NPO法人ハーベストのHEARTBESTブログ

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NPO法人ハーベストのキャリアセミナーへご協力いただいている講師の方をご紹介したり、
キャリアセミナーの報告など色々書いています。

【 ハーベスト・サポーター募集中!!】


 NPO法人ハーベストでは、若者たちの自主性を育てる事を意図したキャリアセミナーを実施中です。


 この活動に賛同して頂ける方からのご協賛をお待ちしております。


    ・都度支援(個人/団体) 3,000円以上 / 年

  • 賛助会員(個人)10,000円 / 年
  • 賛助会員(団体)30,000円 / 年

また、総会に参加する事ができる正会員も募集中です。

 

   ・ 正会員(個人)6,000円 / 年


   ・ 正会員(団体)30,000円 / 年


お申し込みはこちら の申込用紙にご記入の上、

FAX 022‐395‐6432 にお送りの上、


ゆうちょ銀行 二二九店 当座 0073376

特定非営利活動法人 ハーベスト


まで、ご入金をお願いいたします。




テーマ:

NPO法人ハーベスト主催のキャリアセミナーで市民ボランティア講師をしていただいている方々をご紹介するこのコーナー。

第5回目は、merciful-life株式会社代表取締役 東海林薫(トウカイリンカオル)さんの登場です。

東海林さんは、2017年の秋に初めてキャリアセミナーへご参加いただいてから、キャリアセミナー開催校の約9割の学校へご参加いただいております。受講した生徒たちから、「こんな話をしてくれる大人は今まで周りにいなかった」と言わしめる、東海林さんの生き方や考え方をじっくりとお伺いしました。

どうぞ最後までお読み下さいね!

 

                                            以下 H:ハーベスト

                                                T:東海林さん

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             東海林さんの先輩が経営する定禅寺通りにある昼吞み小屋「通」にて

 

 

H:ハーベストのキャリアセミナーに参加するきっかけを教えて下さい

T:倫理法人会の方からハーベストの活動については聞いていて、元々興味はあったんですけど、ハーベスト理事の山﨑さんから「そろそろいいよね?」とお誘いを受けて(笑)。

昨年度の多賀城高校からキャリアセミナーに参加するようになりました。

 

 

H:参加してみて、ご自分の学生時代を振り返ってみてどうですか?全然違いますか?

T:全然違いますね。自分の思い出がよみがえるとか、そういうのは全くないです。

違うな、というのすらないです。もう全く別物と思って捉えているというか、完全にそこは切り離していますね。

 

                      キャリアセミナーでの東海林さん

                                常に自然体で生徒たちに接する東海林さん

 

H:東海林さんの高校時代はどんな感じで過ごしていたんですか?楽しかった?

T:楽しかったですね!当時も楽しかったけど、今も楽しいです。

っていうのは、クラスが41人なんだけど、科が1つしかないからその41人がそのまま3年間ずっとクラス替えなく一緒だったんです。

たまたまなんだけど、担任も3年間一緒で。だから卒業してもう27年になるけど、今でもLINEで半分くらいは繋がっていて、何かあるとすぐに集まってますね。結局生涯通じて、一番付き合う友達というか人生で支えになるというか、年がら年中会うわけではないけれども、そういう付き合いができる友達っていうのは高校時代なんだな、と今更ながら思います。

 

 

H:当時は自動車部だったと聞きましたが、自動車部って具体的にどんな活動をするんですか?

T:なんだろうな・・・帰宅部の帰宅しない部っていうか(笑)。

部室が焼却炉の目の前にあって、ゴミ捨てに来る人達の見世物みたいな(笑)

 

 

H:自動車部には実際自動車ってあったんですか?

T:ありました。要はただの車・バイク好きの溜まり場で。具体的に目標があって活動するとか、そんなのは何もなかったですね。

俺が入って間もない頃は、学校が広瀬側の河川敷にあるもんだから、そこで捨ててある瓶を集めて酒屋さんに売りに行って、得たお金でガソリンを買ってきたんですね。

それで校内を原チャリでレースごっこみたいなことをしていました。部活動っていったらそんな感じ。

 

H:今でも車は好きなんですか?

T:好き通り越して、今はどうでもよくなりました。好きは好きで、今も車には詳しいんですけど、自分でお金をかけていい車に乗ろうとかいう気持ちは全くないです。

 

 

H:社会人になってからなんですが、最初に入った会社を9ヶ月で辞めてオーストラリアの単独ツーリングに行かれたんですよね?その辺のお話をお聞きしたいんですが。

T:プロフィールにその事書いてあるんですが、キャリアセミナーではほとんどその話はしてないんですよ。ただの自分の思い出話だからな~と思って。

 

 

H:いやいや、是非その辺もお話していただきたいです!9ヶ月で仕事を辞めたのは何がきっかけだったんですか?ツーリングに行きたくて辞めたとか?

T:そう。最初のきっかけはそうです。でも元々の奥底にある本当の気持ちは、大学に行きたかったんですよね。

でもテストの時期が来る度に必死に勉強する、あの気持ちが物凄く嫌で二度と味わいたくなくて・・・結局逃げたんですよね。たぶん、そういう意味では。

その頃の就職って、うちの学校は1学年320人くらいに対して、1人あたり求人16件くらいくるんです。だから選び放題だったんですね。

だもんで、求人票を見るのはまず給料・休日の日数、3番目に仕事の種類とか会社の名前なんですよね。これ一番どうでもいいんです(笑)。

いかに楽してお金稼げるかしか考えてなくて。いい会社に行って将来の安定とか・・・そういうような考え方は皆無でしたね。

それに先輩がスカウトに来るんですよ。それで会社見学に行って、決まるっていう。

当時は会社見学に掛かる金額も全部会社持ちでしたからね。

それを全国から来る学生全員に対してやっていたから、凄い金額かけてたわけじゃないですか。まぁそういう時代だったんですよね。

そんな話もキャリアセミナーの中ではするんですけど、今の子達に普通に親世代が話したら子供たちが可哀そうだなと思うんですよね。

今の15、16歳くらいの子達って生まれた時から不景気じゃないですか。だからバブルの時代なんて本当都市伝説くらいの感覚だと思いますね。

自分はどうしても就職したくて就職したわけでもなく、大学への思いを振り切って就職したわけです。

仕事は仕事で楽しかったんですけど、20前後の頃で「遊びたい」っていう気持ちが強かったんですよね。遊びたいっていうのは、何の制約もない戻らなきゃならない期限がなくてっていう。

オーストラリアに行くんだって、有給とか合わせれば行けたんですよね。会社からも休職を勧められたし。でもそうじゃない。鎖を断ち切るっていうか。

バイクも元々好きだったし、最初は日本一周放浪の旅がしたかったんですけど、その年はとにかく雨が多い年で、断念して。オーストラリアは本当にただの思いつきです。

英語なんて全然しゃべれないし。それまで海外旅行もしたことなかったし、飛行機も乗った事なかったんですけど、初めて1人でオーストラリア行きましたからね。毎日テントで寝ての1人旅でした。

 

 

H:期間はどれくらいだったんですか?

T:2週間くらいですかね。オーストラリア1周まではいかないですけど半周はしました。

たぶん6000キロくらいは走りました。」

 

 

H:2週間の中で一番の思い出って何ですか?

T:当時は日本人っていうだけで珍しがられて人が集まってくるんですよ。

当時からオーストラリアは人気だったんですけど、いかに日本人は都市部にしか行ってないかっていう。ケアンズからそんなに離れてはいないんですけど、バイクでテント積んで行っただけで物凄く珍しがられました。

キャンプ場はそこかしこに必ずあって、どこに行っても整備されてて、綺麗な芝生と清潔な水洗トイレと熱いシャワーは必ずあります。

それで300円で利用できるので、日本みたいに野宿にはならないんですよね。

エアーズロックまで行くとさすがに日本人の観光客にも会う機会があって、ワーキングホリデーでオーストラリアに来て日本レストランで働きながらいる日本人の男の人に出会って、そこでずっと2人で行動していたんですけど。

そこを出発する朝にその人から「これで終わりじゃないよ。ここからが始まりだよ。」みたいな事を言われたのが、心に残っていて。その人の独特の空気感もあって、いまだに忘れられないですね。

 

それから、20歳の誕生日を最高だっていう価値観の中で迎えるっていうこだわりがあったんですね。

それでオーストラリアで誕生日を迎えられたっていう達成感がありました。

 

 

H:日本に帰ってきてからは、何をしていたんですか?

T:まだバブルの名残があったので割とすぐに仕事がみつかって、家具屋さんに就職をしました。

ただ、その頃にちょうど東京インテリアやニトリができて商店街の家具屋さんにとっては大打撃なんですよね。

とにかく暇で(笑)。それでもお給料やボーナスも出ていて。

でも仕事がないっていうのは退屈だったんですよね。

なので、夜に焼肉屋のバイトを始めたんですけどそっちの方が面白くなっちゃって。

期待もされるのでやりがいも出てきちゃったもんで、家具屋を2~3年で辞めて焼肉屋の正社員になりました。

でも結局正社員になると、全然対応が違ってきて、2ヶ月くらいですぐに辞めちゃいました。

その後は転職しまくりましたね。面接キラ―だったので(笑)。

ただ、転職を繰り返すもんで結局いつも初任給だったんですよね。

家族もできたので、もう転職はできないぞ・・・っていうのは自分でも分かっていて。

今まで好きなことをやってきたわけだから、もうこれからはコツコツとやっていくしかないって人生ある意味あきらめてましたね。

 

 

H:そして一本の電話から人生の大逆転があった?

T:ほぼ思考がマイナス方向にいってた頃で。

今から7年くらい前ですね。免許を取ってからずっと車の保険でお世話になっていた代理店の社長から電話がかかってきたんですね。

その社長が突然、自分の跡取りになってくれないかって言うんですよ。

自分はそれまで学歴やキャリアなんて関係ない仕事ばっかりしてきたので、まず別世界の話だと思ってすぐにお断りしたんですね。

でもその社長が全然話を聞いてくれなくて、とにかくしつこくて(笑)。

家に行って説明させてくれと。

それで家に来たんですけど、やるなんて全然言ってないのにもうやる前提で話をしてくるんですね。

しかも後継者になってくれと言っても、そこの会社に入るんじゃなくてまず東京の本社に入って修行して来いと(笑)。

それが上手くいったらうちにおいでっていう話で。

でも代理店になるのに本社に入社する人達って、とにかく凄い経歴を持ってる人達ばっかりなんですよ。

それでも社長が一貫して言ってたのが、この世界で成功するのには口が上手とか知識があるとかそんなものは関係ない。誠実さだけなんだって。

お前しかいないんだくらいの勢いで。

なんとか社長をあきらめさせるように話しをしようと、それからずっと考えるわけですよ。

昼間も夜も仕事しながらずっと今まで使ったことがないくらいのエネルギーを使って考えてたんですけど、その時にふと「あれ?このエネルギーを逆にやりますっていう方向に使ったら、もしかしてできるんじゃないか?」と考えたんですね。

ましてや何千人という人とやり取りをして成功した社長が見て、抜擢してくれたっていうことは、もしかしたら俺でもできるんじゃないだろうか?と思って、最後のチャンスかもしれないとも思うし。

でも自分の事が信じられなかったりして。知り合いに相談してみたら「凄くいい話じゃないか。どのくらいできるかはお前次第だけど、とにかく今より後ろには下がらないよ」と言われて、心が決まって社長に「やらせてください」って言いに行ったんですよね。

そこからはもう、自分が3年後には代理店をやってる姿しか想像できなくて。

だってやった事がないから、不安になりようがないんですよね。全く知らない業界なんで。

でも後から聞いた話なんですけど、その本社の研修期間って100人いたら5人残らないらしいんですね(笑)。

でもそんな口説かれて行くんだから、もうツウツウで入社できると思うじゃないですか?

ところが面接には社長も来ないし、普通にスーツ着た面接官が「なんで保険業界に入ろうと思ったんですか?」とか聞いてくるわけですよ。

で、これも後から聞いた話ですが、その研修の部署のボスが俺の事を最初の面接の時に何があってもこいつを採用するって決めたって言うんですね。

 

 

H:代理店の社長さんも、その面接をした方もやっぱり人を見る目があったっていう事ですね。

T:第一印象は最悪だったらしいんですけど、その数分後には絶対に採用するって決めたって言ってました。

結局第5面接までしっかり受けさせられて。

3年間の研修期間も3ヶ月ごとの契約期間があって、その間目標をクリアできていないとクビだったので、結局3年間クリアしたんですよね。

それまでは友達付き合いもほとんどする事なく働きづめだったのが、仙台に帰ってきてからは数えきれないくらいの友達もできたし、色々な事を含めてあの時決断して本当に良かったと思いますよね。

働くってこんなに楽しいんだって初めて思いました。

楽しくて仕事してるんで、どんどん上手くいくんですよね。

自分でも不思議だったんですけど、あのめちゃくちゃだった20年間って、この為の研修期間だったんだって思いました。

あの20年間がなかったらダメだったかもしれないけど、あの20年間があるから、どのお客さんともどんな話でもできるんですよ。

だから面白いくらい契約が決まっていくんですよね。本当に人のご縁で成り立ってるなぁと思いますね。

 

 

H:では最後に、今東海林さんがやってみたいことってありますか?

T:今そのキャリアセミナーに取り組む自分の思いっていうのも、そもそもこれからの世の中の中心になっていくであろう子供たちの意識というか気持ちというか価値観とか、そういう部分をくすぐるのが一番手っとり早いというか。

浅く広く何かの問題に自分たちが取り組むよりも、そういう考え方を持った子供たちが増える方が、結局いずれ子供たちがそれぞれの事をやるはずなんですよ。

そういう考えを持つ子を増やしたい。

今ですら、なんだかんだ言ったって世の中って戦後の古い考えに捕らわれている事が多いです。

昔みたいに、本当にいい点数取っていい会社に行ったら一生安泰って本気で思っていたのが、それこそ社会に出て10年くらいでそんな事はないっていう事実を突き付けられるわけですよね。

そういうのも含めて、世の中はこうなっているんだよっていう事実を伝えていかないと人間力は育たないですよね。

自分たちには無限の可能性があるんだって言う事に気付いて、自分たちが本気で取り組めば世の中だって変えられるっていう事に気付いて欲しいですね。それを伝えていきたいんです。

自分はこれも働き方改革の1つだと思っています。

自分の時間を割いてキャリアセミナーに参加することは、本当の意味での将来への投資なんですよね。このままだと本来年金もないのに、自分の講座を聞いてくれた子たちが将来何かをして、年金ではない事で自分たちが楽な暮らしができるかもしれない。

そういうのも含めて将来への種まきだと思っています。世の中への投資ですよね。

 

                                         

インタビュアー:本間志麻

撮影(キャリアセミナー部分以外):福田沙織(Photo win)

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それまでの20年間は、今の自分になる為の研修期間だったんだと言い切る東海林さん。

良かった事、悪かった事全てを認めて受け入れた先に自分の進むべき道が見えたのではないでしょうか。

様々な人生経験はきっと中・高生達の刺激にもなることでしょう。

今後も末永くキャリアセミナーへ関わっていただけると嬉しいです。

 

そんな東海林さんは、次回開催の「放課後ハーベスト」の講師としてお話下さいます!

【日時】
2月6日(水)19:15-21:45終了
*19:00〜開場いたします。

【場所】
仙台市市民活動サポートセンター4階
「研修室3」
住所・仙台市青葉区一番町4-1-3
地下鉄南北線「広瀬通駅」西5番出口すぐ

【参加費】
一般 : 1,500円
学生 : 1,000円(中学生以上)

【当日スケジュール】
19:00 開場
19:15 スタート ご挨拶
19:30-20:20「東海林薫さんのお話」
20:30-21:20「加藤稔さんのお話」
21:20-21:40 感想シェア
21:40‐21:45 終わりのご挨拶
 

是非生のお話を聞きにいらして下さい!!

お申込みは↓のfacebook イベントページから

https://www.facebook.com/events/332267710833533/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1546985685751605

 

もしくは

koushi@heartbest.net   までメールでお申込み下さい。

 

 

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