東区役所前店では
こんな感じで魚を飾っています。(全然わかり難いデス・・・)
今日はこの中から
こいつを紹介
魴鯡(ほうぼう)
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旬
赤い体色と鎧兜を着けた武士を連想させる姿形から、タイと同様に目出度い魚とされ、祝い事にも使われる。赤ん坊が生後100~120日目になると行われる「箸初め」の儀式に用いられる魚の一つでもある。『魚鑑』に「肉雪白、味甘美し、冬月のは上饌なり」とあり、旬は雪の降っている間が脂ものって最も美味で高級魚として取引される。
命名
頭部が角張っているから「方頭」とか『大言海』には「形、方頭にたり、故に魴鯡と書く。詳かならず」とある。また鰾の振動による発生音が<ホオブオッ>と言うことからの呼名だともいう。ところが ホウボウの発生音はヒキガエルの様な<グワッグワッ>に似ている。ホウボウの呼名の語意は指状になった胸鰭の一部を使って海底を這い歩くことから、「這う魚」の意であろう。「ボウ」は魚名語尾。
地方名
・ホコノウオ(九州)
ホコとは這う子、赤ん坊人形のことであり、「這う魚」の意味でもあり、赤い魚「赤魚」のことでもある。
・ドコ・ドオコ(秋田)
方言で梟のことを「ドコ・ドオコ」という。梟に似てホウボウの目が円く大きいことからの呼名。日本海側の各地でウルメイワシ・カタクチイワシも「ドコ・ドオコ」と呼んでいる。
・キミヨ・キミウオ(北陸)
体色が華やかなことから「女郎魚」の意で呼ぶ。昔は遊女、巫女の雅号を「君」と呼んだ。佐渡に流された後鳥羽上皇が美味しいと食べたから、その後呼ばれるようになったとのこと。
・コトオ・コトヒキ(島根)
鰾の収縮で振動音を発することから「琴ひき」という。
・ギス(福島・瀬戸内)
目が大きく胸鰭も大きく、海底を歩く様子が昆虫のキリギリスに似ていることから。
・ダンカラ(青森)
オヒルギ(マングローブの一種)の汁で染め、赤茶色に染まった色を丹殻という。その色に似た体色の魚の意。
・ホウショウ(佐渡)
体色が粗雑で斑紋があるため、疱瘡の転訛で疱瘡魚の意。
英名 Gurnard(文句をいう魚)
中国 緑鰭魚
分布
北海道南部から南シナ海まで分布する。沿岸浅所から水深600mまでの砂底や砂泥底に棲息する。冬は南下し、春から夏にかけて北上する。
カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属
世界の熱帯・温帯域におよそ14属90種が棲息し、日本にはこのうち9属30種前後が棲息する。仲間としてはカナガシラ属、トゲカナガシラ属、カナド属等があり、ホウボウのことをカナガシラと呼ぶ地方もある。同じように胸鰭が長く、扇状に広がるセミホウボウはホウボウ科でなく、カサゴ目セミホウボウ科に属す。カナガシラと比べて鱗が小さくツルツルしている、カナガシラは鱗が大きくザラザラした感じがする。また、ホウボウの体色の方が紫が勝っているし、胸鰭も大きく美しい紫と緑に彩られている。食べてみるとホウボウの方が断然美味しい。
形態
ホウボウは大変奇妙な姿をした魚だ。体は朱赤、頭が大きく尾にかけて三角形頭は骨板に覆われて、大きな眼と眼の上の二つの棘、それにエラブタも棘立っている。口はスコップのように幅広く、胸鰭は大きく美しい孔雀色、胸鰭の前三条は遊離して、脚のように砂の上を歩く。この脚は触手の役を兼ねており、餌をさがす。幅広の口は砂の中をひっくり返して 泥の中に潜っている餌を丸飲みするのに都合がよい。また鰾は二つの部屋にわかれており、その穴を空気が往復する時の振動で音を発する。出す音はちょうどゴム風船を膨らませて、その表面を親指と人差し指でこすった時に発する音に似ている。同じ様に鳴く魚としてイシモチ、ニベなどがいる。体長は40㎝にもなる。
産卵
九州では12~4月、東シナ海では2~5月に産卵。卵は球形で直径約 1.2mmの分離浮性卵。水温15℃で4~5日で孵化し、全長3.2mm前後である。
成長
全長1.4mmで各ヒレの条数は成魚と同数になる。幼魚は黒色で胸鰭の裏側にも斑紋はない。成長は大変遅い魚で1年目で13cm、2年目20cm、3年目25㎝、4年目で27㎝となり成熟する。 夜行性で底生のエビ・カニ・二枚貝類・ゴカイなどの多毛類、魚類を食べて成長する。
オス・メスの見分け方
ほおの部分が厚くふくらんだのがオスで、少しコケ気味なのがメスという具合で、専門的にいう第二次性徴の現れである。これも30cm以上のものでないと見分けがつかない。
俗諺
・ホウボウの豆餌
ホウボウ釣では、餌はなるべく小さく付けるのがコツだという釣の諺、最近はサバ・サンマの切身が使われる
・魴鯡赫尾
ホウボウの尾が赤いのは苦労が絶えない為だと言う意で、人生には苦労が多いことをいう。
忠臣蔵
江戸の川柳に「鮒の仇討ったのは芝のカナガシラ」とある。鮒は吉良上野介から「鮒侍」とののしられた浅野内匠頭のこと。カナガシラは「かな頭」でいろは四七文字の頭、つまり四十七士の頭領大石内蔵助を魚のカナガシラにかけたもので、フナとカナガシラのとり合わせが妙を得ている。
食べ方
体の赤みが鮮やかなもの、ヌメリが透明なもの、腹が白くて引き締ったものを選ぶ。肉質は白身でタンパク質を多く含むのが特徴。鮮度のよい大ぶりのものは刺身にし、そぎ造りや平造りにする。皮にゼラチン質が多いため、じっくり煮込むと美味しい煮こごりが出来る。淡白な味を生かして、塩焼きやうす味の煮付、椀だねに利用。また、よい味が出るので鱗や鰭を落としたものをブツ切りにしてチリ鍋にしたり、ブイヤベースの材料にする。サッパリとしたトマトソースなどによく合う。
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