
私が認知行動療法を学ばせていただいた
青山ココロコート代表 大野和幸さんと
「アルコール依存症について」対談させていただきました。
今回それを載せさせていただきます。
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三田ちえこさんの体験からの話を綴ります。
その前に三田さんの経歴を簡単に紹介しておきます。
家族問題、うつ病、アルコール依存症、摂食障害、薬物依存症を克服し
今までしていたアロマテラピーの仕事に加え現在、アロマを取り入れた
心理カウンセラーとして活動中です。
小学生の頃からうつ病、思春期やせ症(今でいう摂食障害)と診断され
10代で1人渡米しロサンゼルスで生活をする。
薬物依存・アルコール依存・うつ病・摂食障害と様々な体験をしながらも
乗り越え、現在の活動を始めた。
アルコール依存では、ICUに入ったり、肝機能も破壊される程の重度。
摂食障害では拒食過食を繰り返し体重は20キロ台に激減していたほどの重度であった。
とても表情が輝いている三田さんから、続々と聞かされる壮絶な過去の体験を
ランチタイムのときに聞かされた時は、私は驚きはありませんでした。
(周りの人はギャップに驚いていたようです)
むしろ、今の輝きの理由が紐解け、なるほどと思いました。
「アルコール依存を克服するのに有効だったことは?」
大野 「アルコール依存症を克服するのにどういったことが有効だと
思われていますか?」
三田 私自身の経験と知人たちの経験を織りまぜてお話させていただきます。
先に結論からいいますと
大野さんがギャンブル依存を克服された経験と同じような感じだと思います。
「つまり、ギャンブル或いはアルコールを飲むという行為そのものを止めるということに
留まらず、それを求める心の虚無感をなくす思考にしていく…ということですかね」
はい。
少し違う点は、といっても、これも大野さんと同じだと思いますが、
他に楽しみを見つける」のはけっこう大変なんですよね。
一般的に
「ストレス解消のために何か楽しみを見つけましょう。」
などよくいわれていますが
皆がそれを見つけられればストレスは解消できて、ストレスからの病気には
ならずに済むわけで・・・。
以前、アロマテラピーでのお客様の中に心の病を持った方がいらっしゃって
アドバイスをしていた時期によく
「趣味ないもん」
「楽しめること1つもない」
などの返答ばかりで困りました。
私の質問が悪かったのかな?
大野さんに、アドバイスいただいたおかげで、今はもっと質問も上手くなった
はずだと思いま(笑)
「それは三田さんの力ですよ」
私は「その病気に焦点を合わせず、他に何ができるか?」を考えて実行したり
大野さんのように「少しでも楽しめることをする」「無理をしない」「楽に過ごせることをする」
アロマやハーブに関わったことで学んだことですが
「楽」という字は草冠をつけると「薬」
その草冠とはハーブや漢方薬を意味します。
楽を目指して薬を飲んで治癒に向かうわけですから「楽」が本来の自然な生き方。
それが最良の生き方だと実感しています。
日本人は忍耐・努力などを良いものだという認識が強いので
逆に「楽」=「怠け」と受け取ってしまい、以前の私もそうでしたが
楽をすることに抵抗がある方が多いと思います。
「なるほど」
アルコール依存症についていいますと
アルコール依存症と診断されて、この先、一生お酒を飲んでしまってはいけないとなると
皆「普通の社会生活が送れなくなる」と感じて落胆します。
病院で受診しているうちは「飲まないこと」が目標なので目標に向けて「飲まないでいる」
ことを頑張ります。
診断されるまでになるには、飲酒したことで散々な思いをしてきたので
「やはり止めるべき」だと本人も思っています。
大野さんは自助グループへ通わずにご自身で克服されましたが
依存症関係は自助グループなどで同じ経験があり、止めるという趣旨が同じの仲間たちと
ミーティングで日々の自身の悩みや生活などを話して、分かち合う(シェア)ことで
一人でがんばるよりは止めやすいといわれています。
もちろん、大野さんのように自助グループへ通わなくても止められる人はいます。
私は病気の種類も多かったもので、ひと通り顔を出したことはありますが
ある団体が各地にミーティング会場や開催日時も多く最終的にその団体しか
通っていませんでしたが摂食障害、薬物依存症など克服できました。
とにかく、
同じ病や依存症を経験したことがあり、一応、ミーティング内の話は他言してはいけない規則なので
公の場では話せないことでも、何でも話せる場や人がいるということが重要だと思います。
自助グループや支援施設には、アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害、ギャンブル依存症
感情の問題、買い物依存症、性の問題、引きこもり、虐待の問題、統合失調症
うつ病など様々な団体、グループがあります。
飲まない日々が続き安定してくると、絶対に1杯しか飲まないと気合を入れれば
1杯くらいなら飲めるのではないか?
と思い、飲んでみた結果、たったの1杯で考え方が以前飲んでいた頃のような
酷い状態になってしまい、お酒を買い込んで、元のアルコール依存症真っ只中の状態になり
体が弱って飲めなくなってくると飲酒をまた止める気になり、休んでいたミィーティングへ
通い始めたりして「もう飲まない」と自分自身に誓います。
私の場合は、3年止めたときに通っていた自助グループでお祝いしてもらいホッとしたのか?
その後「うっかり」飲んでしまいました!(笑)
それからは連続飲酒の始まりでなかなか止められず、飲酒での怪我が絶えず
急性肝炎でも入院し、縫う怪我を何度もしました。
再飲酒してしまう原因として
男性の場合は「怒り・寂しさ・投げやりな気持ち・絶望」が多いようですが
女性の場合は「疲労・忙しさ・寂しさ・絶望」が多いんです。
そして、どちらも「うっかり」や何かのお祝いごと、当選、お祝いごとなど良い出来事でも
「うっかり・つい」飲んでしまって連続飲酒へ突入してしまうことは多いのです。
私は、依存症や障害、その他の完治しない病などについての「克服」とは、症状がなくなり
尚且つ、その病気にとらわれずに内面からも、生き生きと毎日が楽しめるようになることだと
思っています。
今まで、アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害などでも症状は治まっても、その物をみると
いてもたってもいられない人や、その物に対して抵抗がある、恐怖心がある(私生活で影響のあるくらい)
人たちを多くみてきました。
もちろん、症状が治まっただけでも大変立派なことですがそれでは本当の意味での克服ではないと
感じています。
「なぜ、その病を治したいのか?克服したいのか?」
「その病がなければ自分は何をして過ごすと思うか?
どういう生活を送っていると思うか?」など病気のない生活を想像してもらうと
問題点など見つかりそうです。
病気真っ只中の人たちは
「この病さえなければ自分は~~していたはずだ」
「今の自分は本当の自分ではない」など
漠然と巨大な未来や成功を思い込んでいるんです。
「よくわかります。私はそう思い込んでいましたから」
それで、病気が良くなり、病気のない生活になると社会との関わりが出てきたり
要するに「普通の一般的な生活」になるわけです。
そこで、病気の間はそのような対人関係など大してなかったりしているので、戸惑ったり
苦しんだりする人が多いんです。
そして
「こんなはずではなかった」
「病気が治っても苦しいだけ」
「一生懸命、病気を治したのに良いことが1つもない」
と感じて、また病気を再発させてしまったり、苦しみ続けたりしている人が多いです。
そしてまず「自分はダメな人間」という自責があるため
自信がないこと、自分を小さく見ていることから
「健常者は何でも出来て、ちゃんと社会生活が送れていてすごい人」という大きな勘違いの
思い込みがあったりします。
私も少しそうでしたが、その「ちゃんと」とは一体何なのでしょうか?
こういったいわゆる 「認知の歪み」 が病気の症状が治まっても、ただ苦しいだけの生活に
なってしまうのでしょう。
だから、認知の歪みを修正しつつ、他に視点を向けていくことで外面も内面も克服できていく
ものだと思います。
症状は単なる「お知らせ」に過ぎず、生きづらさの原因は「内面」にあるから症状はどうでもいいけど
内面を育てなければ意味がないと思っていました。
お知らせとはいえ、アルコールや薬物が関わる場合は危険ですけどね。
私は、珍しいタイプで、摂食障害についても摂食障害者の中で重症だったのに
ある機関の心理テストでは 「摂食障害にならないタイプ」でしたし、アルコール依存症、摂食障害
薬物依存症、うつ病などあり、病気が真っ只中の中でも、健常者との交流は絶やさなかったので
広範囲で物事を捉えることができたので、そのようなことも自分自身の思考のバランスがとれて
病気の克服や様々な判断をするのに大変役ちました。
「なるほど、根源にある内面を育てることで、本当の意味の克服ができるということですね。
それから、よくこんなタイプは心の病になりやすいとか言われていますが
私は全く当てにならないと思っています。私自身当てはまらないからなんです。
三田さん、体験からの話、また聞かせてください。」
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大野先生、ありがとうございました!
青山ココロコートのホームページです。
大野さんのブログ パニック障害は克服できる☆カウンセラーなごみ
三田ちえこのカウンセリングとアロマの心を育むハートライズ

