お読みくださりありがとうございます。
彩で心と体の衣替えをする彩どり師、自分をこよなく愛する日本ナルシス党の関みゆ紀です。
あなたは、認めていますか？受け入れていますか？責めていませんか？
彩どり星体風水は、自分と他人を愛するための、メソッドです。
算命学という、元は戦争の仕方であった学問を元に、
もっと今に合うように、分かりやすく、 心の平穏のために活かそうとしているメソッドです。
メルマガ「彩どり師の仕業便り vol.5 ～星の活かし方～ 2013.10.23配信」に寄せられた、
私の親友であり、算命学の先生であった島田和嘉子のコラムをお読みくださいませ。
〇◆〇【運命の読み解き師☆島田和嘉子のコラム】〇◆〇
こんにちは。
島田和嘉子です。
秋ですね。ほんとに過ごしやすくなりました。
むしろ明け方は寒くて掛け布団が必要なくらい。
あれ？ 昨秋はこんなに涼しかったかな。
沖縄で２回目の秋ですが、昨年より涼しいような･･･。
★★ 今回は 【内なる衝動と宿命との関係】です ★★
昔むかし。私がまだ若かりし社会人２年目のこと。
２年目といえば会社生活も季節が一巡し、仕事の流れも見えてきて、
良い意味での慣れとともに本格的に仕事に打ち込もうという
気力みなぎる時代です。
なのですが。
私は心の半分に
「この会社でこのままこの仕事をやり続けるのだろうか？」
というもやもやした焦りと不安を抱えるようになっていました。
「人に夢を与える仕事がしたい」と入った海外旅行の専門会社。
パンフレット企画制作や宣伝広告の部署に配属され、
当初はやりがいと意欲に充ち満ちていたのですが･･･。
現実は、業界の厳しいガイドラインに則って
表現の自由もままならない窮屈さ。
まるで、パンフレットの表現を検閲するかのようでした。
また入社の頃は自由で大らかだった社風が、
途中で社長交代があったりして締め付けが徐々にきつくなり、
上司や先輩社員からの「これが常識」という無言の圧力も
時間の経過と共にじわりと重石になってのしかかってきました。
社会人の女子たるもの、かくあるべし！ってね。
それまでほとんど束縛を受けない学生生活をしていた身としては
本当に窮屈でつらいものでした。
同期も十数人いましたが、雰囲気が合わなくて溶け込めませんでした。
日中はオフィスビルの中での仕事。
当たり前のことなのですが、どんなに空にすごい雲が出ていても、
どんなに壮大な夕焼けでも、オフィスから出て眺めにいけません。
（たまにこっそり屋上に出て観察していましたが。）
外の空気が恋しくて、自分はまるで鳥かごに入った鳥のようだ･･･と
よく悲しくなっていたことを思い出します。
なんだか漠然とはしていたけれども
社会人２年目にして早くも感じていた閉塞感。
この自分の中で彷徨うエネルギーをなんとかしようと
スポーツクラブに通ったこともありました。
でもその時は楽しいしすっきりするのですが、
エンジンはすぐに止まり本格稼働するには至らない。
そうこうするうちにストレスから体調を崩して
顔中にひどい吹き出物がたくさん出るようになってしまいました。
ほんと、凄かったですよー。
家族が心配して名医と評判の皮膚科医院に連れて行かれましたが、
そこでの診断は「薬と定期的な治療を止めるとすぐに再発するからずっと通ってね。」
ムムムッ！
ストレスとの関係は、いくら先生に問うても全くカヤの外。
とにかく病院に縛り付けたいらしい。
この先生の態度に幻滅して、
いや、むしろ怒りを感じて、
「先生には頼らない！自分で治す！」と決意したのでした。
それから少しして、私の内からもくもく出てきた衝動が
「絵を描きたい！」
そして月に２回ばかり、仕事帰りにデッサンを習いに行くようになったのです。
デッサン教室での静かなひとときが本当に心地良かったです。
一人一人が自分の世界に石膏像や静物を迎え入れ
真剣に対面して、各自各様の息を漏らす。
鉛筆とスケッチブックのこすれる音。
昼間の会社の空気感とはまったく異質な静寂でした。
習い始めてからひと月ほど過ぎた頃のことです。
ある時、これまでのようにデッサンに集中していると、
自分の体に滞留していた熱くて赤黒いようなエネルギーが
背中を通って上の方に スーーーッッ と抜けていく のを感じたんです。
顔中の吹き出物にこもっていた熱さも一緒に抜けていくのがわかりました。
それからでした、自分でも驚くほど、
吹き出物が毎日、毎日、毎日･･･ 快方に向かっていったんですね。
まさに「解放・開放」でした。
社会人２年目以降は、仕事の方向性や社内の人間関係での疲れから
色々悩んだり思索したり教えを求めたりと、もがいた時代ですが、
そこを経たから出会えたものがたくさんあります。
その一つが算命学でした。
算命学に出会い、自分の宿命の星がわかった時には、
「ほっとした」という感じが一番近い感覚でしたね。
ああ、自分がこんな悩みを持ち、欲求を抱えるのは
人からすればわがままにしか思われないだろうけど、
自分の質としては当然だったんだなぁ、
ってなんか嬉しくなっちゃったんですね。
具体的に言えば、私には「鳳閣星（ほうかくせい）」という星が一つと
「調舒星（ちょうじょせい）」という星が二つあります。
鳳閣星・調舒星は、
表現・伝達のエネルギーを表すもので、陽と陰の関係です。
誰でも「十大主星」と呼ばれる十種類の星のうち、
５つ（最大５種類）を持つのですが、
私の場合はそのうちの３つが表現・伝達エネルギーでした。
鳳閣星というのは、おおらかでのんびりしていて自然体。
物事を客観的にとらえて伝える冷静さがあり、深入りしない面があります。
調舒星は、まったく真逆で、デリケートで繊細な神経を持ち、理想が高くて完璧主義。
現状の不足にばかり目が行くと不平不満だらけになりますが
逆に理想に向かえば素晴らしい向上心を発揮します。
自分が会社に入って抱えた悩みや不満、欲求は、
これらの星が表す、まさにそのものの性質だったんですね。
絵を描きたいという内なる衝動もここから来ていたものでした。
それに自分の中にはこの真逆の性質をもつ２つの伝達の星が、
時と場合で強く出たり弱くなったり、互いに牽制しあったりと、
なかなか複雑な様相をしているのも自覚できました。
知ってしまえば受け容れることができます。
（いやーねー、私ったらー。って。）
自分が肯定されて、勇気をもらえます。
背中を押してもらうこともできます。
活かしどころがわかってきます。
自分と真反対の価値観を持ってこられても、
それはそれと割り切ることができるようになってきます。
自分の価値観をまわりに押しつけることも徐々に減っていく。（かな？）
相手の価値観を尊重できるようにもなっていく。（はず。）
うまくしたもので、たとえ自分の宿命の星を知らなくても
やっぱり「内なる衝動」という形で星のエネルギーは発動しているんです。
もしくは自分にとって必要なエネルギー
（算命学では守護神と呼んでいます）のこともあります。
自然と欲してしまうんですよ。
時には世間体やら、権威者の意見やら、常識やら、疑い、
そういったものが入り込んでくるかもしれない。
でもハートに従っていくと、
不思議なことや出会いがたくさん起きてくるんですよね。
いえいえ、「不思議」じゃなく、「法則」として必然なわけです。
「奇跡」ではなく、自然の法則ですね。
算命学の師匠は自然界。
そこから自然・宇宙の法則を読み解いて、社会や人間のあり方に活かす学問として、
古代中国の時代から受け継がれ発展してきた帝王学でした。
本来ならば一子相伝。
それがこうして公開され学べるような時代になったわけで、
算命学に出会えて幸せだなぁ??と、今だに感じる私でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました！
また次回お会いしましょう。
島田和嘉子
メルマガ彩どり師の仕業便り vol.5 星の活かし方 2013.10.23配信
運命の読み解き師 島田和嘉子のコラムより
島田和嘉子さんは、2016年3月11日永眠されました。
メルマガに寄稿してくださったことに限りない感謝を込めて、
心よりご冥福お祈りいたします。
好きなことをやってください。
自分に蓋をしないでください。
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