今年は山腹や山麓は歩いていましたが、この日は今年初めて山頂を目指しての山登りとなりました。
山登りに行く山は、以前は初めての山に登りたい気持ちが強かったのですが、リピート登山することが増えてきており、赤坂山も勝手知ったる山のひとつです。
天気予報では曇りなしの晴天だったのですが、山の天気は想定外の天気になることが多々あり、山頂近くは雲に覆われて暴風に近い強風が吹き荒れており、“明王の禿”や“寒風”への縦走は断念してピストンでの下山です。
「赤坂山」は、“マキノ高原”をスタートして“武奈ノ木平”までが約1時間で中間点になります。
“武奈ノ木平”から“粟柄越”を経由して山頂までが残り約1時間くらいですが、花の写真を撮っている時間や休憩時間を含めてプラス数10分といった感じです。

「赤坂山」は、最初は段差のある木段や石の多い道を登ることになり、体がまだ目覚めていない朝はいつも結構シンドさを感じながら登っています。
“武奈ノ木平”までは景色があまり見えない単調な道が続きますので、ここは淡々と登って行くのみです。

そんな単調な道ですが、道のあちこちでスミレが小さな花を付けており、少し気持ちが和みます。
「赤坂山」には数種のスミレが分布しているそうですので、とりあえず“シハイスミレ”にしておきますが、花色がかなり違うものがあって同定は怪しい。

“トキワイカリソウ”は花が碇(イカリ)に似ていることから名が付いたといい、北陸から山陰地方の日本海側に多く分布するとされています。
花は紅紫色と白色があるそうですが、マキノは日本海側になるので紅紫色の花が咲いている。

花色は淡紫色のものと紅色の強いものがありましたが、白色のものはやはり見かけませんでした。
北陸では白い花の個体が多いといいますので、ぜひ一度見てみたいですね。

そうこうしているうちに“武奈ノ木平”、標高511mに到着です。
ここで水分補給して“粟柄越”を目指して登りますが、“武奈ノ木平”から山頂まではバリエーションのある道や景観のよい道が続きますので、ここからが本番です。

4月の赤坂山では“オオイワカガミ”の群生が魅力的なのですが、4月中旬のこの日は大半のものが蕾か、まだ蕾も出来ていないものが多く、花期はまだ先のようでした。
標高がやや低くて陽当たりのよい場所の一部では“オオイワカガミ”が咲いていて花には出会えましたが、条件によって開花時期に大きな違いがあるようです。

オオイワカガミは中腹辺りでは蕾状のものが多く、標高が高くなるにつれ蕾がまだ見られない状態でした。
一部だけとはいえ咲いているオオイワカガミに出会えたのはラッキーでしたが、山の斜面がピンクに染まるような満開の群生が見られる頃にも来てみたいかな。

オオイワカガミが咲く頃には終わり、サラサドウダンが咲く頃にオオイワカガミやカタクリ”は終わってしまいます。
「赤坂山」で春の花を満喫するには、シーズンに2~3度登ったり、時にはコースを変えて登る必要がありそうですね。

登山道は途中で沢沿いの道になり、砂防ダムの堰堤を乗り越えます。
堰堤を超えると岩の道を登ることになり、岩の間にミスが流れる岩の道を超えると、そこからは沢と別れて九十九折りの道となる。

登山道の所々では“イワナシ”の花を見ることが出来ました。
イワナシは、夏に熟する果実が梨に似ていて、岩場に生えていることから名が付いたといい、果実は食べることが出来るそうです。

「赤坂山」でショウジョウバカマはよく見る花ではない印象を持っていますが、唯一見られたショウジョウバカマで、ある程度の標高の場所ではぎりぎり花は終わってはいませんでした。
ショウジョウバカマの根生葉は放射状に生え、花を猩々(伝説の猿)の顔に見たてたのが名の由来です。
ここまでが登山工程の約半分ですが、長くなるので前編と後編に分けました。
“粟柄越”を超えた辺りからは雲で視界が悪くなり、強風に悩まされることになりました...続く。







































