているから。

そして、「今」をどう生きるかで未来が変わってきます。