昨日の大地震では、被害に遭われたかたがたが
たくさんいると思う。
一日も早い復興を願うばかりである。

3月の期末のこの時期は非常にいろいろなことが起きる時期だ。

思えば10年前、
首都圏を襲った悪夢「地下鉄サリン事件」が起った。

10年目ということで、ニュースでもいろいろと
話題になっているので、
当時の自分のことを思い出した。

10年前、僕はある会社に勤めていた。
外回りの営業だった僕は、
いつも息抜きをしている喫茶店に入って、
資料を読みながら、たばこを一服吸っていた。
(ちなみに当時はまだ喫煙習慣があった。
 これより3年後にたばこを止めた・・・)

いつもは、喫茶店の女性店主は天気の挨拶などをした後は、
昼間のテレビに目をやり、僕は居心地の良い時間を過ごしていた。

ところがその日はいつもと様子が違っていた。
テレビの音量は大きく、店主はテレビに釘付けなのだ!

「あら、いらっしゃい!」
という呼びかけもそこそこに、
「ねぇ見た、知ってるこのニュース!
 この近くで何かすごい大変みたいよ・・・」

原因不明の大事件(大事故)が発生した、ということ、
そして発生したのは、その場所(新橋)からほど近い、
霞ヶ関、虎ノ門近辺らしい、
という情報はすぐに理解できたが、
実際には何が起ったのか、まったく分からないままに
救急車のサイレンはテレビからも、
店の外からも生々しく聞こえるような状況だった。

それが私が初めて地下鉄サリン事件を耳にした時の
ことだった。

時間というものは恐ろしいもので、
恐ろしいことも、その恐ろしさもろともに
風化させてしまうところがある。

地震もそうだ。
事件もそうだ。
仕事もそうだ。
特に自分自身に深く関わっていない、
当事者になっていないものは、
その現象が多い。

忘れないように深く心に刻みたい。