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あるサポートの日の出来事・・・
Tちゃんが自分の写真集を見ていた時
お姉ちゃんのYちゃんが「Tちゃん、一緒に見よう」って声をかけました。
すると、Tちゃんは「イヤ」って大きな声を出して
身体を横に向けて全力で拒否していました。
↑↑↑ こんな表情していました。
そのTちゃんの反応に、お姉ちゃんのYちゃんは半泣きになってしまったのです。
(Yちゃんが遊んでいたおもちゃをTちゃんが取ろうとすると、それを力ずくで奪い返すこともあるYちゃんですが、今回はTちゃんが先に見ていたので力を行使することなく、話し合いで何とかしようと思っているYちゃんがいました)
そんな2人の様子を見て、私はこんな言葉がけをしてみました。
Yちゃんの顔を見て「YちゃんはTちゃんと一緒に写真が見たかったんやねぇ」と。
Yちゃんは私の言葉に「うん」と言って頷きました。
次にTちゃんの顔を見て「でも、Tちゃんは1人で見たいもんなぁ」と声をかけました。
Tちゃんは私の言葉に「うん」と言って力一杯頷きました。
すると、Yちゃんが「よっちゃんに見せたい写真があるけん一緒に見たかった」と泣き出したのです。
私はYちゃんの言葉を受けて「そっかぁ~。よっちゃんに見せたい写真があったけん、一緒にみたかったんや~」と言いました。
そして、まだ身体を横に向けて拒否しているTちゃんにこう言いました。
「でも、Tちゃんは1人で見たいもんなぁ」と。
Tちゃんは大きく「うん」と頷いていました。
私は2人の気持ちを確認して「そっかぁ~」と言いながら
『さて、どうしたものかしらねぇ~』って思っていた次の瞬間
2歳のTちゃんが写真集をぱらぱらぱらと一通りめくって
「ぱん」と閉じて、Yちゃんに「はい、ど~ぞ」って渡したんです
その光景に私はビックリしました
もちろん、Yちゃんもビックリです
Yちゃんはとっても嬉しそうな顔で「ありがとう」と言って写真集を受け取り
Tちゃんはなんだか誇らしそうな顔をしていました。
まだ2歳の子どもが「1人で見たい」という欲求を押し通すのではなくて
「よっちゃんに見せたいから」と言うお姉ちゃんの言葉に対して協力しようと思い
何も言われていないのに自分で考えて写真集を渡したことに感動しました
2歳の子どもでも自分で考えて、相手を思いやる行動ができるんだぁ~
私は常々『子ども達が自分で考え、取捨選択して、決定して、行動する。
そして、その行動に自ら責任を持つ』ことが大切だと言ってきました。
それを、まだ自分の考えや想いを十分言葉にできない2歳の子どもができていることに
感動せずにはおられませんでした
「お姉ちゃんに貸してあげて」と妹に頼むとか
「妹が見てるんだから、お姉ちゃんはちょっと待ちなさい」とお姉ちゃんに我慢させるとか
「喧嘩するんだったら、これはもう終わり」と言って取り上げるとか
そんな親のアドバイスや介入がなくても
こんなに平和的に解決できるって凄くないですか
これは、親業のスキル【能動的な聞き方】を使った【介入的援助】と呼ばれている手法です。
私はただ姉妹それぞれの想いを受け止めて、それを言葉にして確認しただけです。
そこに指示や命令や脅迫や提案等【おきまりの12の型】を使うことなく
ただ、2人の想いをそれぞれに確認しただけなんです。
Yちゃんは私が彼女の想いを聞くことで「なぜ2人で見たいのか」、その理由を語ることができました。
そして、その理由を聞いたことで、TちゃんはYちゃんの想いを受け止めて協力しようと考えたのだと思います。
『思いやり』ってこうして育つんだなぁと思いました。
そして、私達親の関わり方一つでこんなに結果が違ってくるんだなぁって思いました。
どんなに小さくても(2歳児でも)自分で考えて行動することができるんですね
とっても素敵な経験をさせて頂きました。
2人の小さな姉妹に感謝です
そして、【親業】の素晴らしさを改めて実感しました
ご縁ある沢山のママ達に【親業】を伝えていきたいと思いました