こんにちは。和久田ミカです。
今日は、”子どもを「ウソつき」にする呪いの言葉”について。
以前、こんな記事を読みました。
オーバードーズがやめられない 市販薬を大量摂取する若者たち
麻薬ではないけれど、心を麻痺させるための「クスリ」ですね。
緩慢な自死。
心が弱っているとやめられなくなります。
以前、田代まさしさんが、テレビでおっしゃっていました。
「やめるのは簡単なんですけど、やめ続けるのが難しいんですよ」
「まず正直になることから始めないと回復はないですよ。
だって、やめられないって言える社会じゃないじゃないですか?」
と話し、薬物に手を出すことについて
「2度とないですよって前は嘘ついてたけど、ちょっと自信ないかもしれないって言えるようになった」
正直な言葉だなあ、と 思いました。
そのあと、逮捕されちゃったけど…。
私たちもそうだよね。
私、以前ライザップに行ってたんだけど、禁止されてる炭水化物をちょこちょこ食べてました。
「ちょっとお付き合いがありましてー・・(てへぺろ)」
食べない約束をしても、誘惑に負けてしまう。
体が、脳が、欲してしまう。
でも、トレーナーさんは それに理解を示してくれるから、ウソをつかなくて済むの。
「お付き合いのときは、しょうがないですよね。
お酒飲んだら、枝豆を食べてくださいね。ナイアシン!」
こんな感じ。
私の行動を責めない。
良いか悪いか、ではなくて、「どうしたらいいか」、を いっしょに考えてくれる。
できてないことより、ふだん頑張っていることを 認めてくれる。
んで、明日からまた がんばろうと思う。
もし怒られるとしたら、言わないで隠すもんね。
罪悪感とともにジムに行くのもイヤになって、やめちゃうかもしれない。
*ライザップは半年ほどでコロナ禍になったため、退会しました
これね、子育てでも同じだと思いました。
子どもに
「もうしません」
なんて言わせないこと。
そのときは「やらない」と思っても、負けてしまうのが人間。
子どもならなおさら、自制が聞かないのが「ふつう」。
私も 小さい頃、いっぱい言った。
「もう二度としません」
言うまで許してもらえなかったから。
父が怒り出したら、「もうしません」という免罪符を差し出すしかないのだ。
んでも、また同じことやって(←たいてい 妹いじめ)
「このウソつきめ!!!」
と 怒られる。
ああ、なんて理不尽なんだろうと思ったなあ。
「ウソをつくつもりはなかったんだ」
「機嫌を直してもらいたくて、『もうしません』と言っただけなんだ」
って 言いたいけど言えなかった。
だから、私は甘んじで「うそつきな子ども」になった。
そして、「ウソ」をつかないために、口を閉じて だんまり貝になることを選んだ。
二度としない、なんて 約束できないから、親の望む「反省」なんてしない。
(そのあと しこたま殴られ、蹴られるんだけど、ウソつきと言われるよりましだった)
これはウソちがい。カワウソちゃん。かわゆす。
話は変わるけど、
田代まさしさんが逮捕されたとき、ダルク創設者の近藤恒夫さんのインタビュー記事を読んだことがあります。
ダルクは 以前田代さんが スタッフをしていた、更生施設。
近藤さんご自身も 薬物で苦しまれた経験から、
薬物を完全に断つことがどれだけ大変ななのか(理解)
なぜ 再犯に至ってしまったのか、その要因(今後どうしたらいいか)
についてお話されており、
「(田代容疑者は)何度でもやり直すしかない。
できれば面会に行って、通所で4年間も薬物を使用せずよく頑張ったな、と言ってやろうと思う。
もし、彼から『回復プログラム(を受けたい)』と言ってきたら受け入れる。
扉はいつでも開いてるが、その扉を開けるのは彼自身だ」
という言葉で結ばれていました。
なんか涙が出た。
北風と太陽だ。厳しくてやさしい。
弱さをお互いに認め合うこと。
そして、結果より プロセス。
んだから、話を戻して 子どもをうそつきにしないためには、
子どもに できない約束をさせないこと。
できない約束をさせて「ウソつき」にさせないこと。
困ったことをしたら、そこに至る 気持ちを理解すること。
ただし、行動には「ダメ」と言うこと。
これからどうしたらいいか、いっしょに考えること。
糾弾は 排除を生むだけ。孤独を与えるだけ。
結果的に さらなる再犯へつながる。
と私は思う。
何度か紹介してるけど、こちらの本もおすすめ。
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しめきり 7月23日(火)
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