10月11日(土)雨のち晴れ
午前10時にJR高尾駅北口集合。
先導者のMさん以外は誰が来るのか全く解らず、護国有志による愛国ツアーに参加。
以前、高尾山へハイキングに来たときは京王線を利用したので、JR高尾駅に来たのは初めてだ。
10時少し前に着くと、駅構内に花束が売っていた。改札を出たところにも。
この界隈は墓地が多いらしい。
まだ時間も早かったので、改札前にある素朴でおしゃれなパン屋さんを覗いてみた。イートインになっているのでクリームパンを一つ買って食べる。少し時間を潰してから出ると、小さな日の丸を掲げた男性と数名の集団が。内一人は顔なじみの同志で、同行者だと気付く。
初めてお会いする方がほとんどで、全部で12人のツアーとなった。
まもなくMさん到着。定刻になり、まずMさんの案内で駅舎を眺める。

JR高尾駅は昔、新宿御苑駅の駅舎として建てたものを規模を縮小して移設されたのだそうだ。
新宿御苑は大正天皇の斂葬の儀(葬場殿の儀、大葬)が行なわれた場所であり、埋葬地であるこの多摩の地へ運ぶために作られた駅だった。
少し逸れるが、原宿駅も明治神宮の杜を作るため全国から寄与された多くの樹木を運ぶために作られるなど、鉄道と天皇との関わりはとても深い。
日本独自の正確なダイヤも、天皇陛下あってのことである。
日本人は古来から天皇陛下を敬い大切にしてきたのです。
駅舎についての説明を聞いた後、3台のタクシーに分乗し、約5分ほどで武蔵野陵へ。

武蔵野陵には、大正天皇と皇后陛下、昭和天皇と皇后陛下の4つの墓地があります。
それぞれ両陛下ずつ近くに並べて鎮座されています。
Mさんはまず始めに、大正天皇の大喪の際に流された音楽について説明してくれました。
「哀の極」(かなしみのきわみ)と題された曲は、大葬の儀以外は一切演奏してはならないとされ、リハーサルさえも禁じられたそうです。
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境内は伊勢の神宮と同じ空気が満ちていることを肌で感じました。
とても厳かで神聖な気持ちになります。
Mさんが、要所要所で目からウロコの逸話を話してくださいました。
手には傘とカメラを持っていたためお話の詳細をメモできなかったのが残念です。
大正天皇皇后両陛下、昭和天皇皇后両陛下それぞれの墓前をお参りする際、Mさんがそれぞれの墓前で、当時の天皇陛下がお詠みになったお言葉を代読してくださいました。
大正天皇、皇后陛下には昭和天皇が。昭和天皇、皇后陛下には、今上陛下がお詠みになったお言葉です。
・昭和二年二月七日、大葬儀における昭和天皇の御誄(おんるい)
・昭和二十六年六月二十二日、大喪の儀
・平成元年二月二十四日、斂葬の儀 葬場殿の儀における今上天皇の御誄
・平成十二年七月二十五日、斂葬の儀 葬場殿の儀における今上天皇の御誄
美しい日本語で、陛下の心深い哀しみのお言葉が感情豊かに綴られています。
具体的に知りたい方は「大喪の礼」または上記の用語で検索してみてください。
それぞれの墓前で皆で君が代を斉唱しました。
とくに、昭和天皇の墓前では涙が溢れました。

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墓地の周辺にはそれぞれの陛下が愛でておられた木々が植えられています。
紅葉は少し紅葉がかっていました。
これからも何度も参拝に訪れたい場所です。