パパとママを喜ばせたい。でも、怒らせたり、悲しませたりばかりなんだ。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

いっこ前の記事↓に関連して、教師時代の話をシェアしますね。


 

昔ね、野球を熱心にやっている子がいました。

 

教師時代に、担任していた子です。

 

私にはね、「本当はやめたい」とこっそり教えてくれたんです。

 

理由は、

 

「野球はつまんない。

 

 パパがコーチをしているから、行かないと怒られる。

 

 本当は、パパとママを喜ばせるために行ってるの。

 

 でもね、ボク、野球下手なんだよ。

 

 喜ばせたいけど、かえって怒らせたり、悲しませたりする」

 

実際は、もっと つたない言葉だったのだけど、要約するとこんな感じになります。

 

 

お父さんから、

 

「次の目標は、○○になること!」

 

と 課題を課せられるも、それは子ども自体が決めたことじゃない。

 

その子が見ているのは、野球ではない。

 

パパとママの笑顔。喜んでくれる顔。

 

それを与えてあげられないことに、小さい体で ひとり葛藤していたのです。

 

 

そのズレを抱えたままだと、この子はずっと苦しいままだなあと感じたことを覚えています。

 

でも、「先生、秘密ね」と言われたので、保護者の方には言いませんでした。

 

男と女の約束ですから。

 

 

パパとママ、喜ばせなくていいよ、

 

あなたが 幸せに生きることが、パパとママの本当の願いなのだから。

 

過去に向かって 話しかけたくなります。