映画 映画『ランニング・マン』は、スティーヴン・キング(リチャード・バックマン名義)原作の『バトルランナー』(原題: The Running Man)の2度目の映画化になります。
1度目は、1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で『バトルランナー』として公開されており、今回の『ランニング・マン』はリメイク作になります。

『バトルランナー』では犯罪者に仕立て上げられた主人公が、TVショーで生死を賭けたゲームを行いましたが、今回は子供の病気の治療費を稼ぐためにランニング・マンに参加します。
逃走する舞台は特設された特別な区域で戦った『バトルランナー』と違い、街中全てが舞台となり、市民の通報で居場所を特定されたりで市民も敵となります。
 

 

無事に30日間を逃げ切れば大金を手にすることが出来ますが、捕まったら即死亡というのは同じで、映像などを捏造してTVショーとして視聴率を稼ぐところも同じ。
前作でのハンター(ストーカー)はショーアップされたキャラクターが多く、ジェシー・ベンチュラやプロフェッサー・トオル・タナカなど往年のプロレスラーが登場していたが、今回のハンターは地味なキャラとなった。

昨中にチラ見えする“新100ドル札”は、描かれた肖像画がベンジャミン・フランクリンではなくシュワルツェネッガーになっているのはご愛敬。
ベン・リチャーズ、キリアン、ラフリンの名も『バトルランナー』を何度か見たので馴染みのある名前です。

 

 

スティーヴン・キング原作で映画化された作品には「キャリー」「シャイニング」「ミザリー」などがあり、TVドラマでは「アンダー・ザ・ドーム」などがあり、「ホラーの帝王」の異名を持つ作家です。
『ランニング・マン』は、大まかなストリーの流れと結末が基本『バトルランナー』と同じなので意外性はなかったものの、逃げた日数や殺した人数で賞金が加算されていくのがよく分るリアリティショーとなっています。
 

 

せっくなのでシュワルツェネッガーの『バトルランナー』をもう一度見返してみると、サブゼロ・バズソー・ダイナモ・ファイアーボール・キャプテン・フリーダムなどのストーカーが登場。
追いかける側のストーカーたちのキャラがとてつもなく濃いですね。

 

 

 

叫び 公開を楽しみにしていた映画『ランニングマン』が上映開始になりましたので、席の予約をしようしたら吹き替え版は午後からの上映でした。
少し中途半端な感じのする時間だなと思いつつ上映スケジュールを見ていると、朝一番に上映の『HELP/復讐島』があり、先に見てから軽く食事してちょうどよい上映時間なのに気が付きます。

せっかくなので今日は久々に映画のはしごをしてみようと、連チャンでの映画鑑賞となりました。
『HELP/復讐島』の宣伝文句は、「パワハラ“クソ”上司と無人島で二人きり!? 吐き気がするほどの《最悪》な状況、あなたならどうする?」です。
 

 

コンサル会社の社員のリンダは頭脳明晰で優秀な社員だが空気の読めない性格ですが、自分の仕事の実績は同僚に取られ、親の後を継いで新しく社長となったパワハラ気質のクソ上司のブラッドリーには嫌われている。
序盤は、会社の序列の世界の嫌らしさとパワハラ上司と取り巻きどもが人を嘲笑したりする様子が実際アルアルな話として描かれます。

飛行機で商談に向かった飛行機の事故で他の同僚は亡くなってしまい、二人だけが無人島に流れ着きます。

サバイバル能力のあるリンダは、負傷して動けないブラッドベリーを助けるうちに、二人は親しげに話すようになっていくが、はてさてお互いに心を許しているのか...話の展開は予測不能です。
 

 

監督は『死霊のはらわた』や『スパイダーマン』シリーズを撮ったサム・ライミですので、ホラー・カルト的な要素もたっぷり含まれます。
映画を見ながら椅子の上で思わずのけ反ってしまうスリリングなシーンも数度あり、ストーリーは“エッそうくるの?”と意外な方向へ進んで行き、最後まで展開が読めません。


リンダのサバイバル術や島の美しい景色や島の探検なども見ていて楽しくなってくる映画で、エンタメ要素がたっぷりと楽しめる「予測不能のリベンジスリラー」でした。


 

ランニング 箱根駅伝が見る人に如何に大きな感動を与えているかを表わしているのが、箱根駅伝を舞台にした小説の多さではないでしょうか。

今年の正月は箱根駅伝をTVでずっと見ていましたので、各区のコースや中継ポイントなど小説と実際のコースがリンクしてイメージを膨らませることが出来ました。

 

池井戸潤さんの「俺たちの箱根駅伝」は、10月から日本テレビ系で大泉洋さんを主演として連続ドラマでの放映が予定されているとこことです

「俺たちの箱根駅伝」がどんな形で映像化されるのか気になるところで、地上波のドラマはあまり見ない当方も見てみたいなと思います。

『俺たちの箱根駅伝_上』池井戸潤

 

『俺たちの箱根駅伝』はシード権も予選会で10位以内に入れなかった大学から各1名づつ選抜された「学生選抜」チームの挑戦を描いた物語です。

なかなかチームとしてまとまらない学生選抜のチームと並行して、箱根駅伝を中継する放送局内部での苦悩や対立・奮闘の2つのドラマが描かれます。

 

3位以内でゴールという途方もない目標を掲げて、監督の甲斐はライバルチームの監督やマスコミ、自身が監督を務めている大学のOBから批判やバッシングを受けます。そんな状況下でキャプテンの隼斗は必死にチームをまとめようとします。
また、放送局では大手プロダクションの人気タレントを使って番組を作ろうと横槍を入れる編成局長に悩むプロデューサーの葛藤があります。

 

『俺たちの箱根駅伝_下』池井戸潤

 

下巻では駅伝がスタートし、各区を走るランナーのこれまでの人生の背景を交えながら、走る戦略や苦しさを乗り越えて襷をつなごうとする心の中の描写が描かれる。

監督の甲斐のランナーへの声掛けが絶妙で、給水や応援に回った駅伝に選ばれなかったランアーたちの献身的な努力も美しい。


また、ほとんど取材されることのなかった「学生選抜」のランナーたちを独自に取材して、ランナーたちの気持ちを伝えたベテランアナウンサーの辛島の感動を与えるアナウンスが見事です。
駅伝の面白さのひとつにゴールするまでに何度も順位が入れ替わることがありますが、「学生選抜」もひとりのランナーが抜かれても襷を受けた次のランナーが抜き返す、手に汗握る感動的なレースを展開します。

『風が強く吹いている』三浦しをん
 

寛政大学の床が抜けるようなおんぼろ学生寮の竹青荘に住む10人の大半が陸上素人が箱根駅伝を目指して、厳しい道のりを歩み、遂に箱根駅伝を疾走します。
話の始まりは、膝に故障を持つハイジが、高校時代に暴力事件を起こして陸上界から姿を消した天才ランナー走(カケル)と出会い、竹青荘にスカウトするシーンから始まる。

アオタケ(竹青荘)は実はハイジが箱根駅伝を目指すため「寛政大学・陸上競技部錬成所」としていた所で、カケルが入寮したことで箱根駅伝に必要な10人が揃う。
アオタケの住人たちはハイジの指導の元、力を付けていき、それぞれの個性を生かした区間を走ります。

10人のランナーは力を出し切って走りますが、箱根の険はとてつもなく高い。
最初は衝突を繰り返したメンバーたちであったが、最後は強い結びつきの絆で襷をつなぎ、シード権を取るため限界を超えるようなの走りをする。
臨場感たっぷりの駅伝の描写や各ランナーや大屋さんや地元の商店街の人の好意に好感が持て、走るということが如何に人に感動を与えるものかが凄く伝わる小説でした。