先日は、グラミー賞の主要4部門の結果を、
曲のPVなどとともに、速報的に紹介しました。

グラミー賞は、ラジオで録音したもののほか、
早くも動画で出回っているものもあり、
そんな授賞式やライブパフォーマンスの音声や映像を見ながら、
一言…。


「WOWOWで見たかった~。」


毎年、そう思ってるんですけどね。

今年は地デジ対応テレビに変えたら、WOWOW取りたいけどなあ…。


さて、この授賞式でのライブパフォーマンスでは、
ビヨンセやP!NKのような、単独での迫力のパフォーマンスも
楽しめるのですが、

近年目立っているのが、ベテランアーティストや、他のタイプの
グループとコラボレーションするもの。


オープニングのレディー・ガガは、ダンサーたちに抱えられ、
ヒット曲「ポーカーフェイス(Pokerface)」を歌った後、
煙突状の中に放り込まれ、下のステージから、
モンスターとして登場。
ダブルピアノの相手は、久しぶりにトンボめがねを見た、
エルトン・ジョン。
エルトンの代表曲、「ユア・ソング(Your Song)」を
パンクなアレンジでコラボレーション。





さすが、ガガ様のど派手かつ実力も見せ付けた、
オープニングにふさわしいステージでした。

彼女は、ダンスレコーディング、ダンスアルバムの二部門で、
受賞しています。


コラボの中で、異色だったのが、グリーン・デイのステージ。
今回のグラミー賞では、ロックアルバム部門で、
「21世紀のブレイクダウン(21st Century Breakdown)」
で受賞した彼ら。
つい先日まで、来日公演をしてましたね。

実は、昨年秋から、オフブロードウェイで、前のアルバム、
「アメリカン・イディオット(American Idiot)」からの
ナンバーを中心にしたミュージカルが上演されており、

そのパフォーマーたちとのコラボレーションで、
ニューアルバムからの「21ガンズ(21 Guns)」を披露。





ビリー・ジョーも歌ってるけど、大半はキャストたちの
ヴォーカルステージでしたね。
実際この曲も、オリジナルとは別に、このキャストで、
新たに録音されたバージョンも発表されています。


今回のコラボステージで、個人的にとてもうれしかったのは、
テイラー・スウィフトのステージでのこと。

最初に、公開中の映画「ヴァレンタイン・デイ(Valentine's Day)」からの
新曲「トゥデイ・ワズ・ア・フェアリーテイル(Today Was A Fairytail)」を
披露した後、ステージ上に現れたのは、彼女が大好きだという、
フリートウッド・マックの妖精、スティーヴィー・ニックス。

フリートウッド・マックのヒット曲「リアノン(Rhiannon)」をデュエット。
コラボもいい感じで、最後には、テイラーのヒット曲、
「ユー・ビロング・トゥ・ミー(You Belong To Me)」でも競演。
通常のポップなバージョンと違い、カントリーアーティストらしいアレンジで、
聴かせてくれました。





すでに61歳ながら、スティーヴィーが変わらぬハスキーな魔女声。(笑)
でも、この声にずっと魅了されていました。
80~90年代に、何度かフリートウッド・マックとして、
来日公演で来てくれた際に、都合がつかず残念を思いをしてたのだけど、
ソロでもグループでもいいから、また来てほしいな。
この元気さなら大丈夫。


これらの他にも、新人賞のザック・ブラウンバンドが、
レオン・ラッセルと渋いステージを行ったり、
メアリー・J・ブライジとアンドレア・ボチェッリによる、
「明日に架ける橋」は迫力すごかった。(両方とも音声のみで聴いてます)
などなど…。


そして、ステージ中ごろ過ぎでの、今回の目玉。

マイケル・ジャクソン トリビュート。


彼が「This Is It」公演で使用を予定していた3D映像をバックに、
ライオネル・リッチーの進行のもと、
セリーヌ・ディオン、アッシャー、キャリー・アンダー・ウッド、
ジェニファー・ハドソン、そしてモータウンの大先輩、
スモーキー・ロビンソンまで登場し、
マイケルの「アース・ソング(Earth Song)」を熱唱。





これぞ、テレビ画面で見たかったというか、
3D自体は、やっぱり会場でないと楽しめなかったんだろうな。

途中、3D眼鏡をかけたビヨンセやシアラなどが映ったりしてるね。

この動画の後に、TVなどでも紹介されてた、マイケルの子供たち、
プリンスくんと、パリスちゃんが登場してたんですよね。
ずいぶんと大きくなったもんだ。
(動画には入ってません)


グラミー賞のサイトには、受賞シーンや、レッド・カーペット、
受賞後インタビューなどの動画もアップされてます。

とはいっても、やはりでかいテレビ画面でみたいですね。


こちらは、今回の映像とはちがうのだけど、
マイケルの過去のグラミー賞受賞シーンを集めた編集ものです。





今回のグラミーは、主要部門など、ノミネートされた曲全体としては、
いくらか地味だった印象があったのだけど、
やっぱりステージをみると、まだまだ楽しくて、
コラボのステージなどは、今後、さらに面白い演出を期待したいなと
いう感想でした。