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合成保存料の表示はわかりにくい?

ボクシングをプロで活動している時に食べ物の大切さを実感しました、添加物の表記のわかりにくさを話したいと思います。

合成保存料

合成保存料は、食品の腐敗や変質を防ぐために使用される添加物です。しかし、食品表示では「合成保存料」とは書かれず、原材料表示に「安息香酸」や「ソルビン酸」などの名称で記載されています。そのため、消費者は合成保存料がどの成分に該当するかわかりにくいのが現状です。

安息香酸

安息香酸は、安息香の木の樹液を化学的に変化させたもので、単体での実験では毒性は低いとされています。しかし、他の酸と反応するとベンゼン等が生成される可能性があり、ガンや白血病のリスクが高まる可能性があるとも言われています。

ソルビン酸

ソルビン酸は、細菌にとって疑似餌のようなもので、食べても栄養にならないため、細菌が減ってしまうという仕組みです。単体での実験では毒性は低いとされています。

どちらの成分も、複合試験は行われていないため、複数の成分が合わさった場合の安全性は不透明です。

合成保存料

合成保存料は、天然のものでも危険なものがあることから、合成だから危険、天然だから安心とは言い切れません。しかし、食品表示がわかりにくいことで、合成保存料に対する不安が高まっていることは確かです。

食品メーカーの戦略

食品メーカーは、合成保存料の使用を大きくアピールする一方で、使用していないことを小さくアピールすることがあります。これは、合成保存料に対する消費者の不安を逆手にとって、自社の商品をアピールする戦略と考えられます。

食品添加物の安全性

食品添加物は、全てが危険なものではありません。しかし、各社こぞって使用しているため、複合毒性が心配です。また、自然な物に比べ過去の実績がないため、不安があるのも事実です。

消費者の行動

1000年以上食べてきたものと、ここ20~30年しか食べていないものでは、リスクを考えると後者の方が高いでしょう。また、今は認可されていても、数年後に使用禁止になることもあります。

だからこそ、消費者はまず合成保存料について知ることが大切です。そして、無用なリスクを負わないよう、自分で勉強して判断することが大事だと思います。