圧倒的に自分と違う存在を前にしたとき、
私たちは沈黙せざるを得ません。
そして、「あんな風に生きる人はどんな人なんだろう」と興味を抱きます。
フラクタル心理学では、一元と二元という言い方をします。
一元の状態とは、お母さんと自分が一つという胎児のイメージ。
一元とは差がないことで、動きがない状態。
深い、深い一体感と安心感(満足)。
でも、それはイメージでしかありません。
私たちは二元の世界に生きています。
二元とは、誕生、つまり一元から二元へ移行したということ。
周りと自分が違う、差があると必ず感じます。
差とはある意味、欠乏感(不満)であり距離なんです。
それは、選択した状態。
誰による選択でしょうか。
そんな諸々を学ぶのがフラクタル心理学です。
目的は、二元の世界で、一元の安心感を得ながら体験を楽しむため。
覚めた状態で熱中するため。
距離があると埋めたくなります。
どうしたらああなれるのだろう、自分もああなりたい。
欲望が生まれます。
それが行動(変化)を生むのです。
そして体験は差がないと味わえないのです。
だから、この二元の世界で、変化しないということはありえません。
変化(距離の移動)こそ、生きる目的なんです。
自力で距離を縮めるからこそ、
達成感という最高の喜びを味わえます。
行動こそ、生きる面白さであり、
周りの人への貢献ならば、
どちらの方向へ距離を縮めるかが問題ですね。
ただやみくもに距離を縮めればいいというわけじゃありません。
無知から既知へ。
そして、既知から無知へ。
フラクタル心理学は道先案内をしてくれる。