卵たちの おしゃべり

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はやりのキャップをかぶった卵と ネッカチーフのすてきな卵が おしゃべりをしていました。
キャップの卵が言いました。 「君のお尻は なぜつぶれているんだい?」
「えっへん。これはボクの勲章なんだ!」
「なんだって?!それはどういうことだ。」
「このお尻はね・・・・・。探検家で有名なコロンブスに関係してるんだよ。これは、コロンブスが、新大陸を発見して 帰ってきたときの話さ」



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16世紀。
「バンザーイ!」「すごい発見だ!」
イスパニアでは 探検家コロンブスの新大陸発見を祝う祝賀会が せいだいに行われていました。
ごちそうをかこみ、みんなが楽しく語り合っていると、突然、一人の男が言いだしました。
「なんだ。西へ西へと航海して、陸地に出合っただけではないか。そんなことは、だれにでもできることだ。」
これを聞いたコロンブスは、目の前のテーブルから、卵を一つ取り上げました。
そして、その手を大きく広げると、みんなに向かって、こう言ったのです。



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「諸君、ではこの卵をテーブルの上に立ててごらんなさい。この中に、それが出来る方はいらっしゃるかな。」
「よし、私がやってみよう。」
何人もの人が、次々に挑戦しました。
卵は、テーブルの上を、コロコロところがつなかりで、だれも立てる事が出来ません。
「いったいなんでこんなことをさせるのだ。」
人々は、顔を見合わせ始めます。



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それを見たコロンブスは、ゆっくりと、みんなの前に出て行きました。
そして、卵のお尻を コツンとたたいてつぶし、なんなく立てて見せたのです。
「そんなことしていいなら、簡単じゃないか!」
みんなが、あきれ顔でコロンブスを見ています。



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すると、コロンブスは胸をはって、大きな声でみんなに言いました。
「人がやった後なら、なんだって簡単なのですよ!」
「どうだい、いい話だろ。」
ネッカチーフの卵が、自慢げに言いました。
「このコロンブスの卵が、実はボクなのさ。だから、このつぶれたお尻は、ボクの大事な勲章ってわけ。」
「へぇー、そうだったのか。」
「うん。だれにでも出来ることでも、最初に気づいたり、行ったり、発見したりするのは、とてもむずかしいことなんだよ。」

                               おしまい。