ボクはタバコを吸っていた・・・
結構吸っていた。
止めるつもりはサラサラ無かった。
でも、ある日思い立ち、
スッパリと止めた・・・。
それから8年経過した。
もうボクは、タバコをまったく気にしない、
健全なオトナの階段を昇りきった。
と確信していた・・・。
でもそれは間違いだった。
ボクはそんなに強くない、
そう感じた。
いや、別にそんなドラマは無いのだが、
数年前の出来事を、ふと思い出し、
ボクと喫煙生活
について正しく理解しようと思う。
タバコを止めて8年。
今更タバコに対しては過去の女性ほどにも関心を示さず、
真っ当な日々を過ごしていた。
ふとあるきっかけをいただき、お仕事をしていた中、
中国の奥地まで
TVCMを撮影に行く!
という仕事についていた・・・
コノ写真↑は、その時の1枚。
夜明けの草原(冬なので草は枯れているが)
を馬が走ってくる・・・
但し、待ち時間はひたすら寒い・・・
人生の中で一番寒い経験である。
我々、撮影隊のメンバーは極寒の中、
ひたすら朝日を待ちわびていた。
機材のクルーやADたちが
準備のために極寒の草原を走り回る中、
車内で暖をとりつつ(といっても、車内ですら猛烈に寒い)
いよいよ撮影が始まる。
そして、
何故ボクがタバコを再開したのか??
撮影隊は、我々日本から延々と飛行機や自動車を乗り継いでやってきたメンバーと
現地(といっても北京などの大都市から来ているが)の中国人クルーなど
総勢30名くらいはいただろうか?
(あ、もちろん機材車をはじめとする自動車のドライバーさん、通訳さんもいます)
そこでは、北京オリンピック開催の数年前から
ひそやかな文化交流がとりもたれていた。
*当時はまだまだ中国の食問題なんてあんましなかったのである。
民間レベルの交流が大事なんだよな、
とかえらそうに感じつつ、
なんだかんだ苦しい状況を共に過ごすうちに
日本人クルーの中だけでなく、
中国人も含めたクルー全員の中に、
なんとも言えぬ「一体感」が生まれてくるんですね。
そんでもって中国人の中にある慣習として、
タバコは吸う!
タバコを吸うときは自分だけで楽しまず、周囲の人全員にススメる!
(一本どうでっか?と、ちゃんと差し出す)
一度断られていても次の機会には忘れずにタバコを吸うようススメる!
二度、三度断られても、次の機会には「吸いたいな」と思ってるかもしれないから
忘れずに、きちんとタバコをススメる!
っていう感じの慣習に基づき、
ことあるごとにボクも各方面からタバコを差し出されていた。
そんな時、始めの頃は、
「ノーサンキュー(て言っても英語は通じない人がほとんどだが)」
「いや~いいよ(と身振りで××!)」
なんて断っていたが、
①もともとタバコが嫌いなわけではない
②止めたのもなんとなく思い立ったからであって、切実な理由はなかった
③待ち時間がすごく長く、確かに手持ち無沙汰なときが多かった
④ものすごく寒くて、タバコの先の「火」が温かく見えた
⑤もう、キミがススメてくれるものは何でもありがたくもらうよ!という優しい気持ちが芽生えた
などなどの理由から
ついうっかり、ある中国人クルーからススメられたタバコを受け取って、
1本吸ってしまったのである。
さぁ、それからはもう大変。
あいつはタバコを吸うぞ!
という情報は明らかにインターネット上のうわさよりも早く広まり、
すべての中国人クルーは、ボクを見つけると
必ずなんだかんだとタバコを差し出してくれるようになったのだ。
そうなってくると、逆にもらうくらいなら、自分のを持っておいて、
他の人にもススメよう!となるまでには時間はかからず、
さぁ、すっかり、もとの喫煙者に戻ったのである。。。。
ウ~ム・・・
中国恐るべし!

