いつもお読みいただきありがとうございます

 

こんなカウンセリングしていませんか?

産業カウンセラーの養成講座で勉強するカウンセリングです。

間違ってないけど、合ってもいない。

否定はしないけど、肯定もできないです。

まぁ、養成講座で教えてくれる講師にもよるんだけど、気をつけようね、って話です。


あっ、ちなみに、私のカウンセリングは、全く枠に捉われてないので

「ものさん独自のカウンセリング」ですので~、はははっはは~~(←ごまかし笑い)



これは、感情に注目しすぎる落とし穴と、深堀のおとし穴です。

相談者:ゲッソリ

カウンセラー:ニコニコ

ゲッソリ:こんなことがあって悲しかったんです。

ニコニコ:そうなんですね、そんなことがあって悲しかったんですね。その悲しみをもっと詳しく教えていただいてよろしいですか?

ゲッソリ:胸が苦しくなって、昔、母に怒られたことを思い出しました

ニコニコ:そうですかぁ~、昔、お母さんに怒られた経験があったんですね。

ゲッソリ:はい、母に怒られたときは云々・・・、当時は辛かったんだと思います。

ニコニコ:それは、お辛かったですね~

ゲッソリ:シクシク

ニコニコ:泣いて良いんですよ。泣くことも浄化になりますからね。

ゲッソリ:シクシク

ニコニコ:うん、うん、さぞ、お辛かったんでしょうね~

ゲッソリ:・・・・

ニコニコ:・・・

ゲッソリニコニコ:以下、続く・・・

カウンセリング終了

ゲッソリ:今日は、泣いちゃってごめんなさい。でも、聞いてくれて、とてもスッキリしました。ありがとうございました。




結構、こんな、カウンセリングしていませんか????

結構よくある現象なのですが、これって、カウンセラーの自己満だと思ってます。

こういう人は、多くの確率で、また、数か月後か、数年後に同じ悩みを繰り返します・・・


何ででしょうか???


間違いが、いっぱいありすぎますが・・・


1、「悲しかった」という感情に注目しがち。
ゲッソリ悲しいと思いました、自分の悲しい心に気が付きました、
ニコニコ悲しいと思ってどうだった?
ゲッソリ泣きたくなりました、
ニコニコ泣いて良いんだよ
ってなると、だいたい泣きたくもないのに、ジワッと涙がこぼれてしまうものです。
本当は、悲しい真因を捉えなくてはならないのに、その前段階で泣いてしまっては、

真因にたどり着くまでに余計な時間がかかってしまいます。
クライエントによっては、逆効果で心の中で
ゲッソリ「うっせい!」
ゲッソリ「うっせ~、うぜ~、」
ゲッソリ「私の心を軽くなじるな、もてあそぶな」
って、思われることがあります。
カウンセリング初体験の人には有効ですが、クライエント経験によって気をつけましょう。

2、お母さんに怒られて辛かった。
具体例が出てきたにもかかわらず、最初の悲しかったと同じような反応。
クライエントが、深堀を始めたときは、カウンセラーも反応を変えましょう。
よりゆっくりと、かみしめるように、より詳しい情景をクライエントがイメージしやすいように伝え返しましょう。
その状況を見て(非言語)、より深くして良いのかの判断になります。
深堀する場合は、

①本人の精神状態がそれに耐えられるのか、

②セッション時間内に収束までできるのかを判断してください。
むやみに、深堀した場合、余計に落ち込むことがあります。


3、基本的に泣かせない
泣いてしまうと、せっかくのセッション時間が短くなってしまいます。
また、いったん泣いてしまうと、気持ちが下降気味になり、

セッション時間中に再上昇させるのが難しくなります。
泣きそうになったら、

「しゃ~ない、しゃ~ない、辛かったもんね、辛かったもんね、

でも、しゃ~ないよね、泣きたくなるけど、

まぁ、それは、家帰ってから一人で泣いてもらって、今のところは、

話をもっと、具体的にしてきましょ~ね~」

ぐらいにして、次の話題に進んだ方がいいです。

4、今日は泣いちゃってすみません。とても、スッキリしました。

この言葉は、とっても気を付けてほしいです。

カウンセラーに気を遣わせているし、カウンセラー(自分)が 「 その気 」 になりやすいです。

悦(えつ)に入るというのかな!?

悦に入ってしまった自分がいるときは、

承認欲求が高い自分、コントロールが強い自分、正義感が強い自分

をイメージしてください。

自己満足のために、クライエントを利用しているだけかもしれません。

 


4、おまけ
相談に来る人は、心の宝箱にたくさんの「いらない感情」を詰め込んでいます。
本人が出したいときに、蓋を開けます。
こちらから、勝手に開けないことですね。
クライエントが、自分の人生を大切に始めると、その前に進む力と同じだけ蓋を解放するのです。
前に進む力が、重石を持ち上げるわけですね。

 



もし、間違って、カウンセラーが石を持ち上げてしまったら、最後まで閉じるまで行ってくださいね。

東日本大震災のときに、カウンセラーが子供たちのところに行ってカウンセリングをした結果、我慢していた感情を出させてしまった結果、現場では収拾がつかなくなった話は有名です。

今日は、めずらしく、カウンセラーっぽいこと書いてみました。
書いてみてわかったけど、
説明しにくい!
分かりにくい!
文字では無理!

でもって、やってみないと分からんし、自分で気が付かんとわからん。

ってことで、たぶん、しばらくは書かないと思いまーす。

今日は、お試しってことで(笑)

 

あなたの心の宝箱

 

とっても、大切にしてくださいね。