今、胸の迷いも
あの恋も

ごまかして眠らせる


知り尽くしたのはこの胸だけなのに

いつか浮き上がって何かのせいにして


退屈さ見つめてるだけ


嫌な事こらえるために

好きを踏みつける


つまらないわがままと違う本当の私
鏡に置いてきたような顔しないで


逃げてもふさいでも聞こえてくる
心の声に嘘はつけない


女だから男だから
ありがたいけど聞き飽きた

あなたにとっての正解
当てはまりそうにないんだ


呆れるほど私だから


今少しだけ…alone.




あの人の心の痛みにハンカチを差し出して涙隠したあなたも

いい気持ちで過ごして欲しいと、服が汚れるのも構わずに床を磨くあなたも

誰かの笑顔が見たくてずっと難しい表情浮かべて悩んでいるあなたも


あなたが美しいことを露ほども知らずに


そうして懸命にあなたらしくいてくれる


そんなあなたと同じ星に生まれたかと思うと


名も知らない花に出逢ったような

見たことのない虹色の海に囲まれたような


美しさに何故だか心が泣き笑いするのです


私の弱さに傘をくれたあなたはきっと


傘を貸したこともすっかり忘れて


小さな雨粒を見つめ「可愛らしい」と微笑むのでしょう


それは、それは、


そっと豊かに






会いたくて会いたくて電車に飛び乗った

(ただ笑顔が見たい)その一心は期待と怖さが入り混じり

車両を遅く早く揺らす


手帳に書いた待ち合わせ時間に間違いがないことと

窓の外、あなたの街が近づいてくるのを何度も何度も確かめた


二人の寂しさに鳴くサイレンに間に合いますように

また逢いに来てくれるその日には
少しでも私と同じ気持ちでいてくれたら嬉しい


そういつも祈りながら


あの日は

揺れない電車の帰り道


何故か笑みがこぼれた


あまりに嘘が下手で、あなたらしくて


私がまた『誰かを愛せるように』と


その願いがにじんでいたから


嫌いにはなれないよ


特別なままだから


きっと分かってたの


息もできないほどに切なくて


景色で紛らわそうと目をやれば


窓の外の全てが


やさしい、やさしい



あなただった