私が心を病んで教師をやめたわけ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

今日は、「私が心を病んで教師をやめたわけ」について。

 

 

以前、こんなことをFacebookにつぶやきました。

 

一年生を受け持つと、ひらがなを 厳しく採点する。
 
今は昔ほどじゃないかもしれないけどね。
 
正しい形は 一年生でしか習わないから。
 
 
んなもんで、袖を真っ赤にしながら、残業して、赤を入れるわけだが、ご両親の中には
 
「うちの子の努力を認めなさいよ」
 
とおっしゃる方もいる。
 
 
いやいや、認めてますがな。
 
いやがらせじゃなくて、子どもたちのために直してるんですけどね。
 
 
どうも、伝わらない時がある。
 
(ご両親がまちがっていないと感じるなら)花丸をつけるべきだ、
 
はねてなくたって 頑張ったんだから 丸を付けてほしい、
 
みたいな苦情が来たりする。
 
 
まあ、しょうがないよね。
 
今は親となり、その気持ちも、ほんのちょっとわかる。

 

先生って大変。

 
 
出も思うんだ。

最初から字が崩れているのと、
 
正しく書けるけど崩してるのは

ちがうと思うんだけどね。



いろんなコメントが付いたので、ご紹介します。

 
Chuk YongによるPixabayからの画像
 

①宿題イヤイヤ期の1年生のママ

 
 
 
 
 

②厳しい先生にあたって感じたこと

 
 

 

③昔の学びはムダになっていない、と感じるママ

 
 

④中学校の先生から

 
 
 
 

⑤厳しい指導で楽しさまで忘れてしまうことが心配なママ

 
 
 
いろんな意見がありますね。
 
どれも、「そうだよね~」って思いながら読みました。
 

 
 
ひとつ補足しておくと、ひらがなの指導に関わらず、教える内容や指針は すべて文科省から出ています。
 
教師はそれに沿って 指導をしているので、勝手に自分の基準で花丸をつけたりは できないんですよね。
 
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国語の教科書を出している、光村図書での記述も参考になるかな。
ひとつ言えることは、いち教師の一存で 〇×をつけているのではなく、ちゃんと基準があるということ。
 
ましてや、いじわるなんかではないこと。
 
 
 
また、個人的に思うのは ひらがなは美しくかけた方がいいと思う。
 
日本語の文は ひらがなが多いため、ひらがなだけでもきれいだと、パッとみたときそれなりに字が上手に見えたりします。
 
今はアプリなんかで 楽しく学べる機会も増えてるみたいだから、私が教師だったころより、ずっと学びやすいかもしれない。
 
先生に直されると、うちの娘みたいなタイプは 反発してやりたがらないし、ぐずるもんね。
 
(宿題は命令だし、赤で直されるのが嫌だから、やらない!という娘・・・)
 
 
 
で。
 
ここからが本題。
 
私が心を病んで、教師を辞めたわけ。
 
 
前にも何度か書いてるし、NHK、Eテレ、TBSで取り上げていただいていた 保護者トラブル。
 
簡単に書くとですね、
 
 
●毎日のように苦情を言ってくる保護者が複数いた
 
●上司たちにも相談して、毎日真摯にお返事をしたつもりだが、またそれに対して 苦情が返ってくる
 
という状況が、半年ぐらい続いたんですよね。
 
途中で 和解できたのですが、心が悲鳴を上げて、妊娠を期に退職しました。
 
 
 
退職後もずっと考えていたんです。
 
なんて伝えたら、わかってもらえたんだろう…
 
 
それが、子育てする中で わかりました。
 
おそらく、彼女、彼らが 言いたかったのは、
 
「もっとうちの子を認めてください」
 
「私は、こんなにがんばっているんです」
 
 
 
苦情という形で言ってくるので 気づかなかったのですが、
 
「お子さん、よくやってますよ!」
 
「すばらしいご提案、ありがとうございます」
 
「〇〇さん、お子さんのサポートを がんばっておられますね。感謝しています。」
 
 
きっと、こんな言葉がほしかったのだと思います。
 
私は「言葉の向こう側を聞く技術」を持っていなかった。
 
大学時代、カウンセリングや心理学の授業をたくさんとっていたのに、まったくいかせてなかった。
 
 
 
そのころ私がしていたことといえば、
 
「そういうときは、〇〇すればいいですよ」
 
というアドバイスや、
 
要望に対して
 
「〇〇はできますが、△△はできません」
 
という 事務的なお返事だけだった。
 
 
つまり、
 
伝え方じゃなかった
 
聞き方だった
 
ということに、気づいたのです。
 
 
 
特に、1年生で長子を持つお母さんたちは、すごくがんばっています。
 
宿題ひとつとっても、子どもがやっていかないことが こわい。
 
ダメな親だと思われたくない。
 
 
だから、子どもがぐずると とても不安になります。
 
「こんな厳しく赤を入れるのは、逆効果じゃないの?
 
 がんばったんだから、〇をつけてくれればいいのに!」
 
と 教師に矛先が向いたりします。
 
ええ、これ 何度もありました。
 
 
 
親となった今は、その気持ちも ちょっとわかる。
 
でも当時はわからなかったなあ。
 
申し訳なかった。
 
未熟者で ごめんなさい。
 
 
 
退職したあと、コーチングを学び初めました。
 
娘が3歳になる前のことです。
 
「どういう風に聞けば よかったのだろう?」
 
という問いをどうしても解決したかったんです。
 
 
初年度だけで100万円ぐらい払いまして、まずはスクールで3年。
 
専業主婦だった私にとっては 大きな決断でした。
 
でも、
 
あのころ、清水の舞台から飛び降りた私、よくやった!
 
 
 
お金が・・・
 
時間が・・・
 
子どもが小さくて・・・
 
と言ってたら、今 どんな人生を送っていたのだろう。
 
ゾッとします(((( ;゚Д゚)))
 
 
 
教師を辞めたばかりのころは、同じ年ごろの女性と話すだけで 震えたり、硬直したり、
 
いろいろ大変だったけど、あの経験があって今があります。
 
 
そんなわけで、これからも
 
聞くこと
 
を伝えていきたい。
 
学び続けていきたい。
 
 
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