昨年の秋ごろから、もしかして近い将来、
このニュースをブログで紹介しなくてはならない日が来るのではないかと
常日頃心配していました。


このブログのタイトル、
「星に手をさしのべて」の元となったフレーズ、

"Keep your feet on the ground and keep reaching for the stars."

の生みの親であり、

1970年から1988年、
そして期間をおいて1998年から2004年にかけて、
「American Top40」のホストとして数多くのヒット曲を
電波に乗せて紹介し続けてくれた、

ミスターDJ、ケーシー・ケイサムが、

6月15日、アメリカ・ワシントン州ギグハーバーの病院で亡くなりました。


1932年4月、ミシガン州デトロイト生まれ、
82歳でした。

この数年は重度のパーキンソン病に苦しみ、
声も出せない寝たきりの状態が続き、

ここしばらくは人工的に投与されていた栄養すら受け付けない状況だったようです。


ボクが20歳の時に出逢い、
音楽を通じて、ボクの人生観を変えてくれた大切なDJでした。

覚悟はしていたけど、
まだこの事実を受け入れることに苦しんでいます。


①1982年7月24日付のAmerican Top40の放送を
 ケーシーのDJ部分をメインに編集している音源です。
 ボクが聴き始めた11月より少し前のものですが、
 番組中のジングルなど一番好きだった時代のもので、
 今も懐かしく思える声、音です。
 Part2のラストに先の"Keep..."のフレーズが出てきます。






②同時期にTVのホストとして、
 全米ヒットチャートや音楽情報などを紹介していた、
 "America's Top10"
 この番組は実際に見たことはありませんでしたが、
 アメリカの家庭にいたならきっと楽しんで見てたんだろうなという放送です。

 1983年の2月、ちょうどこの時期に亡くなった
 カレン・カーペンターを偲んでのカーペンターズの特集を放送したものです。




取り急ぎご報告させていただきました。

また改めてケーシーとの想い出、そして忘れられない番組での曲のことを
ここで書きたいと思います。

アメリカでは彼の追悼番組が放送されたりなど、
色々な形でケーシーへのトリビュートがなされているようです。

現在も70年代80年代のAmerican Top40の放送アーカイブ、
「American Top40 The 70's」「American Top40 The 80's」が、
インターネットラジオを通じて聴取可能なほか、

日本でも「全米トップ40 The 80's」という形で、
ラジオ日本で放送中です。
この4月から、RADIKOプレミアムという形で、
有料ではあるけど、このラジオ局の放送を全国各地でも聴けるようになりました。
もし機会がありましたら、ぜひ「全米トップ40」に触れてみてください。


星に手をさしのべていたケーシーは、星に到達しました。
彼がその星のもとで安らかに眠れますように。

ご冥福をお祈りいたします。