twilightmgo 雫(しずく)♪
映画批評......仕事に命を賭けるカッコ良さ。
- [DVD] 陽はまた昇る
- ¥4,380
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あらすじ※ネタバレ注意
家電AVメーカー・日本ビクター本社開発部門に勤める開発技師、加賀谷静男。あと数年で定年を迎える彼に、横浜工場ビデオ事業部への異動命令が下りる。そこは赤字続きの非採算部門。加賀谷に課せられた指令は大規模なリストラだった。しかし、加賀谷は従業員たちに向かって夢だった家庭用VTR開発の決意を打ち明ける。しかも一人の馘も行わないというのである。それを聞いた次長の大久保は止めに入った。それもそのはず、本社がリストラ対象の赤字部門にそんな計画を認めるはずもない。ましてや、この時、家電メーカーの雄・ソニーが商品化にあと一歩の所まで漕ぎ着けていたのであった……。
- Amazonデータベースより
雫の勝手に評価!!
☆☆☆☆☆(自分の仕事に誇りを持つという意味)
『VHS vs ベータマックス』
次世代DVD戦争と言われたBlu-ray Disc vs HD DVDでしたが、あっけなくBlu-ray Discの勝利で終わり現在に至ります。
この映像機器規格争いは「ビデオ戦争」と言われてるそうですね。そしてその象徴こそが、VHS(日本ビクター) vs ベータマックス(ソニー)の戦いを指します。
会社や仕事に``命賭ける``なんてカッコ悪いとされてる今日の世の中。。。なんかそれこそ言い訳臭くて嫌です。
本作は日本ビクターが日本初の世界基準となる「VHS」を開発・販売までに至る熱き情熱のストーリーです。
西田敏行さん主演の映画でもとりわけ好きな作品です(あとは植村直己物語かな)
『特許使用料``0円``!!!!!』
「映画を1本のテープで録画したい(120分)」という大衆の声に答えたビクター。
日本初の世界基準となった「VHS」の最大の特徴はVHSの製造に関してはライセンス料を取らないというところ。
自社の利益だけを追及せず、世界中の誰もがVHSを利用するという大きな夢に掛けた思いが大成功を収めます。
現パナソニックの創業者である松下幸之助さん(自伝本や名言が多い方ですね)の台詞。
「ベータは100点だが、VHSは120点や。」 良い名言(・∀・)
この松下幸之助さんが日本ビクター側に付いたのが最大の勝因とも言われています。松下さんもべた褒めしたVHS凄し!!!
ちょっぴり残念なのは、ビクターはこの後、VHSの利益で長年経営を維持する結果となったこと。その後に革命的ヒットを出せなかったんですね。。。
それだけVHSが売れに売れたということでもあります。
男たちの熱き情熱物語。仕事に情熱を燃やす人は素敵です
最後にソフトバンクのお父さんが人気ですが、雫は断然ビクターのニッパーどす
twilightmgo 雫(しずく)♪