2017年初めての記事になります。

丸1ヶ月以上遅くなってしまいましたが、

本年もよろしくお願いいたします。

 

1月に全く記事をアップできなかったので、

本来は例年の今年の干支がらみの曲紹介が最初になるところなのですが、

今年もグラミー賞表彰式が迫ってきていますので、

先に、こちらも高齢になっています、

昨年度グラミー賞の振り返りと、今年度予想を、

・・・といっても、こちらも時間がない中で書いておりますので、

あまり深く突っ込まずに進めたいと思います。

 

まずは、昨年第58回グラミー賞の結果の振り返りから。

 

昨年の予想記事はこちらから

 

昨年のグラミー賞授賞式では、最多9部門11ノミネートの

ケンドリック・ラマーが主要部門こそ逃したものの、

最優秀ラップパフォーマンス等5部門で受賞。

テイラー・スウィフト、マーク・ロンソン、アラバマ・シェイクスが3部門受賞。

最優秀オペラレコーディングで、

小澤征爾指揮「ラヴェル『こどもと魔法』」が受賞し、

小澤氏が8度目のグラミーノミネートで初の受賞となりました。

 

授賞式コンサートのライブパフォーマンスでは、

前年から特に直前1,2月にかけて多くの偉大なアーティストの訃報を受け、

レディ・ガガによるデヴィッド・ボウイトリビュートステージをはじめ、

イーグルスによるグレン・フライのトリビュート、

BBキング、レミー・キルミスター(モーターヘッド)トリビュート、

アース・ウィンド&ファイアメンバーのプレゼンター登場など、

故人を偲びつつも華やかなステージで盛り上がりました。

 

ここで、昨年の記事で行っていた、

第58回グラミー賞主要4部門の予想と受賞結果を。
(太字W:受賞、◎:本命、○:対抗、▲:穴)

☆最優秀レコード賞(Record Of The Year)
  ・ディアンジェロ&ザ・ヴァンガード「リアリー・ラヴ」
   D'Angelo & The Vanguard "Really Love"
W◎・マーク・ロンソン「アップタウン・ファンク feat. ブルーノ・マーズ」
   Mark Ronson featuring Bruno Mars "Uptown Funk"

 ○・エド・シーラン「シンキング・アウト・ラウド」
   Ed Sheelan "Thinking Out Loud"
  ・テイラー・スウィフト「ブランク・スペース」
   Taylor Swift "Brank Space"
 ▲・ザ・ウィークエンド「キャント・フィール・マイ・フェイス」
   The Weeknd "Can't Feel My Face"

 

 

※2015年の年間No.1ヒットであった「アップタウン・ファンク」が
予想通り2015年の代表曲として受賞しました。
マーク・ロンソン、ボーカル参加したブルーノ・マーズら
レコーディングメンバーこぞっての受賞シーンでした。

☆最優秀アルバム賞(Album Of The Year)
  ・アラバマ・シェイクス「サウンド・アンド・カラー」
   Alabama Shakes "Sound & Color"
 ◎・ケンドリック・ラマー「トゥ・ピンプ・ア・バタフライ」
   Kendrick Lamar "To Pimp A Butterfly"
  ・クリス・ステープルトン「トラベラー」
   Chris Stapleton "Traveller"
W▲・テイラー・スウィフト「1989」
   Taylor Swift "1989"

 ○・ザ・ウィークエンド「ビューティ・ビハインド・ザ・マッドネス」
   The Weeknd "Beauty Behind The Madness"

 

 

※この部門の予想は難しかったのですが、
テイラー・スウィフトが自身2度目の最優秀アルバム賞の
受賞となりました。
テイラーの喜びいっぱいの受賞シーンでした。

☆最優秀楽曲賞(Song Of The Year)
  ・ケンドリック・ラマー「オールライト」
   Kendrick Lamar "Alright"
 ▲・テイラー・スウィフト「ブランク・スペース」
   Taylor Swift "Blank Space"
  ・リトル・ビッグ・タウン「ガール・クラッシュ」
   Little Big Town "Girl Crush"
 ◎・ウィズ・カリファ「シー・ユー・アゲイン feat. チャーリー・プース」
   Wiz Khalifa featuring Chalie Puth "See You Again"
W○・エド・シーラン「シンキング・アウト・ラウド」
   Ed Sheelan "Thinking Out Loud"

 

 
 

※「シー・ユー・アゲイン」とどちらが取るかと考えられた最優秀楽曲賞は

 第55回から毎年グラミー賞にノミネートされながら受賞を逃していた

 エド・シーランが初の受賞となりました。

 来月リリースされる新作が早くも話題の彼は、

 来年第60回の主役になるかもしれません。



☆最優秀新人賞(Best New Artist)
  ・コートニー・バーネット (Courtney Barnett)
 ▲・ジェイムス・ベイ (James Bay)
 ○・サム・ハント (Sam Hunt)
  ・トリー・ケリー (Tori Kelly)
W◎・メーガン・トレイナー (Meghan Trainor)

 
 
 

※前年にも楽曲ノミネートされていたメーガン・トレイナーが

 実績上位で見事に最優秀新人賞をじゅしょうしました。

 涙の受賞スピーチが印象的でした。

 

 

続いていよいよ現地時間2月12日午後、

日本時間で2月13日午前に行われる、

第59回グラミー賞授賞式コンサート。

 

ロサンジェルスのステープルズセンターを会場に、

昨年までのLLクールJに代わって、

イギリス人コメディアンで、

アメリカの人気トーク番組「ザ・レイト・レイト・ショー」の

ホストとして知られる、ジェームズ・コーガンさんが

MCを務めます。

 

今年もブルーノ・マーズらによるプリンスやトリビュートや

ジョージ・マイケルトリビュートのステージをはじめ、

アデル、ケイティ・ペリー、レディ・ガガらのパフォーマンスで

盛り上がりそうです。

 

ここで第59回グラミー賞主要4部門ノミネートのダイジェストビデオを。

 

 

今年度のノミネーションでは、ビヨンセの9部門をはじめ、

ドレイク、リアーナ、カニエ・ウェストの8部門、

チャンス・ザ・ラッパーの7部門ノミネートされています。

また、昨年アルバムリリース後に他界し、

トリビュートステージも行われたデヴィッド・ボウイが

新作でのノミネートでも話題になっています。

 

では、第59回主要4部門のノミネートを、例年通り予想と共にご紹介します。
(◎:本命、○:対抗、▲:穴)

 

☆最優秀レコード賞(Record Of The Year)
 ◎・アデル「ハロー」
   Adele "Hello"
 ○・ビヨンセ「フォーメーション」
   Beyonce "Formation"
  ・ルーカス・グラハム「7イヤーズ」
   Lukas Graham "7 Years"
  ・リアーナ「ワーク feat. ドレイク」
   Rihanna featuring Drake "Work"

  ・トゥウェンティ・ワン・パイロッツ「ストレスド・アウト」
   Twenty One Pilots "Stressed Out"

※今年度はアデルvs.ビヨンセの歌姫対決と言われていますが、

 ここは2015-2016の年跨ぎでNo.1を記録したアデルが

 受賞するのではないかと思われます。

 この部門では敢えて▲は付けませんでした。


☆最優秀アルバム賞(Album Of The Year)
 ○・アデル「25」
   Adele "25"
 ◎・ビヨンセ「レモネード」
   Beyonce "Lemonade"
  ・ジャスティン・ビーバー「パーパス」
   Justin Bieber "Purpose"
  ・ドレイク「ヴューズ」
   Drake "Views"

 ▲・スタージル・シンプソン「ア・セイラーズ・ガイド・トゥ・アース」

   Sturgill Simpson "A Sailor's Guide To Earth"

 

※同じアデルvs.ビヨンセの歌姫対決でもこちらに関しては、

 作品性、メッセージ性と予告なし突然のリリースでも話題になった

 ビヨンセのアルバムを上に推したいと思います。

 同じくリリースラッシュで昨年アメリカ音楽界話題の中心だったドレイクや、

 新作で音楽的にも大きな成長を遂げたジャスティン・ビーバーはもちろん、

 要注目なのは、カントリー界の新星ながら非常にかっこいいロックサウンドと

 ボーカルで聴かせるスタージル・シンプソンです。

 選択が難しいですが、カントリー作品が比較的高評価を受けることも多いことから

 ここはあえて彼のアルバムに大きく▲を付けてみました。



☆最優秀楽曲賞(Song Of The Year)
  ・ビヨンセ「フォーメーション」
   Beyonce "Formation"
 ○・アデル「ハロー」
   Adele "Hello"
  ・マイク・ポズナー「アイ・トゥック・ア・ピル・イン・イビザ」
   Mike Posner "I Took A Pill In Ibiza"
 ▲・ジャスティン・ビーバー「ラヴ・ユアセルフ」
   Justin Bieber "Love Yourself"

 ◎・ルーカス・グラハム「7イヤーズ」

   Lukas Graham "7 Years"


※7歳の時に母親から言われた言葉をきっかけに

 その後の自分の人生とこれからの人生を考えるという

 パーソナルでありながらメッセージ性も強い作品「7イヤーズ」で

 世界中から注目されヒットを記録したデンマークのバンド、

 ルーカス・グラハムのこの曲に大きいしるしをつけたいと思います。

 この部門も選択が印の選択が難しく、5曲のいずれにもチャンスが

 あると思います。



☆最優秀新人賞(Best New Artist)
  ・ケルシー・バレリーニ (Kelsea Ballerini)
 ◎・ザ・チェインスモーカーズ (The Chainsmokers)
 ▲・チャンス・ザ・ラッパー (Chance The Rapper)
 ○・マレン・モリス (Maren Morris)

  ・アンダーソン・パーク (Anderson Paak)

 

※2016年のBillboard Hot100で最長の12週No.1を記録した

 「クローサー feat. ホールジー (Closer)」をはじめ、

 ポップチャートに多くのヒットナンバーを送り出してきた

 EDMソングライター、クリエイターチームのザ・チェインスモーカーズが

 このメンバーでは一歩リードしていると思われます。

 

 しかし、新人賞に関しては毎年選考基準がよくわからないこともあり、

 特に今回のグラミー賞で注目されているチャンス・ザ・ラッパーは、

 作品をCDやダウンロードで発表するのではなく、

 ミックステープの配布とストリーミング配信のみで発表するアーティストで、

 時代の変遷に伴って、フィジカルリリースがない作品、アーティストにも

 グラミー受賞の機会が与えられるという画期的制度変更がありました。

 

 今回のノミネーションでこの制度変更によって、

 最優秀リミックスレコーディング部門にノミネートされたのが、

 ロサンジェルス在住の日本人プロデューサー、starRoさん。

 友人のTwitterでノミネートを知らされるまでグラミー賞のことなど全く気にして

 いなかったというほど、驚きの出来事だったようですね。

 

 ベストスコア・サウンドトラック・フォー・ビジュアルメディアにノミネートされた

 坂本龍一さんの「レヴェナント・蘇えりし者」の結果とともに注目されます。

 

 

 グラミー賞は今年もWOWOWで現地からの生中継が放送予定です。

 ロス現地からピコ太郎も出演するそうですね。

 ボクは例年通り、InterFMでのラジオ生中継をチェックしたいと思います。