学校に行きたくない★どんな風に話を聞く? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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パーソナルコーチング10月のお申し込みは締め切りました。

次回は11月です。


昨日は、ママcafe子育てコーチング講座の日ドキドキ

チカラを使い果たしたようで、バタンキューでございましたです…。

今回は、ケーススタディを通して、2つのグループディスカッションをしました。

「学校に行きたくない」と 言ったとき、についても 話し合いました。

対処法に 正解はないのだけれど、とても 参考になるお話が出たので、シェアします。

ママcafeの初回からスタッフとして 活動してくださっている Yさんの体験談です。

(ご本人の承諾を得ています)。

以前、お子さんが 学校に行きたくないと 言った時期が あったそうです。

理由を聞かなくては、と思い、毎日

「何があったの?」

「どうしたの?」

と 質問しました。

お子さんは、

「ママがいないから」

などと 毎回 いろいろな理由を言うのですが、状況は 改善しません。

毎日、泣きながら 学校へ行っていました。


Yさんは、今振り返ると、自分の不安を解決するために 子どもを 問いただしていた

そして 子どもも 何か 言わなくてはいけないと思い、思いつきで 理由を作っていた、

と おっしゃっていました。

その頃、私が書いた記事に ヒントがあり、

「『そうなんだね』と 受け止めるだけでいいんだ!」

と 思ったそうです。

「学校に行きたくない」

「そうなんだね」

子どもが とってつけた 理由を 重ねる必要が なくなりました。


その後、学校に行けるようになり、だいぶ 落ち着いてから 何があったのかを聞いてみたところ、

クラス替えで 親しいお友達と離れ、さみしい思いをしていたとのこと。

思うところがあって 口にできなかったのでしょう。

ママが「そうなんだね」と そのままの状態を 受け入れ、お子さんが クラスに慣れるに従い 状況は 好転しました。


登校しぶりの対策に 正解はありません

Yさんのお子さんの場合は、クラスに慣れる時間が 必要だったんですね。

子どもって うまく それを言語化できないときがあるから、大人は もやもやしますねsei

Yさん、お子さんを 信じて待っていて、よかったねビックリマーク


不登校や登校しぶりは、よいことでも 悪いことでも ありません。

「学校に行けない」という事実があるだけ。

でも、それを 「悪いこと」と位置づけると、子どもは 自分は悪い子だと 感じます。

登校できない苦しさに加え、ママを 苦しませる自分、という二重苦となります。

そんなとき、親ができることって なんだろう?と 昨日は 受講者の皆さんと一緒に考えました。

活発に話し合っていただいたので、たくさんの視点が出ました。

育児書に書いてあったなにか、ではなく、自分はどうしたらよいか、の ヒントになったらいいな、と思います。