お読みくださりありがとうございます。
彩で心と体の衣替えをする彩どり師、自分をこよなく愛する日本ナルシス党の関みゆ紀です。
お盆の時期が近づいてまいりました。
ご先祖様が一時帰宅、里帰りの時期ですね。
本日のブログは メールマガジン彩どり師の仕業便り vol.53 ～これでいいのか？これでいいのだ！～
に掲載したものをお楽しみくださいませ。
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お読みくださり、ありがとうございます。
彩どりで心と体の衣替えをする 彩どり師 関みゆ紀です。
今回のメルマガは、2013.3.28のブログです。
そう、四年前の今日のブログ「彩どり師の仕業」です。
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ご覧になっていただき、ありがとうございます。
土曜日に、お墓詣りに行ってきました。
海辺の高台にある霊園で、一人静かに眠っている、父のお墓詣りでした。
働くだけ働いて、定年退職した途端に、あっけなく病氣で亡くなってしまった父。
＊ 彩どり師の仕業便り vol.47 ～デスラー総統の父～
「お父さんは、幸せだったのかな？」
そんな想いが頭をよぎった時、
ふと、霊園の入り口に目をやるとこんな看板が、
目に飛び込んできました。
ん？！
なぬ？！
あまりの意外性に、不意打ちをくらい、思わずニヤリとしてしまいました。
その時に、去年沖縄の旅行で出会った、ある女性の話を想い出していました。
2012年の夏、沖縄マジカルツアーで出会った、
お習字の先生をやっているというその女性は、
氣さくな笑顔で私に話しかけてくれました。
「一緒にお話ししていいですか？」
「ああ、もちろん、どうぞ、どうぞ～。」
色々と沖縄の方言や習慣を教えて下さり、話は彼女のお子さんたちの話になりました。
「私ね、子供が4人いるんですよ。
3人の子供たちはね、この時期に生まれたら、
こういう子が生まれるとか、色々と考えて、
計画して、その通りに皆育ったのね。
皆いい子たちでね。
でもね、4人目の子供は、違ったの。
計画せずに授かったんだけど、
生まれたら発達障害があったの。
上の子たちは、皆いい子に育ったのに、
その子はわからないから、
不用意な言葉を言ってしまったり、
わからない行動を取ってしまったり、
人に迷惑を掛けてしまったりして、
どうしたらいいかわからなかった。
本当に途方に暮れてしまってね。
どうしたらいいんだろうって、悩んでね。
それでね、私、彼に聞いたの。
”私に、どうしてほしいの？” 」
「・・・なんて言ったんですか？」
「おかあちゃん、笑っててって。
いつも笑っててって。
ニコニコしながら言うの。」
「・・・・・・・・・。」
「ひすいこたろうさんの本に書いてあったんだけどね。
天才バカボンって、ゼッペキのダウン症の子供だったんだって。
パパは、バカ田大学を出て、優秀な人だったんだけど、
バカボンが生まれた知らせを聞いて、
喜んで病院に駆けつけたんだけどね、
その事実を知って、
びっくりしてショック受けちゃったんだって。
そして、フラフラと外に飛び出して、
車にはねられてしまうの。
それで、頭を強く打って、起き上がった時にね、
こう言ったんだって。
”これでいいのだ” って。
3人の子供たちを計画して産んで、
皆いい子に育ってね、
私ね、何でも思い通りになると思ってたんだけどね、
そうじゃないんだって思ったのね。
これでいいんだって。」
人生は思い通りにならない。
来たことを受け入れていくだけ。
他人も、自分すらも、思い通りにならない。
十人十色。
そう。
人がいたら、それだけ色がある。
その色を無理やり自分の色に染めることはできない。
辛かったあの失恋も、
悩んだあの職場での出来事も、
何故私にこんなことが起こるのかと、
呪ったあの日々も、
あれが、あるから今があるんだよなぁ、と
確実に思えることが増えてきました。
父は、幸せだったんだよね。
”これでいいのだ”
そう思うことにしました。
思い通りにならないのだったら、
笑って過ごす方が断然いい。
「みゆ紀～！あの桜観て～、綺麗だね～。」
隣にいる７８歳の母が笑っています。
オーダーで洋服を縫い続ける、
現役の洋裁師です。
そして、今でも、私は、母の笑顔に救われています。
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そして、2017年3月28日 現在。
私の母は、6月で83歳になります。
まだ、現役で洋服を縫い続けています。
相変わらず天然で、いつも笑っています。
実は今年の春分の日には、父のお墓参りには行きませんでした。
思い立ち、本日、お墓参りに行って参ります。
これでいいのだと思える私をこの世に登場させてくれた父に感謝を込めて。
日本の母たちよ、辛いことはいっぱいあると思う。
でも、どうか、どうか、お母さんよ、いつも家庭の太陽であれ！
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思い通り⇒ 出典：デジタル大辞泉 我田引水
《自分の田に水を引く意から》物事を、自分に都合のいいように言ったりしたりすること。我が田へ水を引く。
田んぼの区画みたいに、キッチリといつも物事は運ばないよね。
想い通り⇒ 相手を想う心は、いかようにもなります。
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