ふ東京駅に着いた。久しぶりだった。学生時代に何度か遊びに来たことはあるけれど、十何年ぶりだろうか。
とりあえず新幹線のホームのベンチに座ってみた。
“落ち着け…あたし!”
約束した新幹線の到着まではあと40分くらいある。アツくんが10分前にくるとしたら、あと30分。あと30分が残された時間。
“とりあえず謝って…。”
無理だ、と思った。何を謝ればいいんだ。以前から知っている人ならばいざ知らず、今日初めて会った人に、1ヶ月間騙していましたと言われ、許せるはずがない。
信じてもらえないかもしれない。
百歩ゆずって、理解してくれて、許してくれたとしても、そこから先はもうない。
“THE ENDだな…。”
急に涙が溢れてきた。
下をむいてハンカチをあててみたが、ダメだった。嗚咽が漏れる。
思いっきり泣きたくなった。
ホームの端まで小走りでむかった。この時間の新幹線は車両が短いためか、ここまでくると全く人はいなかった。
思いっきり…泣いた。
仙台に帰れる新幹線がホームに入ってきた。
バッグの中でアツくんへのプレゼントが存在をアピールした。
とりあえず新幹線のホームのベンチに座ってみた。
“落ち着け…あたし!”
約束した新幹線の到着まではあと40分くらいある。アツくんが10分前にくるとしたら、あと30分。あと30分が残された時間。
“とりあえず謝って…。”
無理だ、と思った。何を謝ればいいんだ。以前から知っている人ならばいざ知らず、今日初めて会った人に、1ヶ月間騙していましたと言われ、許せるはずがない。
信じてもらえないかもしれない。
百歩ゆずって、理解してくれて、許してくれたとしても、そこから先はもうない。
“THE ENDだな…。”
急に涙が溢れてきた。
下をむいてハンカチをあててみたが、ダメだった。嗚咽が漏れる。
思いっきり泣きたくなった。
ホームの端まで小走りでむかった。この時間の新幹線は車両が短いためか、ここまでくると全く人はいなかった。
思いっきり…泣いた。
仙台に帰れる新幹線がホームに入ってきた。
バッグの中でアツくんへのプレゼントが存在をアピールした。