<アダーラ星からのメッセージ>
私たちはアダーラ星人です。極小の惑星からやって来ました。サイズは小さな月ほどで、美しい青みがかったシルバー色の太陽の周りを公転しています。私たちは故郷のことをハズオンと呼んでいますが、みなさんにはアダーラと呼ばれています。アラブの預言者たちは、私たちのことをアル・アダーラ（Al Adhara）と呼びました。アラビア語で処女という意味です。彼らがそう呼んだのは、恐らく、私たちが女性の体から産まれるわけではなく、性別もないからでしょう。惑星は、透明で知能をもったクリスタルに覆われています。それゆえ、暗黒の宇宙とは対照的に、クリスタルが反射するシルバーホワイトの光で、みごとなまでに美しい世界が広がっています。私たちの小さな月では大気が非常に希薄なため、クリスタル・ホワイトと漆黒しかありません。それは、じつに美しい眺めです。あらゆるものがこういった具合です。ただし、美しいドームは別です。私たちが最も珍重している財産、すなわち、銀河のすみずみから集めた美しい花を保管しているドームのことです。私たちは美を愛し、美に生きています。700年の美を生きる人生です。天国は必要ではありません。というのも、私たちは皆、ひとつの無限の意識体として、無限の美と芳しさの中で生きているからです。私たちは、母なる意識（マインド）の湖と父なる思考の王から生み出された、美しいエネルギーの存在なのです。生命をもつ繊細なクリスタルです。美に生まれ、美に絶えるのです。みなさんが死と呼ぶ状態で眠っているとき、私たちは、母なる意識体とひとつになり、今生きている者によって絶え間なく経験を続けます。美と芳しさの中で生き続ける、ひとつの無限の存在なのです。しかし、私たちにも渇望しているものがあります。
私たちは銀河の至るところから訪問客を受け入れています。彼らは、花のヒーリングライトを浴びに訪れ、多くを学んで帰ります。私たちは、銀河中のすべての知識を身につけているにも関わらず、自分たちが持っていない物を切望しています。知識は無限にありますが、私たちの星の表面を覆う水晶と同様にドライです。宙を飛ぶことも、テレパシーを使ってお互いに会話することもできます。相手が思っていることをすべて完璧に感じることもできます。しかし残念ながら、無限の知力を所有し、お互い完全な調和の中で生きていても、非常に単純な感情しか理解することができないのです。私たちが渇望しているのは、人間が感じる深い情緒的な愛。そして、深い喜びと深遠なる至福。お互いに抱きしめ合い、皆さんと同じように感じることを望んでいます。ところがあいにく、私たちは自分たちの星と同様にドライなのです。自分たちには無い、深い情緒的な感情を切望しているのです。何千年にもわたり、みなさんの仲間とコンタクトを取ってきた末に分かったことは、みなさんには、愛や喜びや苦しみといった様々な感情があるということです。うらやましく思います。
みなさんの偉大な先生、シャノン先生は、大いなる智慧でもって、ある方法を編み出されました。その方法を使えば、私たちは感情を深く理解することできます。同時にみなさんは、花の周波数を癒しに変換するという私たちの知識を利用することによって、再び元気を取り戻すことになります。ですから、楽しみにしています。みなさんに寄り添い、癒し、みなさんから可能な限りを学ぶことを。
私たちがひとつになりますように。
アダーラ星の高位神官 アリニエン