2015年も最後の一日になってしまいました。

思い起こせば、日々のストレスや疲労に悩まされながら、
少しでも元気をもらうために、少しでもそばに音楽があった1年でした。

海外アーティストのコンサートに今年は4本見に行ったり、
あるいはフリーのライブイベントや
ラジオの公開イベントなどでもたくさんの歌を聴き、

そして、時間があれば、何時も耳元にはラジオを聴いていました。

何時もの年のことではあるけど、
今年はよりそんな風につとめて過ごした1年でした。

新しい曲ももちろんですが、
耳慣れた、あるいはしばらく聴いてなかった懐かしい曲が
ラジオやテレビやあるいは街中から流れると、
そのときあった出来事を思い出して
楽しくあるいは切なくなる気持ちが蘇るのは
どなたにも経験があると思います。

2015年、最後に紹介するのは、
そんな気持ちを歌にしたナンバーです。


レイ・パーカーJr.&レイディオ『プリーズ・Mr.DJ』


レイ・パーカーJr.がまだ彼のグループ、レイディオ名義で活動していた、
1981年のアルバム『ウーマン・ニーズ・ラブ(A Woman Needs Love)』から、
以前ブログでも取り上げたアルバムタイトル曲、
ウーマン・ニーズ・ラブ~A Woman Needs Love』(2010.4.17)
に続いてシングルカットされた曲。
ラジオから流れる懐かしい曲に、別れた彼女とのことを思いめぐらせ、
もう一度やり直したいという思いのこもったラブソングです。




☆Ray Parker Jr. & Raydio "That Old Song" from the album "A Woman Needs Love"
1981年Billboard Hot100 最高位21位


"That Old Song"→歌詞はこちら

>> 素敵な歌と恋の駆け引きは
>> 手に手を取り合っていくんだよ
>> 君がボクのこと乗り越えたなんて思ってても
>> 違う手が君のことずっとつかんで放さないんだ

>> ボクは一生懸命忘れようとしてた(この恋をわすれようと)
>> 君を愛してたってことを
>> でも自分自身を説得しようとすればするほど
>> その上からこんな曲が聴こえてくるんだ

>> ずっと聴いていたあの懐かしい歌が(あの懐かしい歌が)
>> 毎日のようにラジオから聴こえてたあの曲が
>> いつだってあの曲を聴くとボクのできることといったら
>> 君を愛してた思い出に浸ることばかり

>> またかかってきたあの懐かしい歌が(あの懐かしい歌が)
>> あの懐かしい日々に思い焦がれるんだ
>> あの歌詞とあのメロディとが
>> ボクらがどんなに愛し合ってたかって思い起こさせるんだ

>> 君にこんなこと言うべきじゃないよね
>> ボクなんてお門違いだってわかってる(お門違いだって)
>> でも他の女の子を愛してる時だって
>> 君の顔がまだちらついてるんだよBaby

>> これってボクらへのサインじゃないのかな(また戻るべきだって)
>> ボクらがまたよりを戻そうとするためのさ
>> こんな思い出は君には想像できないんだろうな(こんな思い出は)
>> この曲を聴くといつだってこんな風になってしまうんだ

>> ずっと聴いていたあの懐かしい歌が(あの懐かしい歌が)
>> 毎日のようにラジオから聴こえてたあの曲が
>> いつだってあの曲を聴くとボクのできることといったら
>> 君を愛してた思い出に浸ることばかり

>> またかかってきたあの懐かしい歌が(あの懐かしい歌が)
>> あの懐かしい日々に思い焦がれるんだ
>> あの歌詞とあのメロディとが
>> ボクらがどんなに愛し合ってたかって思い起こさせるんだ

>> (あの懐かしい歌が)
>> 君とボクのこと頭に浮かべてしまう
>> いつだってあの歌を聴くと

>> あの素敵な日々がよみがえる
>> あの歌を、あの歌を、あの歌を聴くと
>> ボクをその気にさせるんだ
>> 君を取り戻したいってことを

>> いつだってあの歌を聴くから(ずっとあの懐かしい曲を)
>> ずっとあの懐かしい曲をかけてくれ
>> ああ、ボクがあの曲を聴くと(ずっとあの懐かしい曲を)
>> 愛は本当に強いんだって思い起こさせてくれるんだ

>> ミスターDJ、またかけてほしいんだ(ずっとあの懐かしい曲を)
>> あの懐かしい曲を
>> ボクの愛しい人が戻ってくるのを手助けしてほしいんだ(ずっとあの懐かしい曲を)
>> ずっと、ずっとあの懐かしい曲をかけ続けてほしいんだ


メロディ、サウンドそのものも懐かしさを思い起こさせる
穏やかで優しく切ないもので、
それぞれの思い出になぞらえて聴くことができるんじゃないかなと
思わせてくれる曲です。

今回この曲を取り上げたのには、
今年この曲を毎週のようにラジオから聴いたからという理由があるんです。

いつもブログで紹介している、
ラジオ日本の『全米トップ40 The 80's』

今年度から原盤をもとに40局フルにかけるオリジナル2時間放送が
元の土曜から日曜午後6時から8時に移動し、
解説付き1時間版の『全米トップ40 The 80's Deluxe Edition』(日曜午後10時)
と同じ日にオンエアされています。

そして、2つの番組の間、午後8時からの1時間、
クリス松村さんの『いい音楽あります』という番組が、
今年4月からスタートしています。

クリス松村さんはおねえタレントとしておなじみですが、
大変な音楽通としても知られていて、
70年代、80年代の邦楽洋楽を語らせると本当に詳しく
かつ愛情にあふれてるのが、この番組を聴くとわかります。

46分テープのA面B面に入れる曲を順にかけることをコンセプトに
毎回テーマを設けて曲紹介されています。
邦楽ではメジャーどころはもちろん、
ちょっとひねった通なアイドル、アーティストも取り上げ、
曲も有名曲からちょっと外した選曲でファンを喜ばせています。
洋楽のサポート範囲も広くて、
ご本人も『全米トップ40』のファンだったらしく、
チャートのことも挟みながら優しく解説されています。

そして、この番組のエンディングテーマが、
この『プリーズ・Mr.DJ』なんです。
『全米トップ40』も含めて、
懐かしい曲がラジオから何曲も聴いて、
満足感に酔いしれているところにこの曲が流れて、
思いを一区切りできるのが習慣になってきてます。

ボクにとってラジオは変わらず大切なもの。
あらかじめセッティングされたCDを聴くのも、
自分で取り込んだIpod音源を聴くのも好きですが、
それ以上に次は何が流れてくるかわからないのを楽しみながら
流れに任せて音楽を聴くスタイルが何より好きです。

今年、レイ・パーカーJr.は、かつてレイディオとして
同じグループのボーカリストとしてこの曲でも声を聴かせてくれている
アーネル・カーマイケルとともに
再びレイディオとしてライブ活動を行い、
今月東京大阪でライブも行っています。

ア・ウーマン・ニーズ・ラヴ/レイ・パーカーJR

¥2,700
Amazon.co.jp



2015年ももうすぐおしまい。

今年もブログとしては十分なことがほとんどできませんでした。

それでも今年体験した音楽の話や、
見に行った4本の来日コンサートのうち、
まだライブレポートできていない後半の2本、
2015年のヒット曲やグラミー賞の話など、
書きたいこと、話したいことがいっぱいあります。

不安は尽きないですが、
できるだけブログ記事に起こしていけるよう
頑張りたいと思います。


今年も最後は、毎年おなじみの、
ダン・フォーゲルバーグ『懐かしき恋人の歌(Same Old Lang Syne)』




皆さん良いお年を。