バリー・マニロウの1976年の全米No.1を獲得した名曲、
「歌の贈りもの(I Write The Songs)」です。


①オリジナル音源・歌詞つきです。




②バリーのライブステージから。



☆Barry Manilow "I Write The Songs"
 from the album "Tryin' To Get The Feeling"
 1976年Billboard Hot100 最高位1位(1/17付)


I've been alive forever
And I wrote the very first song
I put the words and the melodies together
I am music, and I write the songs

>> ボクはずっと長いこと生きてきた
>> そしてついに初めての歌を書いたんだ
>> 言葉とメロディーを一緒に繋いで
>> ボク自身が音楽として、歌を書いてきたんだ

I write the songs that make the whole world sing
I write the songs of love and special things
I write the songs that make the young girls cry
I write the songs, I write the songs

>> 世界中で歌われるような歌を書こう
>> 愛ととても特別なことを歌にしよう
>> 若い女の子たちが涙に打ち震える歌を作ろう
>> 歌を作るんだ、歌を書くんだ

My home lies deep within you
And I've got my own place in your soul
Now when I look out through your eyes
I'm young again, even tho' I'm very old

>> ボクの居場所は君の中の奥深く
>> 君の魂の中にボク自身の場所を見つけたんだ
>> 今ボクは君の目を通して外を見つめるんだ
>> どんなに年を取っていたって若い日に戻れるんだよ

I write the songs that make the whole world sing
I write the songs of love and special things
I write the songs that make the young girls cry
I write the songs, I write the songs

>> 世界中で歌われるような歌を書こう
>> 愛ととても特別なことを歌にしよう
>> 若い女子たちが涙に打ち震える歌を作ろう
>> 歌を作るんだ、歌を書くんだ

Oh, my music makes you dance
And gives you spirit to take a chance
And I wrote some rock 'n roll so you can move
Music fills your heart
Well that's a real find place to start
It's from me, it's for you
It's from you, it's for me
It's a worldwide symphony

>> おお、ボクの音楽は君を踊らせて
>> 君にチャンスをものにできる志を与えるんだ
>> ボクがロックンロールを書けば君は体を揺らせるんだ
>> 音楽は君の心を満たしてくれる
>> そうさ新しい旅立ちのための最適な場所なんだよ
>> ボクから君へと
>> 君からボクへと
>> 世界中を駆け巡るシンフォニーなのさ

I write the songs that make the whole world sing
I write the songs of love and special things
I write the songs that make the young girls cry
I write the songs, I write the songs

>> 世界中で歌われるような歌を書こう
>> 愛ととても特別なことを歌にしよう
>> 若い女の子たちが涙に打ち震える歌を作ろう
>> 歌を作るんだ、歌を書くんだ

I write the songs that make the whole world sing
I write the songs of love and special things
I write the songs that make the young girls cry
I write the songs, I write the songs

>> 世界中で歌われるような歌を書こう
>> 愛ととても特別なことを歌にしよう
>> 若い女の子たちが涙に打ち震える歌を作ろう
>> 歌を作るんだ、歌を書くんだ

I am music and I write the songs 

>> ボクこそが音楽、だからボクは歌を書くんだよ


バリー・マニロウが1975年に発売したアルバム、
「歌の贈りもの(Tryin' To Get The Thing)」からの
全米No.1となった名曲で、

元々は、ビーチボーイズのブルース・ジョンストンが、
不調に苦しんでいたブライアン・ウィルソンのことを思って書いた曲です。

最初にアルバムレコーディングしたのが、
ピーチズ&ハーブ。
さらに、1975年に、イギリスのパートリッジファミリーの一員としても知られた、
アルドルシンガー、デヴィッド・キャシディが歌い、
イギリスで最高位11位のスマッシュヒットになったのち、

アリスタレコードのクライヴ・デイヴィスからの勧めで、
この曲をレコーディングすることとなり、
それが彼にとって「悲しみのマンディ(Mandy)」に続く、
2曲目のNo.1ヒットとなるのです。



ちょうど40年前の今日、1972年10月14日。

横浜と東京を拠点とするAMラジオ局、ラジオ関東(現・ラジオ日本)で、
「全米トップ40」という番組がスタートしました。

その2年前から全米を中心に放送されていた、
「American Top40」の原盤をもとに製作された、
日本版の全米ヒットチャートカウントダウンの番組です。
チャートベースは、Billboard Hot100の上位Top40曲。

原盤のDJは、もちろんケーシー・ケイサム。
そして日本側のDJ解説は、湯川れい子さんです。

この番組は、ラジオ日本では1986年9月最終週までオンエアされ、
その後、原盤放送権がFM東京系に移行し、
1995年の原盤番組の放送終了に伴い、日本でも放送終了。

その後、チャートベースを変え、1998年3月から、
再びケーシーが「American Top40」を再開し、
2004年からは、現在のDJである、
ライアン・シークレストが担当しています。
(日本では、昨年まで名古屋のZIP-FMが放送してましたが、
現在は日本では最新の「American Top40」は放送されてません。
ネットラジオを介してのアメリカのラジオ局でのものはいくつか聴取できます)


この1972年の放送開始から、1986年のラジオ日本での番組終了まで、
番組を愛して支え続けたリスナーとスタッフは数知れず。

その思いが、
「全米トップ40 The 80's」として、
当時の原盤を利用した米国サイドのプログラムに基づいて、
制作されたものが、
2年前から再び、ラジオ日本で放送されています。

そして、今日の放送開始40周年を記念して、

「全米トップ40 The 80's」の日本版製作会社である、
(株)ヤング・スタッフさんの主催のもと、

昨日、トップ40ファンの集いである、
「第2回 Hits from coast to coast~歌の贈りもの」が、
開催されました。
(第1回は、半年前の4月に行われています)

(株)ヤング・スタッフさんのサイト



この素敵な集いに参加してきましたので、
レポートしたいと思います。


$星に手をさしのべて~僕のMusic Life-SHIDAX

会場は、渋谷のマルイの東側の通称ファイヤーストリートと呼ばれる通りの先にある、
渋谷シダックスビレッジのビルの2階、シダックスホールでした。

$星に手をさしのべて~僕のMusic Life-会場入口


以前から「SHIDAX」のでかでかとした看板が気になってた場所でしたが、
通常のカラオケボックスのほかにも、こういうイベントスペースが
あったんですね。


$星に手をさしのべて~僕のMusic Life-開始前

午後3時からの開催を待ちながら、
画面には、マイケル・ジャクソンの「BAD」ツアーのビデオが、
上映されていました。



午後3時に開会。

司会進行は、(株)ヤング・スタッフの代表取締役であり、
元「全米トップ40」のアシスタントDJでもあった、
大高英慈さん。

メインの湯川れい子さんから順に登場され、
懐かしの番組DJ面々が一人ひとり登場されました。

$星に手をさしのべて~僕のMusic Life-全員集合

ちょっと写真小さいですが、

左から湯川れい子さん、坂井隆夫さん、山本さゆりさん(チャッピー)、
今泉圭姫子さん(スヌーピー)、矢口清治さん、そして司会の大高英慈さん。
なんとこの6人全員でそろうのは、山本さゆりさんが番組を卒業される週に、
新アシスタントとして、矢口さんたち3人が登場して以来、
34年ぶりのことだそうです。

ボクは、1984年の横浜三越での公開録音と、
1986年の池袋サンシャインシティでの公開録音に行ってるので、
湯川さん、坂井さん、矢口さん、スヌーピーとは2回ずつ。
他に、「MUSIC LIFE」誌の毎月のレコード視聴会で、
矢口さん、スヌーピーには何回か会ってるのですが、
チャッピーさんと大高さんは初めて拝見いたしました。


まずは、各DJからのこぼれ話やエピソードから。
わからない方には全然わからないと思うし、
ネタバレになりそうなので、ごく簡単に。

湯川さんは、番組開始の経緯や苦労話、当時の状況についてなど。
ピンクフロイドの1971年箱根アフロディーテのコンサート会場で、
番組をコーディネートしてほしいというオファーがあった話など
されました。

坂井さんは、途中からの番組参加の経緯や、
まだ初期のころの、湯川さんのチョンボ発見コーナーの話、
そして何と言っても、「タモリ倶楽部」のベースとなった、
「ジョークボックス」話など。
当時の編集テープから、
クイーンの「がんばれ田淵」や、
ノーランズの「われら脱腸」など(元歌わかるかな?)
久々に聴いた後、
なんと、その時の編集テープをCDにしたものが、
この日1名にプレゼントされてました。

帰国子女のチャッピーさんは、
NYで聴いたAT40が日本でもやっていて感激して、
番組に参加するきっかけになった話や、
ベイ・シティー・ローラーズを追いかけるようになった経緯などを。
(もう、お孫さんもいらっしゃるらしいですね)

チャッピーさんのあとを受けて、オーディションで、
アシスタントDJとして番組にかかわった、
スヌーピー、矢口さん、大高さんは、
それぞれのオーディション経緯と裏話、
アシスタントとしてお茶くみ、コピー、編集など
いろいろ大変だったという話などされてました。

そして、大高さんから、
この「全米トップ40」をスタートするに当たり、
米国サイドとの交渉や番組スケジュール、
プランニングなどで大変苦労された、
当時のラジオ関東のディレクター、
故岡田三郎氏の話をされました。

当時まだ18歳の青年だったという岡田氏のがんばりがなければ、
今の番組はなかったというくらいの働きで、
本当に皆さんに感謝されていたということでした。
会場からも拍手が送られたのでした。

のちに、(株)ヤング・スタッフを立ち上げられ、
矢口さん、スヌーピーや、
故福田一郎さん、赤坂泰彦さんなどの、
ラジオ番組制作に尽力され、
2009年に急逝されたのちは、
大高さんにその遺志がつがれ、
「全米トップ40 The 80's」の制作に
尽力されているのだそうです。


出演者の皆さんからの話のあとは歓談タイム。
途中に「アウトロクイズ」や、
参加者の中から、Top40で自分を変えた曲についての
スピーチなどが入り、
和やかな雰囲気で会が進行しました。

当日は、当時のTop40の常連の方々、
大学の全米Top40研究会OBOGの方々、
あるいは業界関係者など、
かなりマニアな方々達が、
円卓に数人ずつ座る形で、歓談されていて、

特に知り合いのいないボクなどは、
センターでよく見えるけど、真ん中より後ろのほうで
ごく地味に、同じテーブルの方とお話しさせていただいてました。
でも、それぞれの好きなアーティスト話ですごく楽しかったです。

途中、坂井さんが同じテーブルに座られたり、
すぐ横のテーブルに、
R&Bライターで知られる吉岡正晴氏がいらっしゃったりで、


最後に、BINGO大会が催され、
マイケル・ジャクソン、ビートルズなどのTシャツや、ツアーパンフ、
「BAD」のIphoneケースなどなどを目指して盛り上がりました。

ボクは残念ながら・・・リーチ4つもあったのに(笑)


$星に手をさしのべて~僕のMusic Life-パンフ

これが、当日のプログラム
(会場の歓談タイムなどでBGMで流れていたナンバーのリスト)と、
クイズやBINGOでのプレゼントリストです。


2時間半なんてあっという間でした。

その最後に心をこめて、みんなで聴いた曲が、
今回のイベントのサブタイトルであり、
Top40ファミリーがみな愛してやまない、
アメリカンポップスを代表する名曲、
「歌の贈りもの」だったんです。

番組にかかわった皆さんの情熱と暖かさ、
歌を愛する気持ちは、
ボクもこの先、ブログを通じて伝えていければと思ってます。


個人では、あまりあれこれ写真が取れなかったし、
写りもいまいちだったので、大して載せられませんでしたが、

後日、(株)ヤングスタッフのサイトで、
Facebookページから、当日のイベント写真などが
紹介されると思います。


本当に楽しいイベントを開催していただき、
ありがとうございました。

あと、同席してお話しして戴いた、Mさん、Tさんにも感謝です。


$星に手をさしのべて~僕のMusic Life-SHIDAX


帰り際、SHIDAX1階のショーウィンドウは、
ハロウィン飾りがとてもかわいらしくて、ほっこりしました。


(追記)
そうそう、当日湯川さんから話があったのですが、
今週末10月20日(土)に東京国際フォーラムで行われる、
シカゴのコンサート。
なんか人が十分入ってないらしいので、
お時間のある方、ぜひ行かれてはいかがでしょうか。
ピーター・セテラはいませんが。
(ボクは残念ながら行かれそうにありません)

あと、今年のデヴィッド・フォスター&フレンズの
コンサートのほうには、ピーター・セテラが参加するほか、
チャカ・カーン、ポール・ヤング、ベイビーフェイスらが、
参加するらしいですね。


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