全米トップ40を聴き始めるきっかけとなったのは、
他局の番組を聴き終わった後、チューニングをしていてのことでした。

当時、土曜日の23時というのは、裏の文化放送で、
『さだまさしのセイ!ヤング』という番組を聴いていました。

さだまさしは、ご存知の方もいるかと思いますが、
ミュージシャンとしてはもちろんのことですが、
自分のコンサートのMCだけでCDボックスを発売してしまうほどの、
トークの達人です。

昔から、深夜ラジオで、『欽ドン』や『鶴光のオールナイトニッポン』など、
聴取者参加型ネタ系番組の大好きだった自分にとって、
この『さだまさしのセイ!ヤング』は、実際に聴いてたのは2年ちょっとでしたが、
特にツボにはまっていた番組でした。


この番組が23時から24時半までの放送で、その後、他局のチューニングを
あわせて何気なく聴いていたところ、そこで聴こえたのが、
この『全米トップ40』中の名物コーナー、「坂井隆夫のJokeBox」。

英語の曲の中で、日本語に聴こえる箇所を抜き出して、小噺仕立てで紹介する、
現在では、テレビ朝日系深夜番組『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」として、
有名になったスタイルのコーナーでした。


そう、当時は音楽は二の次で、お笑い聴きたくて深夜ラジオ聴いてたんですよね。f^_^;
もちろん、ほどなく音楽番組として魅せられることになるのですが。


リンクしたウィキペディアにも書かれていますが、「空耳アワー」の元祖として、
この「坂井隆夫のJokeBox」が上げられているほどの、当時は番組もこの時間帯だけ
聴取率が上がったとかどうとかっていうくらいの、人気コーナーでした。
(坂井隆夫氏は、ラジオ日本のアナウンサーで、湯川れい子さんと一緒に番組の
進行をやっていた方です。現在も朝4時の演歌の番組のパーソナリティやってます。
とうに定年は過ぎたはずなんだけど、相変わらずお元気。)

ラジオ日本における『全米トップ40』は、1986年9月で、放送権委譲のため、
番組終了したものの、引き続きアメリカのヒットチャートの情報をオンエアした、
『USAトップ100』という番組が、同じ時間帯で1990年ごろまで続き、
この「JokeBox」コーナーも、番組終了まで継続されていました。

この番組で紹介された名作のいいくつかは、1992年から始まった
「空耳アワー」でも、しっかり引き継がれ(要するにパクリじゃん)、
ファンサイトに、しっかりとデータまで残っております。

空耳アワーアップデート


この番組で名作として残された作品のオリジナルの曲を2つほど。
いずれも、タモリ倶楽部でも紹介されているネタです。


①クイーンの「キラー・クイーン」



☆Queen "Killer Queen"
 from the album "Sheer Heart Attack" (邦題「シアー・ハート・アタック」)
 1975年Billboard Hot100 最高位12位。

「がんば~れ田淵」と聴こえる箇所が、0分32秒、1分21秒、2分24秒の3箇所。
自分が番組聴く以前に発表されたネタだけど、当時この作品が受けたのは、
人気四コマ漫画でアニメにもなった『がんばれ!!タブチくん!!」の影響も
大きかったのかな。

田淵って、最近の人だとどういう認知度なんだろ?
WBCの時に、ちょっと画面に映ったとか、カレーのCMで星野仙一なんかと
一緒に出ていたくらいなのかしら?

クイーンは、この曲以外でも空耳ネタ多いですよ。


②ライオネル・リッチーの「オール・ナイト・ロング」



☆Lionel Richie "All Night Long (All Night)"
from the album "Can't Slow Down" (邦題「オール・ナイト・ロング」)
1983年Billboard Hot100 最高位1位(11/12から4週間)。

「田んぼに行って捨ててこいや、Yeah!、田んぼ田んぼ!」と聴こえる箇所が、
1分58秒と、2分7秒の2箇所。
個人的に、自分が番組聴き始めてからの、最高傑作だと思ってます。( ´艸`)

っていうか、ほかのネタでもそうなのだけど、その箇所に来てしまうと
そうと空耳でしか聴けなくなってしまったのがこわい。(笑)


こうして、この『全米トップ40』を聴くようになってから、
いろんな意味で、音楽の聴き方や聴くものも幅広くなった気がします。


これから先は、その時々で、思い出した曲や気になった曲をブログの中で、
あれこれ書いていければと思っています。
もちろん、ジョークネタも思いついたら、また紹介しますね。