今日読んだ本の話・・・。


佐々木 嘉信, 産経新聞社, サンケイ新聞社=, 産経新聞=
刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史


これは本当に警視庁の捜査一課に実在した、


「平塚八兵衛」という伝説の刑事が手がけた事件を


語り、それを当時は新聞に連載していたらしい・・・。



“名刑事”なんて、ドラマの中の話だけかと


思いつつ、この本を読み進めるうちに、


古きよき職人気質みたいなものを感じた。



本書にでてくる平塚刑事が手がけた事件とは、


「吉展ちゃん事件(幼児誘拐殺人事件)」「帝銀事件」「三億円事件」


など、昭和史を彩る事件ばかりなのだけど、


実際の刑事の仕事は非常に地道で、


当たり前と思うことが、


いざ人間がやることとなれば、


非常に大変で、根気や熱意の必要なものであることが、


体温とともに感じられる、まさに生の声である。


人間の恐ろしさが如実に感じられる昨今の事件であるが、


今もこうした刑事たちの地道な活動が行われているのだろうことを


願いつつ、今の悲惨な事件を


八兵衛さんが見たら、どんな意見を言うのだろう


という想いとともに、読み終えた。