4月になりました。
新しい環境で新しい生活を始める人も多いこの季節。
ボクはなんとなくだらだら前の状態を引きずっていて、
少しは変わっていかないとなと思ったりもしてます。
違う環境で戸惑ったり、孤独を感じたりすることも
この季節ならではと思いますが、
そんな新しいスタートをきろうとしている人に向けて、
35年前の大ヒット曲を紹介したいと思います。
ビリー・ジョエル「マイ・ライフ」
ビリー・ジョエル、ブログには3回目の登場です。
「あの娘にアタック(Tell Her About It)」(2010.9.24)
「素顔のままで(Just The Way You Are)」(2010.11.1)
もちろん、そのほか「ウィ・アー・ザ・ワールド」の参加者としても
登場してますね。
1978年、彼の6枚目のオリジナルアルバムにして、
初の全米No.1を獲得したアルバム、
「ニューヨーク52番街(52nd Street)」からのファーストシングルで、
自分の人生は誰のものでもない、
どんなことが起こるかわからない人生だけど、
自分自身で歩いていくんだという思いを込めたナンバーです。
①こういうビデオも作られていたんですね。
若き日のちょっと尖った感じでピアノに向かうビリーの姿が、
この歌詞にマッチしてるかなと感じさせます。
②2006年の東京ドームでのライブから。
イントロの粋な演出はぜひお聴きになって確かめて。
☆Billy Joel "My Life" from the album "52nd Street"
1979年Billboard Hot100 最高位3位
Got a call from an old friend we used to be real close
Said he couldn't go on the American way
Closed the shop, sold the house bought a ticket to the West Coast
Now he gives them a stand-up routine in L.A.
>> ずっと仲良しだった昔の友達から電話があった
>> アメリカ式のやり方にはついていけないよってさ
>> 店を閉めて、家を売って、西海岸へのチケットを買って
>> 今じゃL.A.でスタンダップコメディアンやってるんだとさ
I don't need you to worry for me cause I'm alright
I don't want you to tell me it's time to come home
I don't care what you say anymore, this is my life
Go ahead with your own life, leave me alone
>> オレは大丈夫だからオレのこと気にすることないさ
>> オレに家に戻るべきだなんて言ってほしくないんだよ
>> これ以上あんまりうるさく言わないでくれよ、オレの人生なんだから
>> お前はお前の人生があるんだから、オレのことはほっといてくれよ
I never said you had to offer me a second chance
(I never said you had to)
I never said I was a victim of circumstance
(I never said)
I still belong, don't get me wrong
You can speak your mind
But not on my time
>> お前に第2の人生を頼んだ覚えはないよ
>> (そんなこと思っちゃいないさ)
>> 周りの犠牲になったなんて思っちゃいないさ
>> (そんなこと言わないさ)
>> まだ大丈夫さ、悪く思うなよ
>> 自分のこと言うのはかまわない
>> でもオレには知ったこっちゃないんだ
They will tell you, you can't sleep alone in a strange place
Then they'll tell you, you can't sleep with somebody else
Ah, but sooner or later you sleep in your own space
Either way it's okay to wake up with yourself
>> 違った場所では一人では眠れないだろっていったかと思えば
>> 他の誰かと一緒になんて眠れないなって言うものさ
>> ああ、でも早かれ遅かれお前だって自分の寝床に戻るんだから
>> どっちみち、一人で寝起きできるようになるものさ
I don't need you to worry for me cause I'm alright
I don't want you to tell me it's time to come home
I don't care what you say anymore, this is my life
Go ahead with your own life, leave me alone
>> オレは大丈夫だからオレのこと気にすることないさ
>> オレに家に戻るべきだなんて言ってほしくないんだよ
>> これ以上あんまりうるさく言わないでくれよ、オレの人生なんだから
>> お前はお前の人生があるんだから、オレのことはほっといてくれよ
I never said you had to offer me a second chance
(I never said you had to)
I never said I was a victim of circumstance
(Of cirumstance)
I still belong, don't get me wrong
You can speak your mind
But not on my time
>> お前に第2の人生を頼んだ覚えはないよ
>> (そんなこと思っちゃいないさ)
>> 周りの犠牲になったなんて思っちゃいないさ
>> (周りのせいじゃないんだ)
>> まだ大丈夫さ、悪く思うなよ
>> 自分のこと言うのはかまわない
>> でもオレには知ったこっちゃないんだ
I don't care what you say anymore, this is my life
Go ahead with your own life, leave me alone
>> これ以上あんまりうるさく言わないでくれよ、オレの人生なんだから
>> お前はお前の人生があるんだから、オレのことはほっといてくれよ
(Keep it to yourself, it's my life)
(Keep it to yourself, it's my life)
(Keep it to yourself, it's my life)
(Keep it to yourself, it's my life)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
新たな生活を始めたり、別の道を進もうとするのに、
妙な心配をされたり、誰かの足かせでじゃまされたり、
そんなことを気にせず、自分の足で歩きたい。
自分もそうだし、
自分を心配してくれる友達にも言いたい。
冷たく突き放して言ってるのではなく、
一人で生きていく不安も、
失敗するかもしれないあせりも、
慣れればいつか当たり前のことになるんだから、
人の心配せず、まずは自分自身がんばれという
メッセージが込められています。
彼自身、ユダヤ系の家庭に生まれ育ち、
ボクサーを目指していた経歴もあり、
特に若い日は苦労して、
孤独やうまくいかない辛さを味わいながら、
過ごしてきたことが、
こんな歌詞を生み出していったのかもしれませんね。
この曲が収録されているアルバム、
「ニューヨーク52番街」には、
日本でも人気の高い「オネスティ(Honesty)」や、
「ビッグ・ショット(Big Shot)」も入っていて、
おそらく、ボク自身がビリーと出会った
最初のアルバムじゃないかなと思います。
当時高校1年で、
先に耳に入ってきたのは、
下校時の音楽に流れていた記憶のある
「オネスティ」だったと思うのですが、
この曲からアルバムを聴いて、
彼の声やピアノで、
心がわくわくする気分になったのを覚えています。
この「マイ・ライフ」では、
シカゴのピーター・セテラとダニー・デイカスが、
コーラスで参加しています。
実は今回、この曲を取り上げたのには、
もう一つ理由がありまして、
この曲や、先にブログで紹介済みの曲をはじめ、
ビリーの主だったヒット曲、アルバムのほとんどをプロデュースし、
他にも多くのアーティスト作品のプロデュースを手掛けてきた、
アメリカを代表する音楽プロデューサー、
フィル・ラモーン氏が、
先月末に79歳で他界されたのです。
もともとは、レコーディングエンジニアとしてスタートし、
スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの、
「ゲッツ/ジルベルト(Getz/Gilberto)」のアルバムで、
1965年のグラミー賞で最優秀録音賞を受賞したのを皮切りに、
ビリーやポール・サイモン、レイ・チャールズ、トニー・ベネットの
プロデュースなどで計14回グラミー賞を受賞しています。
ビリー自身の作品に関しても、
1977年には「素顔のままで」が、
最優秀レコード賞を受賞し、
さらにアルバム「ニューヨーク52番街」も
1979年の最優秀アルバム賞を受賞しています。
フィルのプロデュースしたアーティストは数限りないですが、
他にもフランク・シナトラやライザ・ミネリ、バーブラ・ストライザンド、
シカゴ、ポール・マッカートニー、グロリア・エステファンなどといった
名だたるアーティストに混じり、
1985年には、松田聖子のシングル「DANCING SHOES」と、
全編英語詞のアルバム「Sound Of My Heart」をプロデュースしていました。
(思えば、これが彼女のアメリカ進出の布石だったんですよね)
レコーディングエンジニアという技術屋的手腕は、
「ニューヨーク52番街」というアルバムを、
1982年に初めて商用コンパクトディスクとして制作したことや、
違う場所にいるアーティストをネットで繋いで録音させるなど、
革新的才能にあふれた人でもあったのでした。
自分自身の力で、思ったことを実現させてきたという
まさにこの曲そのものの人生だったのかもしれません。
さて、こんな季節に、
同じように新しい生活を送る気持ちを
軽やかに高めてくれて大好きな曲があります。
ケツメイシ「新生活」
もともとインディーズ時代にリリースされた曲で、
ここで紹介したのは、
大ヒットシングル「さくら」のカップリングに収められた、
アコースティックMIXというバージョンで、
このバージョンで聴くのが好きなんですよね。
「マイ・ライフ」のように尖ってはないけれど、
そこに感じられる思いには通じるものがあるような気がして、
桜の季節に、新しい気持ちに切り替えていく
そんな気分を味わわせてくれる曲なんです。
今年は桜が早かったですね。
すでに都内や横浜では、散り始めている桜。
それぞれにいい一歩を進めることができますよう。
ニューヨーク52番街/ビリー・ジョエル
¥1,890
Amazon.co.jp
新しい環境で新しい生活を始める人も多いこの季節。
ボクはなんとなくだらだら前の状態を引きずっていて、
少しは変わっていかないとなと思ったりもしてます。
違う環境で戸惑ったり、孤独を感じたりすることも
この季節ならではと思いますが、
そんな新しいスタートをきろうとしている人に向けて、
35年前の大ヒット曲を紹介したいと思います。
ビリー・ジョエル「マイ・ライフ」
ビリー・ジョエル、ブログには3回目の登場です。
「あの娘にアタック(Tell Her About It)」(2010.9.24)
「素顔のままで(Just The Way You Are)」(2010.11.1)
もちろん、そのほか「ウィ・アー・ザ・ワールド」の参加者としても
登場してますね。
1978年、彼の6枚目のオリジナルアルバムにして、
初の全米No.1を獲得したアルバム、
「ニューヨーク52番街(52nd Street)」からのファーストシングルで、
自分の人生は誰のものでもない、
どんなことが起こるかわからない人生だけど、
自分自身で歩いていくんだという思いを込めたナンバーです。
①こういうビデオも作られていたんですね。
若き日のちょっと尖った感じでピアノに向かうビリーの姿が、
この歌詞にマッチしてるかなと感じさせます。
②2006年の東京ドームでのライブから。
イントロの粋な演出はぜひお聴きになって確かめて。
☆Billy Joel "My Life" from the album "52nd Street"
1979年Billboard Hot100 最高位3位
Got a call from an old friend we used to be real close
Said he couldn't go on the American way
Closed the shop, sold the house bought a ticket to the West Coast
Now he gives them a stand-up routine in L.A.
>> ずっと仲良しだった昔の友達から電話があった
>> アメリカ式のやり方にはついていけないよってさ
>> 店を閉めて、家を売って、西海岸へのチケットを買って
>> 今じゃL.A.でスタンダップコメディアンやってるんだとさ
I don't need you to worry for me cause I'm alright
I don't want you to tell me it's time to come home
I don't care what you say anymore, this is my life
Go ahead with your own life, leave me alone
>> オレは大丈夫だからオレのこと気にすることないさ
>> オレに家に戻るべきだなんて言ってほしくないんだよ
>> これ以上あんまりうるさく言わないでくれよ、オレの人生なんだから
>> お前はお前の人生があるんだから、オレのことはほっといてくれよ
I never said you had to offer me a second chance
(I never said you had to)
I never said I was a victim of circumstance
(I never said)
I still belong, don't get me wrong
You can speak your mind
But not on my time
>> お前に第2の人生を頼んだ覚えはないよ
>> (そんなこと思っちゃいないさ)
>> 周りの犠牲になったなんて思っちゃいないさ
>> (そんなこと言わないさ)
>> まだ大丈夫さ、悪く思うなよ
>> 自分のこと言うのはかまわない
>> でもオレには知ったこっちゃないんだ
They will tell you, you can't sleep alone in a strange place
Then they'll tell you, you can't sleep with somebody else
Ah, but sooner or later you sleep in your own space
Either way it's okay to wake up with yourself
>> 違った場所では一人では眠れないだろっていったかと思えば
>> 他の誰かと一緒になんて眠れないなって言うものさ
>> ああ、でも早かれ遅かれお前だって自分の寝床に戻るんだから
>> どっちみち、一人で寝起きできるようになるものさ
I don't need you to worry for me cause I'm alright
I don't want you to tell me it's time to come home
I don't care what you say anymore, this is my life
Go ahead with your own life, leave me alone
>> オレは大丈夫だからオレのこと気にすることないさ
>> オレに家に戻るべきだなんて言ってほしくないんだよ
>> これ以上あんまりうるさく言わないでくれよ、オレの人生なんだから
>> お前はお前の人生があるんだから、オレのことはほっといてくれよ
I never said you had to offer me a second chance
(I never said you had to)
I never said I was a victim of circumstance
(Of cirumstance)
I still belong, don't get me wrong
You can speak your mind
But not on my time
>> お前に第2の人生を頼んだ覚えはないよ
>> (そんなこと思っちゃいないさ)
>> 周りの犠牲になったなんて思っちゃいないさ
>> (周りのせいじゃないんだ)
>> まだ大丈夫さ、悪く思うなよ
>> 自分のこと言うのはかまわない
>> でもオレには知ったこっちゃないんだ
I don't care what you say anymore, this is my life
Go ahead with your own life, leave me alone
>> これ以上あんまりうるさく言わないでくれよ、オレの人生なんだから
>> お前はお前の人生があるんだから、オレのことはほっといてくれよ
(Keep it to yourself, it's my life)
(Keep it to yourself, it's my life)
(Keep it to yourself, it's my life)
(Keep it to yourself, it's my life)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
>> (自分でやらなくちゃ、それが人生なんだ)
新たな生活を始めたり、別の道を進もうとするのに、
妙な心配をされたり、誰かの足かせでじゃまされたり、
そんなことを気にせず、自分の足で歩きたい。
自分もそうだし、
自分を心配してくれる友達にも言いたい。
冷たく突き放して言ってるのではなく、
一人で生きていく不安も、
失敗するかもしれないあせりも、
慣れればいつか当たり前のことになるんだから、
人の心配せず、まずは自分自身がんばれという
メッセージが込められています。
彼自身、ユダヤ系の家庭に生まれ育ち、
ボクサーを目指していた経歴もあり、
特に若い日は苦労して、
孤独やうまくいかない辛さを味わいながら、
過ごしてきたことが、
こんな歌詞を生み出していったのかもしれませんね。
この曲が収録されているアルバム、
「ニューヨーク52番街」には、
日本でも人気の高い「オネスティ(Honesty)」や、
「ビッグ・ショット(Big Shot)」も入っていて、
おそらく、ボク自身がビリーと出会った
最初のアルバムじゃないかなと思います。
当時高校1年で、
先に耳に入ってきたのは、
下校時の音楽に流れていた記憶のある
「オネスティ」だったと思うのですが、
この曲からアルバムを聴いて、
彼の声やピアノで、
心がわくわくする気分になったのを覚えています。
この「マイ・ライフ」では、
シカゴのピーター・セテラとダニー・デイカスが、
コーラスで参加しています。
実は今回、この曲を取り上げたのには、
もう一つ理由がありまして、
この曲や、先にブログで紹介済みの曲をはじめ、
ビリーの主だったヒット曲、アルバムのほとんどをプロデュースし、
他にも多くのアーティスト作品のプロデュースを手掛けてきた、
アメリカを代表する音楽プロデューサー、
フィル・ラモーン氏が、
先月末に79歳で他界されたのです。
もともとは、レコーディングエンジニアとしてスタートし、
スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの、
「ゲッツ/ジルベルト(Getz/Gilberto)」のアルバムで、
1965年のグラミー賞で最優秀録音賞を受賞したのを皮切りに、
ビリーやポール・サイモン、レイ・チャールズ、トニー・ベネットの
プロデュースなどで計14回グラミー賞を受賞しています。
ビリー自身の作品に関しても、
1977年には「素顔のままで」が、
最優秀レコード賞を受賞し、
さらにアルバム「ニューヨーク52番街」も
1979年の最優秀アルバム賞を受賞しています。
フィルのプロデュースしたアーティストは数限りないですが、
他にもフランク・シナトラやライザ・ミネリ、バーブラ・ストライザンド、
シカゴ、ポール・マッカートニー、グロリア・エステファンなどといった
名だたるアーティストに混じり、
1985年には、松田聖子のシングル「DANCING SHOES」と、
全編英語詞のアルバム「Sound Of My Heart」をプロデュースしていました。
(思えば、これが彼女のアメリカ進出の布石だったんですよね)
レコーディングエンジニアという技術屋的手腕は、
「ニューヨーク52番街」というアルバムを、
1982年に初めて商用コンパクトディスクとして制作したことや、
違う場所にいるアーティストをネットで繋いで録音させるなど、
革新的才能にあふれた人でもあったのでした。
自分自身の力で、思ったことを実現させてきたという
まさにこの曲そのものの人生だったのかもしれません。
さて、こんな季節に、
同じように新しい生活を送る気持ちを
軽やかに高めてくれて大好きな曲があります。
ケツメイシ「新生活」
もともとインディーズ時代にリリースされた曲で、
ここで紹介したのは、
大ヒットシングル「さくら」のカップリングに収められた、
アコースティックMIXというバージョンで、
このバージョンで聴くのが好きなんですよね。
「マイ・ライフ」のように尖ってはないけれど、
そこに感じられる思いには通じるものがあるような気がして、
桜の季節に、新しい気持ちに切り替えていく
そんな気分を味わわせてくれる曲なんです。
今年は桜が早かったですね。
すでに都内や横浜では、散り始めている桜。
それぞれにいい一歩を進めることができますよう。
ニューヨーク52番街/ビリー・ジョエル
¥1,890
Amazon.co.jp