久々に、American Top40を聴いていた頃のことを。


1982年の11月27日付からカセットテープに録音を始め、
毎週、多数のアーティストの曲を聴くのが楽しくて仕方なかったころ。

番組を聴き始める以前から、聴き知っていていたアーティストはもちろんのこと、
この番組をきっかけに知り、はまり込んでいくアーティスト。
そして、次作を期待しながらも、その後名前を聴くことのなくなったアーティスト。


40位から1位のチャートインの中で、すべての曲が1位になれるわけではなく、
中には超有名なアーティストの曲でも、最高位40位どまりなんてのもあったし、

ともかく、この番組ではすべてのランキングの曲に対して、気が抜けなかったんです。
(当時はね。最近は、え?この曲ってこんなに上位にいたっけっていう、
印象の薄い曲が増えてきている気が…)


そんな中で、11月27日から2週間No.1だった、以前紹介した、ライオネル・リッチーの
「トゥルーリー」に続いて、27年前の今日付けで1週間だけNo.1になったのは、
その後、チャートでの活躍をみることは出来なかったけど、かなり印象の強い
ダンスナンバーでした。

トニー・ベイジル「ミッキー」




☆Toni Basil "Mickey" from the album "Word Of Mouth"
1982年Billboard Hot100 最高位1位 (12/11付)


このPVをみるとわかるのですが、彼女はシンガーというより、振付師(コリオグラファー)で
また、大学のチアリーダー経験も持つ人でした。
映画「アメリカン・グラフィティ」での演出の経験も持つ人で、1950年生まれというから、
このヒットの時点で30歳は過ぎてたってことなんですよね。
PV見ての通りの化粧の濃さもあって、日本でアルバムが発売された当時、
「Word Of Mouth」というアルバムが、なぜか「妖花」って邦題がついておりました。


彼女は、セカンドシングル以降はチャート上、あまり上位に行くことなく、
現在は、音楽活動はしてないんじゃないかな。
基本は振付師ですからね。


で、典型的一発ヒットとして、日本ではそこそこかかったかな位のヒットだった記憶が
あるのですが…。


まさか、20年以上たった2004年に、こんな形で見ることになるとは…。




☆Gorie with Jasmine & Joanne "Mickey"

フジTV系の「ワンナイR&R」の中のコーナーで、「ゴリエ」として登場した、
ガレッジセールのゴリによって、2004年に、まさかのオリコンNo.1&
紅白歌合戦まで出場してしまいました。

確かに、ゴリって運動神経半端じゃないしね。
チアリーダーダンスのほうが、意外と原曲に近かったりするのが、すごい。(笑)

実際、このヒットによって、トニー・ベイジルのオリジナルが、再度
80'sのコンピレーションで注目されることになったのでした。